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とある天気の良い昼下がり、会議中にうつらうつらしていた俺の目の前に突然黒いモヤが現れた。
俺は咄嗟に後ろへ飛び退き、戦闘態勢をとる。
しかしモヤから現れたのは、女みてぇなガキだった。
ソイツはぐぅるりと周りを見渡し、最後にオヤジを見た。その表情はガキん時よく迷子になったルフィがしてた顔に似ていて、泣くのを我慢している様な顔をしていた。
「…オイ、ハナッタレ。お前ェどうやってこの船に乗りやがった。」
俺が思わずそいつに手を伸ばしかけた時、オヤジはそう言ってソイツに覇気を飛ばした。
だが、オヤジの覇気をくらっても倒れねぇ。周りにいる仲間達が警戒する。ある者は懐にある銃に、またある者は腰に差している刀に手を伸ばす。
俺も身体に火を灯そうとした時だった、ソイツが動いた。
『あの、わわ私、えと、あの、妖精の尻尾のアキで、魔道士って言います!
ここは誰ですか!?』
...あ?
『まちがった!!!
ちょちょちょ!!!もう1回!もう1回言わせてくださいぃぃぃ!!うぇぇぇえん!!!』
なんだコイツ、なんだコイツ!!おもしれェ!!!
俺が頑張って笑いをこらえているにも関わらず、オヤジは大爆笑してるし、マルコなんて吹き出してやがる!あ、水引っ掛けられた。何だアレ、どっから出した?
でもまァ、オヤジ絶対コイツのこと気に入ってんだろ!オヤジのアイツを見る目が優しいんだ!これで、晴れて俺も末っ子から抜けられるな!
あ、サッチが話し掛けてる。いいなァ俺もアイツと話してぇ。…?あれ?あいつ、泣きそうじゃね?と思っていたら、あのチビサッチに張り手食らわせやがった!!
「いっっってぇぇぇぇぇぇ!?
え!?なんで今俺叩かれたの!?
おじさん臭かった!?元気か聞かれて叩かれたのはじめてなんだけど?!」
『あっ!
ごめんなさい、つい反射で…
元気か聞く時はこれは通る道なのです…』
「アァ、そうなんだ、すごい環境で育ったんだね?」
『うん、まぁなかなか実行する人いないし、私も初めてしたけど。』
・・・・・・・・・・・・
「「「はあぁぁぁあ!!!!??」」」
「グララララ!!おもしれェガキだなァ!お前ェ!!」
きみはちぐはぐ、はちゃめちゃ、だけどほうっておけない
やっぱコイツ、おもしれぇ!!