夏の姿を独り占め
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「あぱぁ!!」
中学生高校生対抗ナンパ合戦での
三津谷さんの作りはったカラフルなおにぎり。
威力のすごさをわかってへんで
俺の記憶は一時ここで途切れた。
「あ……れ、俺…………」
『あ!寿三郎、よかった。気がついたんだね!』
目を覚ますと、千夏ちゃんの顔が近くにあった。
まだ少しボーッとする頭で
おにぎり食べただけやのに身体中が痛いて。
関節外れてもうてるし
三津谷さん、なんてもん作りはるん。
なんて考えててたら
頭が何か、やらかいもんに乗ってることに気がつく。
「って!!千夏ちゃん!?な、何してるん!?」
『何って、膝枕?』
頭の感触は千夏ちゃんの太もも。
どうやら気絶してもうた俺を介抱してくれてたみたいやけど
問題なんは、その格好。
「千夏ちゃん、水着・・・」
『あ、うん。君島さんが用意してくれて着てみたの』
無邪気な笑顔で、どう?と言われたけど
直視できずに、この体勢じゃ見られぇへんよと
なんとか誤魔化して、声を絞り出して答えた。
俺の今の体勢で嫌でも目に入ってしまうんは
千夏ちゃんの胸。
しかも下からの至近距離。
華奢な身体やと思うてたのに、全然華奢やないやんけ。
高校1年にしては、立派すぎひん?
『寿三郎?大丈夫・・・?』
千夏ちゃんが俺の顔を覗き込む。
そのせいで胸が余計に顔に近づいてきよる。
「だ、大丈夫!」
役得やけど、いろいろ身が持たへん。
月光さんに助けてもらお思うて見たら
まさかの金髪美女とビーチバレーしてはるやん。
いつもの「さして興味はない」はどないしたん?
『・・・寿三郎も、ナンパしに行きたい?』
別に月光さんが羨ましいわけとちゃうのに
俺の視線を勘違いした千夏ちゃんは
少しだけ眉を下げて
悲しそうな顔をしている。
「ナンパなんて、したくあらへんよ!」
『そうなの?でも皆楽しそうだし……』
身体も回復してきよったから
状態を起こして千夏ちゃんと向き合う。
「お、俺は、いまこうして
千夏ちゃんと一緒におれるのが、一番やんけ」
『本当……?ふふっ、嬉しい』
改めて見る彼女の水着姿はめちゃくちゃ可愛い。
君島さんのセンスは抜群で
派手すぎないカラーが
千夏ちゃんの白い肌によう似合ってはる。
上品だけど、どこか大人っぽくて千夏ちゃんみたい。
俺は少し浮かれてて、すっかりここが
対決の場やってこと忘れてしもうてた。
「もーうーり~。自分ズルいで~。
ナンパもせんと、千夏ちゃんとイチャイチャして」
「修さんに同意だね。膝枕までしてもらうなんて」
「今日の千夏さんが、格別に素敵なのはわかりますが
独り占めしすぎでは?」
先輩らに囲まれて問い詰められる。
いまからナンパして来いなんて言われる始末。
千夏ちゃんの前でそないなことできるわけないやんけ。
そう思うてたら、腕がぐいっと引っ張られ
また、やらかいもんが腕に当たる。
『先輩達、だめです。
寿三郎くんはまだ完全回復してないんです』
腕の感触は、千夏ちゃんの胸。
無意識なんやろうけどホンマにアカンて。
これはアカンて。
先輩らの視線が怖いけど
もうなに言われても、今日は彼女の傍から
離れへんようにしようと心に決めた。
(千夏ちゃん、これ羽織りんせーね)
(……似合ってなかった?)
(そんなことないやんけ!めちゃくちゃ似合ってる!)
(でも、あんまり見てくれないよね)
(その…………か、可愛すぎて、直視できないんよ)
(本当?似合ってる?)
(おん。誰にも、見せたくないくらい似合ってる。
せやから、これ羽織って?)
(うん!見せるのは、寿三郎くんにだけね!)
(……ホンマに、あんまり可愛いこと言わんで~)
中学生高校生対抗ナンパ合戦での
三津谷さんの作りはったカラフルなおにぎり。
威力のすごさをわかってへんで
俺の記憶は一時ここで途切れた。
「あ……れ、俺…………」
『あ!寿三郎、よかった。気がついたんだね!』
目を覚ますと、千夏ちゃんの顔が近くにあった。
まだ少しボーッとする頭で
おにぎり食べただけやのに身体中が痛いて。
関節外れてもうてるし
三津谷さん、なんてもん作りはるん。
なんて考えててたら
頭が何か、やらかいもんに乗ってることに気がつく。
「って!!千夏ちゃん!?な、何してるん!?」
『何って、膝枕?』
頭の感触は千夏ちゃんの太もも。
どうやら気絶してもうた俺を介抱してくれてたみたいやけど
問題なんは、その格好。
「千夏ちゃん、水着・・・」
『あ、うん。君島さんが用意してくれて着てみたの』
無邪気な笑顔で、どう?と言われたけど
直視できずに、この体勢じゃ見られぇへんよと
なんとか誤魔化して、声を絞り出して答えた。
俺の今の体勢で嫌でも目に入ってしまうんは
千夏ちゃんの胸。
しかも下からの至近距離。
華奢な身体やと思うてたのに、全然華奢やないやんけ。
高校1年にしては、立派すぎひん?
『寿三郎?大丈夫・・・?』
千夏ちゃんが俺の顔を覗き込む。
そのせいで胸が余計に顔に近づいてきよる。
「だ、大丈夫!」
役得やけど、いろいろ身が持たへん。
月光さんに助けてもらお思うて見たら
まさかの金髪美女とビーチバレーしてはるやん。
いつもの「さして興味はない」はどないしたん?
『・・・寿三郎も、ナンパしに行きたい?』
別に月光さんが羨ましいわけとちゃうのに
俺の視線を勘違いした千夏ちゃんは
少しだけ眉を下げて
悲しそうな顔をしている。
「ナンパなんて、したくあらへんよ!」
『そうなの?でも皆楽しそうだし……』
身体も回復してきよったから
状態を起こして千夏ちゃんと向き合う。
「お、俺は、いまこうして
千夏ちゃんと一緒におれるのが、一番やんけ」
『本当……?ふふっ、嬉しい』
改めて見る彼女の水着姿はめちゃくちゃ可愛い。
君島さんのセンスは抜群で
派手すぎないカラーが
千夏ちゃんの白い肌によう似合ってはる。
上品だけど、どこか大人っぽくて千夏ちゃんみたい。
俺は少し浮かれてて、すっかりここが
対決の場やってこと忘れてしもうてた。
「もーうーり~。自分ズルいで~。
ナンパもせんと、千夏ちゃんとイチャイチャして」
「修さんに同意だね。膝枕までしてもらうなんて」
「今日の千夏さんが、格別に素敵なのはわかりますが
独り占めしすぎでは?」
先輩らに囲まれて問い詰められる。
いまからナンパして来いなんて言われる始末。
千夏ちゃんの前でそないなことできるわけないやんけ。
そう思うてたら、腕がぐいっと引っ張られ
また、やらかいもんが腕に当たる。
『先輩達、だめです。
寿三郎くんはまだ完全回復してないんです』
腕の感触は、千夏ちゃんの胸。
無意識なんやろうけどホンマにアカンて。
これはアカンて。
先輩らの視線が怖いけど
もうなに言われても、今日は彼女の傍から
離れへんようにしようと心に決めた。
(千夏ちゃん、これ羽織りんせーね)
(……似合ってなかった?)
(そんなことないやんけ!めちゃくちゃ似合ってる!)
(でも、あんまり見てくれないよね)
(その…………か、可愛すぎて、直視できないんよ)
(本当?似合ってる?)
(おん。誰にも、見せたくないくらい似合ってる。
せやから、これ羽織って?)
(うん!見せるのは、寿三郎くんにだけね!)
(……ホンマに、あんまり可愛いこと言わんで~)