第2話!
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私がパパにお願いしたこと
その1 私がこの船がほんとに好きだからいつまでもここに居たいということ
さっきパパに、私は違う世界から来たという事を正直に話した。そして、前世の記憶があり、この世界のこと、パパ達の最期を知っていることをザックリと話した。
だからこそ、私は筋書き通りになんかしない為この船にいつまでも置いて欲しいと言った。
パパに、何当たり前のこと言ってんだって言われた時また泣きそうになった。
その2 私の性別を男にする事
いくらパパが強いからと言って、女が乗っていたら敵船の標的にされてしまうと思うから。
その3 部屋の取り決め
いつ私が元の世界に帰ってもいいように、部屋は他の船員さん達と同じにする様にして貰った。
その4 私にパパの子供であるという
これはパパは渋い顔をしたけど、パパの子供になったってことは私はもう海賊だ。その証を刻みたいって言ったら渋々なっとくしてくれた。
「俺ァ女の体に傷は付けねえ主義なんだがなァ…」
「えー、でも私もうギルドのマークいれてるよ?」
まぁ、ウチのギルドは、スタンプ方式だったけど。
「だが、そしたら誰に頼むんだ?
彫り師にはお前ェが女だってバレちまうぞ。」
「ん〜。船医さんなら大丈夫かなって…
パパの部下でしょ?腕のいい人教えてくれるって、信頼してるよ!」
そう言うとパパは嬉しそうな顔をしてこう言った。
「可愛い娘に信頼して貰っちゃァ、腕のいい奴を用意するしかねぇなァ!!」
最後にグラララ、と笑いながらパパは私の頭をその大きな手で撫でる。
「じゃあ私、背中がいい!!」
「アァ?そしたらお前ェ、夜寝れねェぞ?」
「それでも、背中がいいの!」
だって好きな人とお揃いって憧れるじゃない。
そう付け加えると、パパの目は大きく開く。
「…お前ェ、ハナッタレが愛だの恋だの言うのはまだ早ェぞ…。」
「ハナッタレじゃないもん!私もう18歳だよ!!」
「グララララ!そうムキになるのがハナッタレって言ってんだァ。」
パパからしたら、私はまだまだ子供らしい。
ギルドにいた時は、こんなこと言われ…言われ……言われてたわ。特にじっちゃんから……。
「私、ギルドにいた時もえっちぃお仕事とかしてたからもう生娘でもないのに…。」
小声で言った言葉をパパは聞き取ってしまっていた。
「それはお前が生きるための仕事だろ。
この海では、自由に生きろ。したくない事はしなくていい。まァ、この船での仕事はきっちりしてもらうがなァ!」
そう言って、また大きく笑う。
そして私は明日、パパの証を背中に刻む。
2人だけの内緒だよ
(絶対絶対、内緒にしてね!!)
(父親ってェのは、娘のお願いは黙って聞くもんなんだぜ?)
(ありがとうパパ!)
愛してる!!!