Christmas
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いやぁ、助かりました。
女性へのプレゼントは難しいですなぁ」
『納得いくものが見つかってよかったね。
きっとクロエちゃん、喜んでくれるよ』
デュークくんから、女性目線でクリスマスのプレゼントを
一緒に選んで欲しいと言われたときは
本当にこの世の終わりかってくらいに落ち込んだ。
片思いの相手の、恋路を手伝うなんて私には無理。
クリスマス前に、失恋してしまうなんて最悪すぎる。
そう思っていたのだけど
それが、妹であるクロエちゃんへのプレゼントだと知って
本当に安堵して
私は全力でお手伝いすると引き受けた。
ふたりで悩みに悩んで、決めたのは女の子らしい
フリルのついたポーチ。
中には香りつきのリップとミラーも入れてある。
あの年頃の女の子はまだ子供だけど
女性としての自覚が芽生え始める時期でもある。
『クロエちゃんくらいの時
お母さんが持ってたポーチに憧れてたの。
秘密のアイテムが入ってるみたいで
キラキラしてて、素敵だなって思ってて』
「最近は子供扱いしすぎると期限を損ねますから
プレゼントも何を選んだら良いものやら…
今日千穂さんが来てくださって本当に良かったですよ。
ありがとうございます」
『クロエちゃんは
きっとどんどん素敵な女性になっていくよ~!
そのうち好きな人が出来て、彼氏つれてきたりしてね』
デュークくんに面と向かって
お礼を言われたことが気恥ずかしくて
ちょっとだけ意地悪を言ってみた。
彼は妹が彼氏を連れてくる想像でもしたのだろう
複雑な顔をしている。
「…千穂さんは、誰かお慕いしている方はいますかな?」
『えっ!?わ、私!?』
突然の質問に頭がうまく回らない。
いる、と答えたいけど
いないと答えたほうが良いのだろうか。
私だけが色々勘ぐっているだけで
きっと深い意味はないはず。
『い、ない…です』
私のバカ。
ここは頑張って、デュークくんだよ、って
言えば良かったのに。
「ほぅ。
でしたら、ワタシは貴女に男性として見られるように
頑張らないといけませんなぁ」
聞き間違いかと思ったけど
デュークくんは頭を掻きながら
少しだけ照れたように笑っている。
『う、うそです…います…目の前に………』
一瞬、目を見開いたデュークくんは
私の様子を見ると冗談ではないと感じたのか
丁寧な所作で私の手を握ってくれた。
「では、クリスマスイヴの日に
デートを申し込んでもいいですかな?
特別な日に、特別なお話をしたいのですが」
『はい…』
失恋どころか、奇跡のような話がやって来て
私のクリスマスは
きっと、キラキラ輝く素敵な日を迎えることになりそうだ。
(でも、クロエちゃんはいいの?家族で過ごすんじゃ…)
(クロエには、千穂さんをデートに誘うようにと
ずっと言われてましてな)
(え?そうなの?)
(クロエも千穂のことが好きなので
色々と楽しみしているようで)
(懐いてくれているのは、嬉しいな)
(妹に千穂さんをとられないか、ヒヤヒヤしますなぁ)
(わ、私の一番はデュークくんだから)
(おやおや…照れますなあ)
女性へのプレゼントは難しいですなぁ」
『納得いくものが見つかってよかったね。
きっとクロエちゃん、喜んでくれるよ』
デュークくんから、女性目線でクリスマスのプレゼントを
一緒に選んで欲しいと言われたときは
本当にこの世の終わりかってくらいに落ち込んだ。
片思いの相手の、恋路を手伝うなんて私には無理。
クリスマス前に、失恋してしまうなんて最悪すぎる。
そう思っていたのだけど
それが、妹であるクロエちゃんへのプレゼントだと知って
本当に安堵して
私は全力でお手伝いすると引き受けた。
ふたりで悩みに悩んで、決めたのは女の子らしい
フリルのついたポーチ。
中には香りつきのリップとミラーも入れてある。
あの年頃の女の子はまだ子供だけど
女性としての自覚が芽生え始める時期でもある。
『クロエちゃんくらいの時
お母さんが持ってたポーチに憧れてたの。
秘密のアイテムが入ってるみたいで
キラキラしてて、素敵だなって思ってて』
「最近は子供扱いしすぎると期限を損ねますから
プレゼントも何を選んだら良いものやら…
今日千穂さんが来てくださって本当に良かったですよ。
ありがとうございます」
『クロエちゃんは
きっとどんどん素敵な女性になっていくよ~!
そのうち好きな人が出来て、彼氏つれてきたりしてね』
デュークくんに面と向かって
お礼を言われたことが気恥ずかしくて
ちょっとだけ意地悪を言ってみた。
彼は妹が彼氏を連れてくる想像でもしたのだろう
複雑な顔をしている。
「…千穂さんは、誰かお慕いしている方はいますかな?」
『えっ!?わ、私!?』
突然の質問に頭がうまく回らない。
いる、と答えたいけど
いないと答えたほうが良いのだろうか。
私だけが色々勘ぐっているだけで
きっと深い意味はないはず。
『い、ない…です』
私のバカ。
ここは頑張って、デュークくんだよ、って
言えば良かったのに。
「ほぅ。
でしたら、ワタシは貴女に男性として見られるように
頑張らないといけませんなぁ」
聞き間違いかと思ったけど
デュークくんは頭を掻きながら
少しだけ照れたように笑っている。
『う、うそです…います…目の前に………』
一瞬、目を見開いたデュークくんは
私の様子を見ると冗談ではないと感じたのか
丁寧な所作で私の手を握ってくれた。
「では、クリスマスイヴの日に
デートを申し込んでもいいですかな?
特別な日に、特別なお話をしたいのですが」
『はい…』
失恋どころか、奇跡のような話がやって来て
私のクリスマスは
きっと、キラキラ輝く素敵な日を迎えることになりそうだ。
(でも、クロエちゃんはいいの?家族で過ごすんじゃ…)
(クロエには、千穂さんをデートに誘うようにと
ずっと言われてましてな)
(え?そうなの?)
(クロエも千穂のことが好きなので
色々と楽しみしているようで)
(懐いてくれているのは、嬉しいな)
(妹に千穂さんをとられないか、ヒヤヒヤしますなぁ)
(わ、私の一番はデュークくんだから)
(おやおや…照れますなあ)