毛利くんと私(中編作品)
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お昼休み。
今日はお弁当を作り損ねたので
購買でパンでも買おうと財布を握りしめて向かう。
気分的にはサンドイッチとコーヒーと
何かゼリー的な物を食べたい気分。
OLさんの昼ごはんっぽいなあと思いつつ
パンを物色していると
後ろからぬっと、手が伸びてきて思わず身体を竦める。
「おっと、すんません!」
ん?この声は。
『あ、やっぱり毛利くん』
「ん?先輩やったんやね!」
そう言う毛利くんの片手には
パンが3つ握られている。
『それ、全部食べるの?』
「ん?せやね。でもこれは間食用でっせ」
私が理解できない、という顔をしていたからか
毛利くんは丁寧に説明してくれた。
どうやら、お弁当はあって
でもそれだけじゃ足りないから
いつもパンを追加で買っているらしい。
『細身だけど、よく食べるんだね』
「そうですやろか?
清水先輩は、もうちょい食べんせーね。
細っこいから心配になりますやん」
細い、と言われて乙女心的には嬉しくなる。
『そ、そうかな。
いつもお弁当作ってたらたまには
こういうのが食べたくなるんだよね』
実際自分で作っていると
お弁当を買うより、パンとかサンドイッチとか
食べたくなるもの。
「先輩、いつも弁当作ってるん?」
『え、うん。そうだよ』
「ホンマに!?すごいわ…」
『残り物詰めるくらいのものだよ』
「それでもすごいですやん。なかなか続けられませんて」
べた褒めされてくすぐったい気持ちになる。
今度、食べてみたいとさらりと言われたけど
どう返していいかわからず曖昧に笑っておいた。
…とりあえず、明日からのお弁当は
もう少し見栄えくらい良くしようと思った。
今日はお弁当を作り損ねたので
購買でパンでも買おうと財布を握りしめて向かう。
気分的にはサンドイッチとコーヒーと
何かゼリー的な物を食べたい気分。
OLさんの昼ごはんっぽいなあと思いつつ
パンを物色していると
後ろからぬっと、手が伸びてきて思わず身体を竦める。
「おっと、すんません!」
ん?この声は。
『あ、やっぱり毛利くん』
「ん?先輩やったんやね!」
そう言う毛利くんの片手には
パンが3つ握られている。
『それ、全部食べるの?』
「ん?せやね。でもこれは間食用でっせ」
私が理解できない、という顔をしていたからか
毛利くんは丁寧に説明してくれた。
どうやら、お弁当はあって
でもそれだけじゃ足りないから
いつもパンを追加で買っているらしい。
『細身だけど、よく食べるんだね』
「そうですやろか?
清水先輩は、もうちょい食べんせーね。
細っこいから心配になりますやん」
細い、と言われて乙女心的には嬉しくなる。
『そ、そうかな。
いつもお弁当作ってたらたまには
こういうのが食べたくなるんだよね』
実際自分で作っていると
お弁当を買うより、パンとかサンドイッチとか
食べたくなるもの。
「先輩、いつも弁当作ってるん?」
『え、うん。そうだよ』
「ホンマに!?すごいわ…」
『残り物詰めるくらいのものだよ』
「それでもすごいですやん。なかなか続けられませんて」
べた褒めされてくすぐったい気持ちになる。
今度、食べてみたいとさらりと言われたけど
どう返していいかわからず曖昧に笑っておいた。
…とりあえず、明日からのお弁当は
もう少し見栄えくらい良くしようと思った。