第4話!
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涙も落ち着き、ミルーナさんにも事情を説明した。彼女は笑っていいのよ。と、頭を撫でてくれた。
「それにしても、アキちゃんの所にも私と同じ名前の人が居たのね。世界は狭いわぁ…。
ふふっ!アキちゃんとの人の事大好きだったのね。」
「はい。今でも大好きです!」
ミルーナさんの笑顔に、また涙が出てきそうになったけど、ここでまた泣いたら本当に申し訳が立たない!
しかも、ナースさん達のお仕事も中断させている為、早くこの場をきりぬけたい。
「あの、お仕事大丈夫なんですか?」
「ええ。今はね!
ところで、あなたの年はいくつなの?」
ルナさんが少ししゃがんで聞いてくる。
そう言えばちゃんとした年齢この船で言ったことないな。
「18歳です!」
「「「………。」」」
…?あれ?なんでみんな黙るの?
「アキちゃん、早く大人になりたい気持ちは分かるわ。でも、医療関係者として本当の年齢を聞いておかないと、この先貴女がもし病気にかかったりしたら大変なことになるの。」
「えっ!あの、本当に私、18歳なんです!」
「嘘だろ!?10歳くらいかと思ってたんだか…。」
嘘だろロゼさん。
え、なに?私そんなに幼く見えるの…?悲しい…。
「ま、まぁ、女は見た目なんかよりも中身よ。中身!」
「ルナさんそれフォローなってない……。」
「うぅ…ごめん…。」
うーん、謝られると余計むなしい!!
そういえば、私の仕事はどうなってるんだろう?ホントだったら今頃洗濯物をあらうはずだったんだけど。
イゾウ隊長も居ないし……。
「あの、私の仕事はどうなってるんですか?」
「あぁ、それなら…」
ヤバいヤバいヤバいヤバい!!
私は洗濯室に向かっている。勿論、全速力で、だ。
ガチャッ
「…うわあああ!!!ごめんエース!!!!」
「おぅ。もう移動し終わったのか?」
「うん!それより洗濯物!ごめんね!私のせいで!!」
そう。本来、私の仕事だったはずの洗濯物を2番隊の船員達がしてくれていた。
イゾウ隊長ー!なんで教えてくれないの!!?
「ありがとう!残り私するから!」
「いや?もう終わるから大丈夫だ。」
その笑顔、プライスレス!!!
エースに謝罪とお礼を述べていると、不意にエースが立ち上がる。
「…?どうしたの?」
「お前なんで『私』なんて言ってんだよ?」
男だろ?と、本当に不思議な顔で聞いてきた。その瞬間、周りの隊員と私の空気が凍る。
…イゾウ隊長……彼はやっぱり私のこと男だと思ってました…。
「バカ!エースバカ!どう見てもアキは女だろ!!」
「え?いや、だってよ…コイツは自分で男って……???」
「ここは海賊船だぞ!そんな所に女ひとりで乗り込んだら、どうなるか分かるだろ!!」
デュースさんがエースに説明する。うーん、ちょっと違うけど、ここは私喋らない方がいいかな?
「そ、そうか…大変だったんだな…!」
「「(あ、コイツ分かってない/ねェな…。)」」
つい、デュースさんと白い目で見てしまう。
まるで分かってないエースはさて置き、私は今日の仕事のことを聞く。すると、今日は部屋の移動で疲れるだろうということで1日休みだそうだ。
その分の仕事は他の隊員が役割分担しながらしてくれるらしい。
「いやいや!私疲れてないから全然働けます!!」
「つってもなあ…。これ、マルコ隊長が決めたことだし…。」
えぇぇ…。そんなの気にしなくていいのに……。そうだ!
「じゃあ2番隊の人達のお手伝いします!!お手伝いなら、文句言われないでしょ!」
「いや…それはそれで…。」
「じゃあ、俺の手伝いしてくれよ!!」
私の提案に渋るデュースさんを押しのけ、エースが嬉々として持ち掛ける。
「うん。わかった!
何すればいいの???」
「おい、エース…お前もしかして……。」
「あぁ!書類整理!」
さーて、ズラかるか
「じゃ、私パパの所に報告いってくるね!」
「おー、転けんなよー。」
「あっ!待てよアキ!見捨てないでくれ!良いもんやるから!」