きみはクラスメート(中編小説)
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『えっ?空耳?幻聴?』
「何寝ぼけてるん?」
『いや、だって今マネージャーとか聞こえたから』
「せやから、練習試合の時だけでええから
マネージャーしてほしいんやけど」
『はい??』
唐突な種ヶ島からのお願いに自分の耳を疑った。
なぜテニスも何も関係のない私が
マネージャーをお願いされなければいけないのか。
怪訝な顔をする私に種ヶ島は
丁寧に理由を説明してくれたけど
そう簡単に“はい、わかりました“とは言えない話だ。
『絶対やだ。
人手不足なのはわかるけど
なりたくてもなれなかった
マネージャー志望の子達に申し訳ないし、恨まれそうだし』
うちの学校の男子テニス部はイケメンが多いので
女子からの人気が高い。
だからマネージャー志望者も多いらしいけど
部員目当ての子が多くて
結局長くは続かないらしい。
ずっとマネージャー不在でやってきたけど
流石に人手不足で助っ人が必要だという話になったようだ。
「玲ちゃんなら大丈夫やって!」
『何を根拠に。それに私テニスの経験ないし』
「経験なくても大丈夫やで。
それに、俺と奏多のお墨付きやから
誰にも文句は言わせへんよ~」
種ヶ島と入江くんのお墨付きっていうのが
テニス部員の反感は買わなそうだけど
女子からの反感はめちゃくちゃ買いそう。
自分達が人気があるってこと、自覚していないのだろうか。
しかも入江くんも私がマネージャーをする話に賛成なのか。
『…私にメリットは何もない気がするんだけど』
「メリットだらけやん。
まず皆からの好感度上がるやろー
色んな経験にもなるやろー
内申点も上がるかもしれへんし
何より、俺のかっこええとこ一番近くで見れる☆」
わざとらしいキメ顔も
本当に顔が良い分心臓に悪い。
好感度も、内申点も、経験も別にいらない。
だけど、種ヶ島のテニスをする姿は近くで見たい。
『…………わかった』
「ホンマに!?よしっ!めっちゃやる気出てきたわ~」
全くテニスについてわからない私は
まずはルールブックを読むことから
始めようと思ったのだった。
「何寝ぼけてるん?」
『いや、だって今マネージャーとか聞こえたから』
「せやから、練習試合の時だけでええから
マネージャーしてほしいんやけど」
『はい??』
唐突な種ヶ島からのお願いに自分の耳を疑った。
なぜテニスも何も関係のない私が
マネージャーをお願いされなければいけないのか。
怪訝な顔をする私に種ヶ島は
丁寧に理由を説明してくれたけど
そう簡単に“はい、わかりました“とは言えない話だ。
『絶対やだ。
人手不足なのはわかるけど
なりたくてもなれなかった
マネージャー志望の子達に申し訳ないし、恨まれそうだし』
うちの学校の男子テニス部はイケメンが多いので
女子からの人気が高い。
だからマネージャー志望者も多いらしいけど
部員目当ての子が多くて
結局長くは続かないらしい。
ずっとマネージャー不在でやってきたけど
流石に人手不足で助っ人が必要だという話になったようだ。
「玲ちゃんなら大丈夫やって!」
『何を根拠に。それに私テニスの経験ないし』
「経験なくても大丈夫やで。
それに、俺と奏多のお墨付きやから
誰にも文句は言わせへんよ~」
種ヶ島と入江くんのお墨付きっていうのが
テニス部員の反感は買わなそうだけど
女子からの反感はめちゃくちゃ買いそう。
自分達が人気があるってこと、自覚していないのだろうか。
しかも入江くんも私がマネージャーをする話に賛成なのか。
『…私にメリットは何もない気がするんだけど』
「メリットだらけやん。
まず皆からの好感度上がるやろー
色んな経験にもなるやろー
内申点も上がるかもしれへんし
何より、俺のかっこええとこ一番近くで見れる☆」
わざとらしいキメ顔も
本当に顔が良い分心臓に悪い。
好感度も、内申点も、経験も別にいらない。
だけど、種ヶ島のテニスをする姿は近くで見たい。
『…………わかった』
「ホンマに!?よしっ!めっちゃやる気出てきたわ~」
全くテニスについてわからない私は
まずはルールブックを読むことから
始めようと思ったのだった。