Christmas
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「千穂さん!
トマトどないします?盛り付けこんなんでええでっか?」
『うん!いいね~!じゃあ彩りでパプリカつけて…』
「すごっ!クリスマスカラーのサラダやね!」
彼からクリスマスにしたいことがある、と言われて
何だろうと思っていたら
「一緒にご飯作ってクリスマスパーティーしやりましょ!」と
キラキラした目で言われた。
外でのデートもディナーも素敵だけど
彼の提案は寿三郎くんらしくてほっこりする。
二人でスーパーに買い出しに行ったあと
今は私の家のキッチンに並んでいるのだけど
さっきから、何度も換気扇に
頭をぶつけている彼が可愛らしい。
しかもサイズの合っていない
少し小さめのエプロンを着けていて
なんだか学校の調理実習を思い出してしまった。
『ふふっ…』
「ん?どないしはりました?」
つい声に出てしまった私の笑い声を聞いて
寿三郎くんが顔を覗き込んできた。
私の目線に合わせてくれることが嬉しくて
胸がむずむずする。
『なんでもないよ。楽しいなぁって思って』
「俺もむっちゃ楽しいです!
これから食べるんも、ゆっくり過ごすんも楽しみです。
って、アカン!焦げそうですわ!」
焼いていたお肉が焦げそうになって慌てたのも
スープを溢して騒いだのも
クリスマス仕様のペーパーナプキンをぶちまけたのも
全部全部、楽しい。
「よっしゃ!完成やね!」
料理を並べ終わってテーブルを見てみると
我ながら上手くできたなぁと自画自賛するくらい
クリスマスらしい料理が並んでいる。
ふと、いつの間にかテーブルの上に
見知らぬオーナメントがいくつか飾られていた。
きっと寿三郎くんがこの日のために買って
セッティングしてくれたのだろう。
そう思うと、愛しさが、込み上げてきた。
「千穂さん?」
首を傾げる寿三郎くんにガバッといきなり抱きついて
彼の胸に頭をぐりぐりと押し付けた。
「ちょっ、なに可愛いことしはってるん」
『好きだなーって、気持ちが溢れたの』
「なんですの、それ。あー、もう。ホンマに可愛いんやから」
力一杯ぎゅぅっと、抱き締め返してくれる温もりが嬉くて
さっきから顔が腑抜けて仕方がない。
「甘えたさんは嬉しいんやけど
冷めてまうから食べんせーね」
『うん!食べよう!』
オシャレなお店のディナーより
ムードのあるイルミネーションより
ぬくぬくと二人で寄り添う手作りクリスマスパーティーは
とびきり素敵で贅沢な一時だ。
クリスマスはまだ始まったばかり。
この時間がずっと続くことは無理だけど
少しでも、長く、長く
一緒にいられたら良いなあと、彼を見つめながら思った。
(ずっと続けられまっせ)
(え?どういうこと?)
(長く、一緒にいられたらええんですよね?)
(うん)
(ほなら、一緒に住んだらええんとちゃいまっか?)
(え…え…?それって…)
(予行練習ってことで…あかんです…?)
(あ、あかんくないです…)
(えへへ。むっちゃ嬉しいわ!
ほなら、これからのこと決めましょね!
どっちの部屋がええかな。
千穂さんちのほうが広いけど
俺んちのほうが駅には近いし……
いっそのこと、新しく部屋借りてもええねぇ…
うはー、わくわくしまっせ!)
トマトどないします?盛り付けこんなんでええでっか?」
『うん!いいね~!じゃあ彩りでパプリカつけて…』
「すごっ!クリスマスカラーのサラダやね!」
彼からクリスマスにしたいことがある、と言われて
何だろうと思っていたら
「一緒にご飯作ってクリスマスパーティーしやりましょ!」と
キラキラした目で言われた。
外でのデートもディナーも素敵だけど
彼の提案は寿三郎くんらしくてほっこりする。
二人でスーパーに買い出しに行ったあと
今は私の家のキッチンに並んでいるのだけど
さっきから、何度も換気扇に
頭をぶつけている彼が可愛らしい。
しかもサイズの合っていない
少し小さめのエプロンを着けていて
なんだか学校の調理実習を思い出してしまった。
『ふふっ…』
「ん?どないしはりました?」
つい声に出てしまった私の笑い声を聞いて
寿三郎くんが顔を覗き込んできた。
私の目線に合わせてくれることが嬉しくて
胸がむずむずする。
『なんでもないよ。楽しいなぁって思って』
「俺もむっちゃ楽しいです!
これから食べるんも、ゆっくり過ごすんも楽しみです。
って、アカン!焦げそうですわ!」
焼いていたお肉が焦げそうになって慌てたのも
スープを溢して騒いだのも
クリスマス仕様のペーパーナプキンをぶちまけたのも
全部全部、楽しい。
「よっしゃ!完成やね!」
料理を並べ終わってテーブルを見てみると
我ながら上手くできたなぁと自画自賛するくらい
クリスマスらしい料理が並んでいる。
ふと、いつの間にかテーブルの上に
見知らぬオーナメントがいくつか飾られていた。
きっと寿三郎くんがこの日のために買って
セッティングしてくれたのだろう。
そう思うと、愛しさが、込み上げてきた。
「千穂さん?」
首を傾げる寿三郎くんにガバッといきなり抱きついて
彼の胸に頭をぐりぐりと押し付けた。
「ちょっ、なに可愛いことしはってるん」
『好きだなーって、気持ちが溢れたの』
「なんですの、それ。あー、もう。ホンマに可愛いんやから」
力一杯ぎゅぅっと、抱き締め返してくれる温もりが嬉くて
さっきから顔が腑抜けて仕方がない。
「甘えたさんは嬉しいんやけど
冷めてまうから食べんせーね」
『うん!食べよう!』
オシャレなお店のディナーより
ムードのあるイルミネーションより
ぬくぬくと二人で寄り添う手作りクリスマスパーティーは
とびきり素敵で贅沢な一時だ。
クリスマスはまだ始まったばかり。
この時間がずっと続くことは無理だけど
少しでも、長く、長く
一緒にいられたら良いなあと、彼を見つめながら思った。
(ずっと続けられまっせ)
(え?どういうこと?)
(長く、一緒にいられたらええんですよね?)
(うん)
(ほなら、一緒に住んだらええんとちゃいまっか?)
(え…え…?それって…)
(予行練習ってことで…あかんです…?)
(あ、あかんくないです…)
(えへへ。むっちゃ嬉しいわ!
ほなら、これからのこと決めましょね!
どっちの部屋がええかな。
千穂さんちのほうが広いけど
俺んちのほうが駅には近いし……
いっそのこと、新しく部屋借りてもええねぇ…
うはー、わくわくしまっせ!)