夢小説に『月が綺麗ですね』
というタイトルの作品を書きましたが
ふと、大学生の時の出来事を思い出して
書いてみた作品です。



まだLINEがなくて、ガラケーだったので
(でもその１年後？くらいにはスマホになりました)
友達とのやり取りはメールだったのですが
同じ学部の男子から
「月が綺麗ですね」というだけのメールを貰いました。
その当時、無知だった私はその言葉の意味を
知りませんでした。
しかもその日本当に月が綺麗で
バイト帰りの歩き道でそのメールを見たので
私は「本当だね！めっちゃ綺麗！」のような
テンションで返信をしたのです。
それに対して彼がなんと返してきたか
うろ覚えなのですが、多分当たり障りない
日常の会話メールを数通したくらいでした。

その後に私は言葉の意味を知ったのですが
彼の態度は何も変わらず
あのメールは告白だったのか
からかって送ったものなのか
真意はわからないままです。
ただ彼の性格上、人をからかったり
思わせ振りな態度を取るような人ではなかったので
私にとっては綺麗な思い出として
一生忘れないだろうなあと思っています。


「月が綺麗ですね」
この言葉で愛を伝えるって
いやいや、意味わからんしダサい
ちょっと古風でおしゃれ 等
賛否あると思います。
私は今この言葉で告白されたら
誰でもやっぱり驚くとは思いますが
この言葉は、すごく好きです。
日本人の感性って、素敵だなと思います。