きみはクラスメート(中編小説)
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そして、ついに受験当日。
コンディションはバッチリなのだけど
緊張でずっとソワソワして、落ち着かないでいた。
スマホを見ても修二から連絡はなくて
さっきからロック画面を無駄に触ったり
トークアプリを開いて過去のトークを見たり
無駄なことばかりしてしまっている。
修二はきっと、邪魔しちゃいけないと思って
連絡して来ないんだろうな。
連絡してほしいのに。そう思っていたら
こういうのを以心伝心とでも言うのか
彼から連絡が来た。
“鞄の中、ちゃんと見てや”
どういうこと?と返信しようとして
とりあえず鞄の中を確認してみる。
鞄の外ポケットに、きれいな薄水色の封筒が入っていて
中を開けると、一緒に下校しているときに
なんとなく撮ったツーショット写真が入っていた。
そういえばこの写真、後で送ると言われたまま
送られてこなかった。
あの時、締りのなさ過ぎる顔してるから
見せられへんと言っていたけど
こういうことか、と納得した。
修二の顔は笑顔だけれど
いつもより眉も目尻も下がっているし
ふにゃっとした笑顔で
教室にいるときには見ることのできない
私といるときにだけに見せてくれる表情。
心臓を掴まれたかのように胸がきゅっとして
愛しい気持ちが溢れ出す。
ふと、写真の裏を見ると修二らしい均一な文字で
“いつでも傍におるつもりやから。
お守りとして持っといてや”
と書かれていた。
大切なお守りのおかげで私の緊張は
どこかにいってしまって
“ありがとう。頑張ってくるね”と返信し
お守りとスマホを鞄にしまったのだった。
コンディションはバッチリなのだけど
緊張でずっとソワソワして、落ち着かないでいた。
スマホを見ても修二から連絡はなくて
さっきからロック画面を無駄に触ったり
トークアプリを開いて過去のトークを見たり
無駄なことばかりしてしまっている。
修二はきっと、邪魔しちゃいけないと思って
連絡して来ないんだろうな。
連絡してほしいのに。そう思っていたら
こういうのを以心伝心とでも言うのか
彼から連絡が来た。
“鞄の中、ちゃんと見てや”
どういうこと?と返信しようとして
とりあえず鞄の中を確認してみる。
鞄の外ポケットに、きれいな薄水色の封筒が入っていて
中を開けると、一緒に下校しているときに
なんとなく撮ったツーショット写真が入っていた。
そういえばこの写真、後で送ると言われたまま
送られてこなかった。
あの時、締りのなさ過ぎる顔してるから
見せられへんと言っていたけど
こういうことか、と納得した。
修二の顔は笑顔だけれど
いつもより眉も目尻も下がっているし
ふにゃっとした笑顔で
教室にいるときには見ることのできない
私といるときにだけに見せてくれる表情。
心臓を掴まれたかのように胸がきゅっとして
愛しい気持ちが溢れ出す。
ふと、写真の裏を見ると修二らしい均一な文字で
“いつでも傍におるつもりやから。
お守りとして持っといてや”
と書かれていた。
大切なお守りのおかげで私の緊張は
どこかにいってしまって
“ありがとう。頑張ってくるね”と返信し
お守りとスマホを鞄にしまったのだった。