貴方はアイドル
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ああ、眼福。
尊い。
格好良すぎてつらい。
笑顔が眩しすぎる。
種ヶ島先輩、やばい。
私、山野麻友、高校1年です。
平等院鳳凰の従妹で、U-17の合宿の手伝いに来ています。
鳳凰くんに無理やり来いって言われて
いやいやながらの参加だったけど
イケメン揃いで毎日眼福です。
芸能人の君様もいるけど、
何より、種ヶ島先輩が格好良すぎてつらいです。
明るくていつも楽しげで
パリピって感じで、キラキラしてる。
鳳凰くんと同い年って嘘なんじゃないかな。
いや、それは鳳凰くんが年齢詐称気味なのか。
『皆さん、お疲れ様です。ドリンク置いておきます!』
「麻友ちゃん、おーきに!
働き者やねんなあ。偉いで☆」
うわああ、話しかけてもらえた。死にそう。
嬉しいのに、緊張してうまく話せなくて
返事もそこそこに、私はすぐにコートから出でしまった。
毎回こうなのだ。
本当は話がしたいけど、見た目がタイプ過ぎて直視できず
緊張のあまり言葉が出なくなってしまう。
しかも最近はやたらと話しかけられる。
タオルを洗っていても
トレーニングルームを掃除していても
なぜか私のもとへと来るのだ。
『大曲先輩!!』
私は自販機の前にいた、大曲先輩に駆け寄る。
「うぉ、声でけぇし。なんだよ山野」
『た、種ヶ島先輩が・・・・・格好いいです』
「そうかよ、そりゃよかったな」
『違うんです、あ、いや違わないけど、違うんです!』
大曲先輩は、盛大に溜息をついて
面倒くさそうにしているけど
「で、なんだし」って言いながらちゃんと話を聞いてくれる。
めちゃくちゃ面倒見の良い人だ。
『・・・ってわけで、緊張してうまく話せないんです。
話したいのに、顔見れないし。
私感じ悪いですよね、きっと』
「まあ、避けられてるとは思うかもな」
『あああ、どうしよう・・・』
「慣れればいいだけだろ。
…本人に素直に話してみるのもありなんじゃねぇか?」
『無理ですよ!本人に、格好良すぎて顔見れないし
話すの緊張しますって言うんですか?
もうほぼ告白みたいじゃないですか!』
「せやなあ、告白みたいやん☆」
私のすぐ背後には種ヶ島先輩がいた。
『えぇ!?い、いつの間に・・・!』
「"大曲先輩・・・!"からやで☆」
『いや、もうそれ最初っからですね!?』
見れば大曲先輩は普段なかなか見ないような
ニヤニヤ顔をしている。
すごい嵌められた感!
大曲先輩、あら治療すぎると思う!
しかも、じゃあ後は任せたしって言って
種ヶ島先輩と二人になってしまった。
「麻友ちゃん、逃さへんよ」
じりじりと、壁際へと追いやられる。
俗に言う、壁ドン状態。
「俺のこと、嫌いなんかと思うたわ」
『き、嫌いとか、そんなんじゃ、ないです・・・』
「竜次とかサンサンとか
他の奴とは楽しそうに話すのに
俺だけ避けられとるんは、悲しかったわ~」
『えっ、あの・・・す、すみません・・・』
「ほんで?なんで俺だけ避けてたん?」
種ヶ島先輩の顔が近づく。
新しいおもちゃを見つけた子供のように
楽しそうな顔をしている。
『いや、その、それはさっき
言いった通りで…その……』
「んー?麻友ちゃんの口で
ちゃーんと俺の目ぇ見て、聞きたいんやけどなぁ」
ずいっと、長い足が私の足の間に入って
逃げ場は全くない。
ていうかなに、手慣れてない?
女性との距離近くない?
えーい、もうどうにでもなれ!
『1番格好良くて憧れてます!
私の…………アイドルみたいな存在です!
も、もうこれで許して下さい!!』
「……へ?」
真っ赤な顔を押さえて走って逃げた。
種ヶ島先輩の身体を思い切り押し退けてきたけど
大丈夫だろうか。
チラッと振り替えると、お腹を押さえて
しゃがみこんでいる種ヶ島先輩。
やっぱり痛かったのかな?
謝るのは、とにかく落ち着いてからにしようと思い
私はそのまま去ることにしたのだった。
(お前、なに爆笑してんだし。…山野は?)
(逃げられてもうた☆)
(あいつ、ちゃんと話せたのかよ)
(竜次、俺って麻友ちゃんにとってアイドルらしいで)
(はあ?アイドル?)
(いや~、好きです言われるて期待してまうところを
私のアイドルですって……ぶっ…くくっ!)
(あー、……なんだし、お前も期待してたのかよ)
(すこーしな☆でもまあ、めっちゃオモロイ子やん。
竜次、取ったらあかんで)
(取らねぇし!)
尊い。
格好良すぎてつらい。
笑顔が眩しすぎる。
種ヶ島先輩、やばい。
私、山野麻友、高校1年です。
平等院鳳凰の従妹で、U-17の合宿の手伝いに来ています。
鳳凰くんに無理やり来いって言われて
いやいやながらの参加だったけど
イケメン揃いで毎日眼福です。
芸能人の君様もいるけど、
何より、種ヶ島先輩が格好良すぎてつらいです。
明るくていつも楽しげで
パリピって感じで、キラキラしてる。
鳳凰くんと同い年って嘘なんじゃないかな。
いや、それは鳳凰くんが年齢詐称気味なのか。
『皆さん、お疲れ様です。ドリンク置いておきます!』
「麻友ちゃん、おーきに!
働き者やねんなあ。偉いで☆」
うわああ、話しかけてもらえた。死にそう。
嬉しいのに、緊張してうまく話せなくて
返事もそこそこに、私はすぐにコートから出でしまった。
毎回こうなのだ。
本当は話がしたいけど、見た目がタイプ過ぎて直視できず
緊張のあまり言葉が出なくなってしまう。
しかも最近はやたらと話しかけられる。
タオルを洗っていても
トレーニングルームを掃除していても
なぜか私のもとへと来るのだ。
『大曲先輩!!』
私は自販機の前にいた、大曲先輩に駆け寄る。
「うぉ、声でけぇし。なんだよ山野」
『た、種ヶ島先輩が・・・・・格好いいです』
「そうかよ、そりゃよかったな」
『違うんです、あ、いや違わないけど、違うんです!』
大曲先輩は、盛大に溜息をついて
面倒くさそうにしているけど
「で、なんだし」って言いながらちゃんと話を聞いてくれる。
めちゃくちゃ面倒見の良い人だ。
『・・・ってわけで、緊張してうまく話せないんです。
話したいのに、顔見れないし。
私感じ悪いですよね、きっと』
「まあ、避けられてるとは思うかもな」
『あああ、どうしよう・・・』
「慣れればいいだけだろ。
…本人に素直に話してみるのもありなんじゃねぇか?」
『無理ですよ!本人に、格好良すぎて顔見れないし
話すの緊張しますって言うんですか?
もうほぼ告白みたいじゃないですか!』
「せやなあ、告白みたいやん☆」
私のすぐ背後には種ヶ島先輩がいた。
『えぇ!?い、いつの間に・・・!』
「"大曲先輩・・・!"からやで☆」
『いや、もうそれ最初っからですね!?』
見れば大曲先輩は普段なかなか見ないような
ニヤニヤ顔をしている。
すごい嵌められた感!
大曲先輩、あら治療すぎると思う!
しかも、じゃあ後は任せたしって言って
種ヶ島先輩と二人になってしまった。
「麻友ちゃん、逃さへんよ」
じりじりと、壁際へと追いやられる。
俗に言う、壁ドン状態。
「俺のこと、嫌いなんかと思うたわ」
『き、嫌いとか、そんなんじゃ、ないです・・・』
「竜次とかサンサンとか
他の奴とは楽しそうに話すのに
俺だけ避けられとるんは、悲しかったわ~」
『えっ、あの・・・す、すみません・・・』
「ほんで?なんで俺だけ避けてたん?」
種ヶ島先輩の顔が近づく。
新しいおもちゃを見つけた子供のように
楽しそうな顔をしている。
『いや、その、それはさっき
言いった通りで…その……』
「んー?麻友ちゃんの口で
ちゃーんと俺の目ぇ見て、聞きたいんやけどなぁ」
ずいっと、長い足が私の足の間に入って
逃げ場は全くない。
ていうかなに、手慣れてない?
女性との距離近くない?
えーい、もうどうにでもなれ!
『1番格好良くて憧れてます!
私の…………アイドルみたいな存在です!
も、もうこれで許して下さい!!』
「……へ?」
真っ赤な顔を押さえて走って逃げた。
種ヶ島先輩の身体を思い切り押し退けてきたけど
大丈夫だろうか。
チラッと振り替えると、お腹を押さえて
しゃがみこんでいる種ヶ島先輩。
やっぱり痛かったのかな?
謝るのは、とにかく落ち着いてからにしようと思い
私はそのまま去ることにしたのだった。
(お前、なに爆笑してんだし。…山野は?)
(逃げられてもうた☆)
(あいつ、ちゃんと話せたのかよ)
(竜次、俺って麻友ちゃんにとってアイドルらしいで)
(はあ?アイドル?)
(いや~、好きです言われるて期待してまうところを
私のアイドルですって……ぶっ…くくっ!)
(あー、……なんだし、お前も期待してたのかよ)
(すこーしな☆でもまあ、めっちゃオモロイ子やん。
竜次、取ったらあかんで)
(取らねぇし!)