fkr
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「青ちゃん相変わらずバリバリだなー」
執務室に入るや否や、伊沢の声が聞こえた。
彼の目線の先には凛とした表情で的確に指示を出す青ちゃんの姿。
「あ、福良さんおつかれ」
「お疲れ様。」
「相変わらず福良の彼女は凄いねえ」
伊沢の隣で編集をしていたらしい河村までもがそんな事を言う。
「ねー、隙がないっていうか」
「ザ・才色兼備って感じだね」
伊沢と河村はテキパキと動く彼女を見つめながら笑った。
「マジ美人だし、落ち着いてるし、大人っぽいし。」
「そうね、福良と2人の時もあんな感じなの?」
「んー、まあ…」
「へー、福良さんはもうちょい可愛い雰囲気の子が好きなんだと思ってたけどな。」
-
「青ちゃん」
日付も回ろうと言うのに、相変わらずオフィスでパソコンと睨めっこする彼女に声をかける。
「あれ、福良くん。まだ残ってたの?」
「こっちのセリフ。青ちゃんいつ帰るの?」
「んー、福良くんが帰るんなら、一緒に出ようかな。」
ふう、と綺麗な横顔でため息をつく彼女。
ちょっとした悪戯心から不意に髪を撫でると、少し驚いたあと辺りを見渡す彼女。
「大丈夫。みんな帰ったから。」
「…ほんと?」
「ん、安心して?」
そう言ってもう一度柔らかく撫でると、ふにゃりといつもの笑顔を俺に向けた。
本当は、甘えたがりで可愛い青ちゃん。
自分の容姿とは不釣り合いだから、といつもは隠しているその姿を、恋人である俺の前だけでは見せてくれる。
「…今日、伊沢と河村が青ちゃんのこと褒めてたよ」
「ほんと?なんて言ってたの?」
「隙のない才色兼備だって」
「えー、嬉しい」
いつもよりずっと幼い笑顔。すっかり気を許した表情の彼女の隣に座る。
「…ほんとはこんなに可愛いのにね?」
ちゅ、と短いリップノイズを立てて口付けると、すぐに顔を真っ赤にして。
「や…誰もいないって言ってもオフィスはダメだよ」
「ふーん、ダメって言う割には色っぽい顔してるよ?」
「うわ、意地悪!」
けらけらと笑いながらじゃれあい、ゆっくりと距離を詰める。
「ね、もうちょっと…だめ?」
撮影用のレンズの入っていない伊達眼鏡を外し、コトンとデスクに置いて彼女を見つめる。こういうお願いに弱い彼女は、相変わらず頬を赤く染めながら小さく頷いて。
「ふふ、かーわいい、」
「やだっ…ん…」
言葉を封じるように唇を重ね、下唇を食むように味わう。ほんの少し舌を出すと、答えるように恐る恐る開かれるそこにゆっくりと入り込んでいく。
角度をつけてゆっくりと、けれど、深く。
ほんの少し息が上がった頃を見計らい、惜しむように離れる。
「あれ、きもちいいの?」
「…もー、やだ」
すっかり絆された青ちゃんは、こてんと俺の肩におでこをつける。
「ね、」
「なに?」
「続き…ここで、しちゃう?」
耳元で意地悪にそう囁くと、慌てて飛び退く彼女。
「なっ、そ、それはっ、えっ」
「冗談だよ~」
彼女の細い腕を引き、胸の中にすっぽりと収める。微かに聞こえる彼女の鼓動は、いつもより妙に早いような気がして。
「…それとも、ほんとは興味ある?」
「なっ、~!!」
言葉にならない叫び声を上げる彼女が可愛くて、ふふ、と小さく笑った。
(…ほんと、こんな可愛いところ見せるのは俺の前だけにしてよね?)
ゆっくりと上目遣いで俺を見つめる青ちゃん。少し潤んだ瞳にゾクリと心が揺れる。
「俺はどっちでもいいけど、…今日、あんまり我慢はできないかも。」
「…福良くんの、ばか」
「…ふふ、じゃあ」
あとひと押し。そんな表情の彼女の耳元で柔らかく囁く。
「共犯者、なろっか?」
あそこの赤いソファの上なら。ぼんやり悪いことを考えながら、すっかり蕩けた目をした青ちゃんにもう一度柔らかいキスを一つ落とした。
# 共犯者
(…これから、動画であのソファ見るたび思い出すね)
(福良くんのばか…)
(大丈夫、完全犯罪だから。)
(そういう問題じゃないでしょ…)
(楽しんでた癖に?)
(…も~!)
執務室に入るや否や、伊沢の声が聞こえた。
彼の目線の先には凛とした表情で的確に指示を出す青ちゃんの姿。
「あ、福良さんおつかれ」
「お疲れ様。」
「相変わらず福良の彼女は凄いねえ」
伊沢の隣で編集をしていたらしい河村までもがそんな事を言う。
「ねー、隙がないっていうか」
「ザ・才色兼備って感じだね」
伊沢と河村はテキパキと動く彼女を見つめながら笑った。
「マジ美人だし、落ち着いてるし、大人っぽいし。」
「そうね、福良と2人の時もあんな感じなの?」
「んー、まあ…」
「へー、福良さんはもうちょい可愛い雰囲気の子が好きなんだと思ってたけどな。」
-
「青ちゃん」
日付も回ろうと言うのに、相変わらずオフィスでパソコンと睨めっこする彼女に声をかける。
「あれ、福良くん。まだ残ってたの?」
「こっちのセリフ。青ちゃんいつ帰るの?」
「んー、福良くんが帰るんなら、一緒に出ようかな。」
ふう、と綺麗な横顔でため息をつく彼女。
ちょっとした悪戯心から不意に髪を撫でると、少し驚いたあと辺りを見渡す彼女。
「大丈夫。みんな帰ったから。」
「…ほんと?」
「ん、安心して?」
そう言ってもう一度柔らかく撫でると、ふにゃりといつもの笑顔を俺に向けた。
本当は、甘えたがりで可愛い青ちゃん。
自分の容姿とは不釣り合いだから、といつもは隠しているその姿を、恋人である俺の前だけでは見せてくれる。
「…今日、伊沢と河村が青ちゃんのこと褒めてたよ」
「ほんと?なんて言ってたの?」
「隙のない才色兼備だって」
「えー、嬉しい」
いつもよりずっと幼い笑顔。すっかり気を許した表情の彼女の隣に座る。
「…ほんとはこんなに可愛いのにね?」
ちゅ、と短いリップノイズを立てて口付けると、すぐに顔を真っ赤にして。
「や…誰もいないって言ってもオフィスはダメだよ」
「ふーん、ダメって言う割には色っぽい顔してるよ?」
「うわ、意地悪!」
けらけらと笑いながらじゃれあい、ゆっくりと距離を詰める。
「ね、もうちょっと…だめ?」
撮影用のレンズの入っていない伊達眼鏡を外し、コトンとデスクに置いて彼女を見つめる。こういうお願いに弱い彼女は、相変わらず頬を赤く染めながら小さく頷いて。
「ふふ、かーわいい、」
「やだっ…ん…」
言葉を封じるように唇を重ね、下唇を食むように味わう。ほんの少し舌を出すと、答えるように恐る恐る開かれるそこにゆっくりと入り込んでいく。
角度をつけてゆっくりと、けれど、深く。
ほんの少し息が上がった頃を見計らい、惜しむように離れる。
「あれ、きもちいいの?」
「…もー、やだ」
すっかり絆された青ちゃんは、こてんと俺の肩におでこをつける。
「ね、」
「なに?」
「続き…ここで、しちゃう?」
耳元で意地悪にそう囁くと、慌てて飛び退く彼女。
「なっ、そ、それはっ、えっ」
「冗談だよ~」
彼女の細い腕を引き、胸の中にすっぽりと収める。微かに聞こえる彼女の鼓動は、いつもより妙に早いような気がして。
「…それとも、ほんとは興味ある?」
「なっ、~!!」
言葉にならない叫び声を上げる彼女が可愛くて、ふふ、と小さく笑った。
(…ほんと、こんな可愛いところ見せるのは俺の前だけにしてよね?)
ゆっくりと上目遣いで俺を見つめる青ちゃん。少し潤んだ瞳にゾクリと心が揺れる。
「俺はどっちでもいいけど、…今日、あんまり我慢はできないかも。」
「…福良くんの、ばか」
「…ふふ、じゃあ」
あとひと押し。そんな表情の彼女の耳元で柔らかく囁く。
「共犯者、なろっか?」
あそこの赤いソファの上なら。ぼんやり悪いことを考えながら、すっかり蕩けた目をした青ちゃんにもう一度柔らかいキスを一つ落とした。
# 共犯者
(…これから、動画であのソファ見るたび思い出すね)
(福良くんのばか…)
(大丈夫、完全犯罪だから。)
(そういう問題じゃないでしょ…)
(楽しんでた癖に?)
(…も~!)