interview
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越知くんも大きかったけど、彼、毛利くんも大きい。
見上げていたら照れくさそうに笑われて
その笑顔に、なんかこう胸がぎゅんって
掴まれるような感じがした。
母性をくすぐられるというか
世話を焼きたくなるというか
正真正銘の年上キラーだと感じる。
『毛利くんは、まだ高校1年生なんだね。
1年生で唯一の参加だけど緊張とかはしなかった?』
「緊張は…うーん。どないやろ?
先輩らすごいなあって思ってますけど
オモロイなって気持ちの方が強いんで
緊張してないかもですね」
うーん、と眉を寄せて顰め面をしたかと思えば
ぱあっと笑顔になって答えてくれた。
毛利くんはコロコロと表情が変わって
失礼かもしれないけど大きな子供のようで
先輩達が可愛がる気持ちがわかる。
それからも勉強のことを聞くと苦い顔をして
趣味である家庭菜園のことを聞くと
満面の笑みで色々と種のことを教えてくれて
恋愛について聞いてみると照れた顔をして
毛利くんを見ていたら楽しい気持ちにさせられる。
「何笑ってますのん?」
『え?私笑ってたかな?』
どうやら私もつられて笑ってしまっていたようで
慌てて口元を押さえた。
『毛利くん見てたら、私も楽しくなっちゃって。
すごいね。周りの人まで笑顔にさせるってすごく素敵なことだよ』
「そないなこと言われたら照れますやん…」
『いつも一緒にいる越知くんも
きっと毛利くんといるの楽しいだろうね』
越知くんの名前を出すと
毛利くんの表情がピタッとと止まった。
どうしたのだろうか。
「あ、あの…月光さんとは、その…仲ええんでっか?」
仲良しも何も、先程初めて話したのだけど
どういう意味だろう。
越知くんから何か聞いたのだろうか。
『仲良しっていうか…あ、さっきたまたま猫がいたから
一緒に遊んだりはしたけど…』
「へ?猫でっか?」
『うん。越知くん猫好きって言ってたから』
「それって…触ったり…?」
そうだよと伝えると、毛利くんは大きなため息をついて
しゃがみこんでしまった。
話が見えない。
「触ったって、猫の話やったんやね…」
話を聞いたら、どうやら勘違いが起きていたみたい。
私と越知くんは前々から知り合いで、付き合っていて
さっきのインタビューではいちゃいちゃしていたと。
前々から合宿所に住み着いている猫と戯れた話が
まさかこんな勘違いを招くだなんて。
『ふっ……あははっ…ごめっ…
ちょっと、めちゃくちゃ面白いね…!』
「もう……ホンマに焦ったんですから」
『あはは……ん?焦ったって?』
「え!?いやっ、その…!」
『あ、越知くんがとられるって思ったのかな?』
毛利くんは、目を泳がせながら
こくこくと何度も頷き
それじゃ、と逃げるように去っていってしまった。
最後何か慌てていたけど
色んなことを聞くことができたし
明るく楽しい気持ちにさせてもらえたから
またちゃんとお礼を伝えたいなと思ったのだった。
(焦ったとか言うてもうて…絶対変に思われたやろな…。
初めて見たときから可愛らしい人や思うてたから
月光さんと付き合うてるって聞いてホンマに驚いたわ。
まあでもちゃうんやったら、もうちょい話せばよかった…)
見上げていたら照れくさそうに笑われて
その笑顔に、なんかこう胸がぎゅんって
掴まれるような感じがした。
母性をくすぐられるというか
世話を焼きたくなるというか
正真正銘の年上キラーだと感じる。
『毛利くんは、まだ高校1年生なんだね。
1年生で唯一の参加だけど緊張とかはしなかった?』
「緊張は…うーん。どないやろ?
先輩らすごいなあって思ってますけど
オモロイなって気持ちの方が強いんで
緊張してないかもですね」
うーん、と眉を寄せて顰め面をしたかと思えば
ぱあっと笑顔になって答えてくれた。
毛利くんはコロコロと表情が変わって
失礼かもしれないけど大きな子供のようで
先輩達が可愛がる気持ちがわかる。
それからも勉強のことを聞くと苦い顔をして
趣味である家庭菜園のことを聞くと
満面の笑みで色々と種のことを教えてくれて
恋愛について聞いてみると照れた顔をして
毛利くんを見ていたら楽しい気持ちにさせられる。
「何笑ってますのん?」
『え?私笑ってたかな?』
どうやら私もつられて笑ってしまっていたようで
慌てて口元を押さえた。
『毛利くん見てたら、私も楽しくなっちゃって。
すごいね。周りの人まで笑顔にさせるってすごく素敵なことだよ』
「そないなこと言われたら照れますやん…」
『いつも一緒にいる越知くんも
きっと毛利くんといるの楽しいだろうね』
越知くんの名前を出すと
毛利くんの表情がピタッとと止まった。
どうしたのだろうか。
「あ、あの…月光さんとは、その…仲ええんでっか?」
仲良しも何も、先程初めて話したのだけど
どういう意味だろう。
越知くんから何か聞いたのだろうか。
『仲良しっていうか…あ、さっきたまたま猫がいたから
一緒に遊んだりはしたけど…』
「へ?猫でっか?」
『うん。越知くん猫好きって言ってたから』
「それって…触ったり…?」
そうだよと伝えると、毛利くんは大きなため息をついて
しゃがみこんでしまった。
話が見えない。
「触ったって、猫の話やったんやね…」
話を聞いたら、どうやら勘違いが起きていたみたい。
私と越知くんは前々から知り合いで、付き合っていて
さっきのインタビューではいちゃいちゃしていたと。
前々から合宿所に住み着いている猫と戯れた話が
まさかこんな勘違いを招くだなんて。
『ふっ……あははっ…ごめっ…
ちょっと、めちゃくちゃ面白いね…!』
「もう……ホンマに焦ったんですから」
『あはは……ん?焦ったって?』
「え!?いやっ、その…!」
『あ、越知くんがとられるって思ったのかな?』
毛利くんは、目を泳がせながら
こくこくと何度も頷き
それじゃ、と逃げるように去っていってしまった。
最後何か慌てていたけど
色んなことを聞くことができたし
明るく楽しい気持ちにさせてもらえたから
またちゃんとお礼を伝えたいなと思ったのだった。
(焦ったとか言うてもうて…絶対変に思われたやろな…。
初めて見たときから可愛らしい人や思うてたから
月光さんと付き合うてるって聞いてホンマに驚いたわ。
まあでもちゃうんやったら、もうちょい話せばよかった…)