sweet moment
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「片付けよし、食べ飲み物もよし、セッティングOK…」
今日は、付き合って半年になる大好きな彼女と
初めてのお家お泊りデート。
ゲームしたり、借りてきた映画見たり
一緒にご飯作ったりする予定や。
何度も確認してたら丁度約束の時間になり
玄関のチャイムが鳴らされた。
「いらっしゃい!美世ちゃん!」
『お邪魔します』
部屋に入ると綺麗に片付いてるんだね、と
褒められて思わず顔がにやける。
そりゃ好きな子にええとこ見せたいから
死ぬ気で片付けて掃除したんやもん。
二人で色々最近のことを話したあと
友達が貸してくれた
二人で対戦できるレースゲームをすることにした。
普段あまりゲームをしないという美世ちゃんは
恐ろしいほど下手くそで
コントローラーを傾ければ良いのに
身体ごと傾いてはったり
ええアイテム使いそこねて自爆してはったり
ホンマに笑ってばかりであっという間に時間が過ぎた。
『わ、もう夕方だ!
寿三郎、ご飯の仕度しないと』
あぁ、ご飯の仕度って言葉がえぇなあ。
一緒に暮らしてる感じがしやるし
奥さんみたいな会話やなあって染み染みする。
「大丈夫でっせ!美世ちゃんは座っといて下さい。
今日は俺がもてなすって、決めてるんで!」
せっかく俺の家に来てくれはったんやから
美世ちゃんにはゆっくりして欲しいし
何より、しっかり家事の出来る男やと
アピールしておきたい。
美世ちゃんは最初は何も手伝わへんことが
後ろめたいのかソワソワしてはったけど
出来上がった野菜天丼を見て顔をほころばせた。
『えっ!?これ、寿三郎が作ったの…?すごい!』
「えへへ、これでもけっこう料理しやるんよ。
あったかいうちに食べましょか」
『頂きます!』
美世ちゃんは俺の作ったご飯を
何度も美味しいと言いながら完食した。
すごいとか、格好良いとか
家事のできる男性って素敵やとか
スパダリとかむっちゃ褒められて
格好悪いほど頬がゆるゆるになる。
片付けはさせて欲しいと言われたので
台所に二人並んで
美世ちゃんが洗ったものを受け取って
俺がふきんで拭く。
あぁ、もうホンマに一緒に暮らしてるみたいで
何してても楽しくて嬉しくて仕方がない。
『ふふっ、ご機嫌だね』
「バレましたか」
『うん。楽しそうだもん』
これからお菓子とかつまみながら映画観て
ふたりでゆっくり夜を過ごせる。
そう思うと贅沢すぎるこれからの時間が
幸せすぎてたまらない。
純粋に、これだけで幸せなんやけど
俺も男やからやっぱりそーゆーことも
期待してまうわけで…
悶々としたこの下心を抱くことに
罪悪感を感じるくらい
美世ちゃんは普段通り。
俺だけなんやろか。
ネットに女性はそーゆーことせぇへんでも
満足しやるって書いてあったけど
やっぱりそうなんやろか。
『寿三郎、映画面白くない?』
「へっ…?」
あれこれ考えてたら
映画に全く集中できてへんことがバレてしもた。
申し訳なさそうに俺の顔を覗き込んで
ごめんね、と呟かれたんやけど、これアカン流れや。
映画を選んだのは美世ちゃんやから
自分のチョイスがアカンかったって思うてる。
どないしよ。
素直に言うたがええ…?
いや、がっついてると思われたくないし言えへんよ。
俺は精一杯の笑顔で
オモロイよ、と答えたのだった。
今日は、付き合って半年になる大好きな彼女と
初めてのお家お泊りデート。
ゲームしたり、借りてきた映画見たり
一緒にご飯作ったりする予定や。
何度も確認してたら丁度約束の時間になり
玄関のチャイムが鳴らされた。
「いらっしゃい!美世ちゃん!」
『お邪魔します』
部屋に入ると綺麗に片付いてるんだね、と
褒められて思わず顔がにやける。
そりゃ好きな子にええとこ見せたいから
死ぬ気で片付けて掃除したんやもん。
二人で色々最近のことを話したあと
友達が貸してくれた
二人で対戦できるレースゲームをすることにした。
普段あまりゲームをしないという美世ちゃんは
恐ろしいほど下手くそで
コントローラーを傾ければ良いのに
身体ごと傾いてはったり
ええアイテム使いそこねて自爆してはったり
ホンマに笑ってばかりであっという間に時間が過ぎた。
『わ、もう夕方だ!
寿三郎、ご飯の仕度しないと』
あぁ、ご飯の仕度って言葉がえぇなあ。
一緒に暮らしてる感じがしやるし
奥さんみたいな会話やなあって染み染みする。
「大丈夫でっせ!美世ちゃんは座っといて下さい。
今日は俺がもてなすって、決めてるんで!」
せっかく俺の家に来てくれはったんやから
美世ちゃんにはゆっくりして欲しいし
何より、しっかり家事の出来る男やと
アピールしておきたい。
美世ちゃんは最初は何も手伝わへんことが
後ろめたいのかソワソワしてはったけど
出来上がった野菜天丼を見て顔をほころばせた。
『えっ!?これ、寿三郎が作ったの…?すごい!』
「えへへ、これでもけっこう料理しやるんよ。
あったかいうちに食べましょか」
『頂きます!』
美世ちゃんは俺の作ったご飯を
何度も美味しいと言いながら完食した。
すごいとか、格好良いとか
家事のできる男性って素敵やとか
スパダリとかむっちゃ褒められて
格好悪いほど頬がゆるゆるになる。
片付けはさせて欲しいと言われたので
台所に二人並んで
美世ちゃんが洗ったものを受け取って
俺がふきんで拭く。
あぁ、もうホンマに一緒に暮らしてるみたいで
何してても楽しくて嬉しくて仕方がない。
『ふふっ、ご機嫌だね』
「バレましたか」
『うん。楽しそうだもん』
これからお菓子とかつまみながら映画観て
ふたりでゆっくり夜を過ごせる。
そう思うと贅沢すぎるこれからの時間が
幸せすぎてたまらない。
純粋に、これだけで幸せなんやけど
俺も男やからやっぱりそーゆーことも
期待してまうわけで…
悶々としたこの下心を抱くことに
罪悪感を感じるくらい
美世ちゃんは普段通り。
俺だけなんやろか。
ネットに女性はそーゆーことせぇへんでも
満足しやるって書いてあったけど
やっぱりそうなんやろか。
『寿三郎、映画面白くない?』
「へっ…?」
あれこれ考えてたら
映画に全く集中できてへんことがバレてしもた。
申し訳なさそうに俺の顔を覗き込んで
ごめんね、と呟かれたんやけど、これアカン流れや。
映画を選んだのは美世ちゃんやから
自分のチョイスがアカンかったって思うてる。
どないしよ。
素直に言うたがええ…?
いや、がっついてると思われたくないし言えへんよ。
俺は精一杯の笑顔で
オモロイよ、と答えたのだった。