第3話!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「キャー!かわいいー!!」
「ちっちゃーい!」
「何この肌!ぷにゅぷにゅー!!」
エトセトラ、エトセトラ。
ナースさん達の部屋に入り、いざ自己紹介をと口を開きかけた瞬間、集まってくる女体、女体、女体。ナイスバディなお姉様方に囲まれて、もみくちゃにされています。むしろお胸で窒息しそうです。
「ぷはぁっ!あ、あの…?」
「可愛い〜!
ねえ、あなた魔法使いなんでしょ?なにかして見せてよ!」
「あの、あなたたちが思ってるような魔法は使えないけど…?」
恐らく、エースと同じような勘違いをしているだろうナースさん達に説明をする。
「あら、良いのよ。あなた何しても可愛いらしいじゃない。船員の皆さんそう言っていたわよ?」
「かっ、かわ!?
いやぁ…そんな、そんなこと言われても〜!
じゃあ、お言葉に甘えて…よいしょー!」
「「「あなた、流されやすいわね」」」
ナースのお姉様達に乗せられ、私は手からグレ兄の造形魔法をだす。するとお姉様たちの生あたたかい言葉を頂いてしまった。
「そんな事はないですけど…。」
「落ち込んでても可愛いとか、若いわねー!!」
空気が、キャピキャピ、してる。
それにしてもこの部屋、前に居た大部屋とは違ってすごく綺麗だな。それにいい匂い…。ミラ姉の部屋みたい…。
「ずびっ…うえぇぇっ…」
「あらやだ、ぐずっちゃったわ。」
「ねえ、泣かないで?ほら、これで鼻かんで。」
ギルドに居るみんなを思い出したら涙が溢れてくる。
泣き止まなくちゃナースの皆さん困ってる!だが止めようと力むも、余計溢れるばかり。
おかしいなぁ、私こんなに泣き虫じゃなかったんだけど、この世界に来てから涙腺ガバガバになってる…
止まれ、止まれと念じ、何とか涙も止まり、彼女達と対面する。
「ぶびっ…改めましてみなさん、
「唐突に自己紹介したわね。私はルナ。宜しくね。」
桃色の長い髪をなびかせるのは、ルナさんと言うらしい。
「俺はローズ。ロゼって呼んでくれ。」
藍色のショートヘアの人はロゼさん。
「本当にもう大丈夫なの?それじぁあ、私はナース長のミルーナよ。」
先程、魔法を見せてくれと言った金髪美女はミルーナさん。彼女は最後にミラと呼んでくれ、と言った。
「ミラ…姉……?」
髪の色も、声も違うのに。その優しさに満ちた眼差しは、ギルドのミラ姉を頭に浮べる。
すると、治まったはずの涙がまた溢れる。
「また泣いちゃった!
私気に触る事でもしたかしら?ごめんなさいね?」
泣かないで?と言い、私をそっと抱き締める。その細い腕は、優しさで満ちていた。
強くならなきゃ。私はミラ姉の面影をこの人に重ねて生きてしまう。
白樺の墓
それはミルーナさんとミラ姉を、侮辱するということ。
そんなの耐えられない。