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「裕太ー、料理これくらいでいいかな?」
「んー?」
だんだん空が暗くなり始めた頃、彼女に呼ばれて振り返るとテーブルの上には既にたくさんの料理が並んでいた。
「おー、美味そう!」
「えへへ、ありがとう」
「よし、あっち運んでご飯食べよ」
「うん。」
「「いただきます」」
彼女の手料理はいつも食べているけど、やっぱりどれも美味しくていつも食べすぎてしまう。
俺がチャーハンが好きだから色んなチャーハンを作ってくれた時も、ものの数分で平らげて「もう食べ終わったの!?」なんて驚かれたなぁ。
「ほんと、よく食べるねー」
「紗夜のご飯美味しいから」
「ありがとう」
「ん。また作って、これ」
「いいよ〜」
「やったー!」
「そんな喜んで貰えると作りがいあるね。
それより、もうすぐ始まるんじゃない?」
「あー、うん、そうだね。」
時計の針はもうすぐ20時を指しそうだ。
今日は近くで花火大会があるから行こう!?って誘ったら、俺の家からでも見れるから家で見よ?と言われた。
ちょっと仕事落ち着いたからいいかなと思ったのに。
落ち着いたからこそ、その分休まなきゃダメでしょ!って怒られちゃった。
「〜〜」
「あ、放送始まってる!」
「ほんとだ。ベランダ出ようか」
まぁ、俺の家のベランダだと、景色を遮るものがないからちゃんと見えて割と特等席かも。って思ってたりもするけどね。
打ち上げを開始するアナウンスが流れて、その少しあとからひゅ〜っと音を立てて上がっていく。
「あ、始まった!」
「紗夜〜、なんか飲む?おれビール持ってくけど」
「あたしは、チューハイで」
「はーい」
ベランダに出て、カチンと合わせて乾杯して。
彼女は普段飲まないけどこういう時に付き合ってくれる。
「うわー!でかっ!」
「すごい、高いしおっきい!」
「すげぇ〜!!」
「わぁ、綺麗な色〜!」
「おわ、色変わった!」
次から次へと色とりどりの花火が上がり、
変わり種っていうの?うさぎとかハートの花火なんかも上がったりして、その度に「あ!うさぎ!はーとだ!」とはしゃいでる。
「紗夜〜」
「わっ、なに?びっくりした」
「なんとなく〜」
花火を見ているからそっちに夢中になるのは分かるけど、ほったらかされてる時間が少し寂しくなったので、彼女に後ろから抱きついた。
ちょうどいい位置に彼女の頭があるから顎おきにして。
「暑いよ〜」
「まぁまぁ」
「も〜…あ!また大っきいの!」
「ほんとだね〜」
「わ〜!!!迫力凄いね〜!」
「やべぇな、めっちゃ綺麗!」
クライマックスに近づいたのか花火が次々とペースが早くなって、盛り上がって、最後は1番大きい花火がひとつドーンと夜空に光った。
「はぁー、楽しかったし、綺麗だった!」
「久しぶりに花火見たわ〜」
「来年も花火見よう…」
「…」
「えぇ〜…びっくりした〜、もう裕たっ、」
「ふふ、花火より顔真っ赤」
花火が終わったのにまだキラキラした目で向こうを見つめている紗夜のほっぺにキスをして、
俺の名前を呼びながら振り向いた彼女の唇にキスをした。
「来年は会場行けるといいね。いいでしょ?」
「…うん」
「紗夜の浴衣見たいなー」
「じゃぁ、裕太も着ようね」
「しょうがないなー」
しばらく彼女を抱きしめたまま夜風にあたりながら、たわいもない会話をする。
来年だけとは言わず、来年も再来年もずっと一緒に花火や色んなものを見られるといいななんて思いながら。
「んー?」
だんだん空が暗くなり始めた頃、彼女に呼ばれて振り返るとテーブルの上には既にたくさんの料理が並んでいた。
「おー、美味そう!」
「えへへ、ありがとう」
「よし、あっち運んでご飯食べよ」
「うん。」
「「いただきます」」
彼女の手料理はいつも食べているけど、やっぱりどれも美味しくていつも食べすぎてしまう。
俺がチャーハンが好きだから色んなチャーハンを作ってくれた時も、ものの数分で平らげて「もう食べ終わったの!?」なんて驚かれたなぁ。
「ほんと、よく食べるねー」
「紗夜のご飯美味しいから」
「ありがとう」
「ん。また作って、これ」
「いいよ〜」
「やったー!」
「そんな喜んで貰えると作りがいあるね。
それより、もうすぐ始まるんじゃない?」
「あー、うん、そうだね。」
時計の針はもうすぐ20時を指しそうだ。
今日は近くで花火大会があるから行こう!?って誘ったら、俺の家からでも見れるから家で見よ?と言われた。
ちょっと仕事落ち着いたからいいかなと思ったのに。
落ち着いたからこそ、その分休まなきゃダメでしょ!って怒られちゃった。
「〜〜」
「あ、放送始まってる!」
「ほんとだ。ベランダ出ようか」
まぁ、俺の家のベランダだと、景色を遮るものがないからちゃんと見えて割と特等席かも。って思ってたりもするけどね。
打ち上げを開始するアナウンスが流れて、その少しあとからひゅ〜っと音を立てて上がっていく。
「あ、始まった!」
「紗夜〜、なんか飲む?おれビール持ってくけど」
「あたしは、チューハイで」
「はーい」
ベランダに出て、カチンと合わせて乾杯して。
彼女は普段飲まないけどこういう時に付き合ってくれる。
「うわー!でかっ!」
「すごい、高いしおっきい!」
「すげぇ〜!!」
「わぁ、綺麗な色〜!」
「おわ、色変わった!」
次から次へと色とりどりの花火が上がり、
変わり種っていうの?うさぎとかハートの花火なんかも上がったりして、その度に「あ!うさぎ!はーとだ!」とはしゃいでる。
「紗夜〜」
「わっ、なに?びっくりした」
「なんとなく〜」
花火を見ているからそっちに夢中になるのは分かるけど、ほったらかされてる時間が少し寂しくなったので、彼女に後ろから抱きついた。
ちょうどいい位置に彼女の頭があるから顎おきにして。
「暑いよ〜」
「まぁまぁ」
「も〜…あ!また大っきいの!」
「ほんとだね〜」
「わ〜!!!迫力凄いね〜!」
「やべぇな、めっちゃ綺麗!」
クライマックスに近づいたのか花火が次々とペースが早くなって、盛り上がって、最後は1番大きい花火がひとつドーンと夜空に光った。
「はぁー、楽しかったし、綺麗だった!」
「久しぶりに花火見たわ〜」
「来年も花火見よう…」
「…」
「えぇ〜…びっくりした〜、もう裕たっ、」
「ふふ、花火より顔真っ赤」
花火が終わったのにまだキラキラした目で向こうを見つめている紗夜のほっぺにキスをして、
俺の名前を呼びながら振り向いた彼女の唇にキスをした。
「来年は会場行けるといいね。いいでしょ?」
「…うん」
「紗夜の浴衣見たいなー」
「じゃぁ、裕太も着ようね」
「しょうがないなー」
しばらく彼女を抱きしめたまま夜風にあたりながら、たわいもない会話をする。
来年だけとは言わず、来年も再来年もずっと一緒に花火や色んなものを見られるといいななんて思いながら。