第2話!
夢小説設定
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隊長さん達との挨拶も終わり、甲板でデュースさんの所へお礼を言いに行ったあと私のコップに注がれる酒、酒、酒!
あ〜、これは明日潰れるな。と思っていたら、隣に座っているデュースさんを押し退けて何故か隣にエースが座る。
「よぉ、アキ!呑んでるか?」
「うん。エースは…って、聞かなくても食べてるね…。」
エースの前には、大きなお皿に乗ったたくさんの肉料理。手には酒が並々注がれた樽ジョッキ。
その量の肉を食うのか、食うのか??!
「…エース…。それ、まさか一人で食べるの…?」
恐る恐る訊ねると
「当たり前だろ!いくらお前がチビでもやんねーぞ!!?」
いや、いらない。そんなに食べたら胃もたれするわ。
「ううん、いらない。」
「ふぉーは!ふぁあ、ふぁんふぁふぉふぁっふぁほほふぁふぁっふぁふぁ、んぐ、なんでも言ってくれよ!力になるぜ!」
一応頷いたけど、前半なんて言ってるのか全くわかんないけど、取り敢えず力になってくれるそうだ。有難く受け取ろう。
「「いや、何言ってっかわかんねーよ!!!」」
「?でも、アキは頷いたぞ?」
…ごめんエース…。そこは私も皆と同意見だわ。
「ねぇ、エース。
わt…俺にもなんかちょーだい?」
「ん?おぅ。
って、やらねぇって言ったばっかだろ!!」
エースのお皿の端の方に申し訳なく乗ったフルーツを見ながら言うと、ダメ出しされた。
ちぇっ取りに行くのめんどくさいな…。
ちょっと意地悪しちゃお。
「なんで?エース…。
お願い…ちょっとでいいから、ちょーだい…?」
あ、これ、グレ兄に禁止されてたんだった。男に使うなって。男が引っかかりやすいのに。
「…っ!っほらよ。」
エースがこちらに苺を差し出して来た。驚いて動かずにいたら、その苺を口へと押し込まれる。
「んむっ!?」
「ほら、たんと食え。でかく慣れねぇぞ!」
まただ。エースの笑顔は、受け手側も明るくする。
私は美味しいのと嬉しい感情で、エースの足の上に座る。
「エース!もっと!もっと!!
い〜っぱい、ちょーだい!!!」
ゼロ距離の幸福
その時の記憶は、勿論あるはずもなく。
あとからデュースさんに聞かされ、恥ずかしすぎて死ぬかと思った。