序、流砂のような夢
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
幼い頃から、私は本を読むのが好きだった。病弱だったために、私の世界は物語が全てだった。
一番のお気に入りは、理由あって海賊の船長が、お姫様を助ける話だ。最後に船長がどこかの国の王子様だったことを知り、二人は結婚して幸せに暮らす。
私も、いつか出会ってみたい。そんな素晴らしい、運命の人に。いつもそう願っていた。
これは、そんな私の物語。
運命の人のフリをした一人の男に翻弄される、流砂のような恋のお話。