似合う服とバッグ選んだるわ☆
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「んー、やっぱこっちのが
愛美ちゃんには似合いそうやな。これ着てみてや☆」
『う、うん』
種ヶ島くんの着せ替え人形になって30分。
さっきから渡される洋服を着ては見せ
着ては見せての繰り返し。
君島くんが載っている雑誌を読んでいたら
いきなり
「こういう服、着ぃひんの?」と話しかけられ
『うーん、似合わないよ』と答えたら
あれよあれよと言う間に
ショッピングモールへと連れてこられたのだ。
そして今、ちょっと大人っぽい系統のお店の試着室で
種ヶ島くんから渡される服に着替える。
『あ、あの…着てみた、けど…』
「それ!今まで着た中で一番似合うとる!
小物はせやなぁ…これとかどう?」
『あ、落ち着いてて素敵だね』
「よし!ほんなら、これに決まりやな!」
え、決まりって何?と思っていたら
とりあえず元の服を着て試着室から出るようにと促された。
脱いで、元のジャージを着ると
さっきまでのキラキラはなくなって
いきなり現実に引き戻された感じがする。
それにしても、私が着てもそれなりに見えたから
種ヶ島くんってセンスあるなぁ。
見た目が少し派手だから
選ぶ服も派手なのかと思っていた。
いや、私が派手な服が似合わないからかもしれないけど
この服、値段も良心的だし買って帰ろうかな。
そんなことを考えていたら
思っていたより時間が経っていて慌てて試着室から出た。
「お疲れちゃん☆ほい、これ」
渡されたのはお店の紙袋。
『え?なに?どういうこと?』
「俺からのプレゼントやで☆」
『えっ?ちょっと待って、なんで…』
そんなの貰えない、と断るも
俺が着るわけにはいかんやんと言われ
受けとるしか選択肢はなかった。
『でも、ここまでしてもらう理由ないっていうか…
その、貰うのは申し訳ないよ。何かお礼を…』
「ほんなら、俺のお願い聞いてくれへん?」
『なに?』
「その服着て、デートしてほしい」
普段のように笑っているけどその瞳は真剣で
冗談を言ってるわけではなさそうだ。
『わ、わかった!
じゃあデートのとき奢るから…』
「めっちゃボケるやーん。ちゃうって」
『ご飯奢るとか、そういう話じゃなくて?』
「奢るのは置いといて、や。
俺が選んだ服着て、デートしてくれるんが俺へのお礼。
エスコートさせてや?」
思わず見とれてしまうほどの綺麗な笑顔で言われて
彼の隣を歩くには
私の心臓はもたないんじゃないかなって思った。
(ということでね君島くん。
種ヶ島くんが服とかバッグとか選んでくれて…)
(おやおやそれは…わかりやすいアピールですね)
(アピール?)
(愛美さんは彼の選手インタビューを見ていませんか?)
(うん。見てないよ)
(そうですか。彼の”大切な人へのプレゼント”は
”似合う服とバッグ選んだるわ☆”だそうですよ)
(大切な人……?え?え??)
(まだ教えないほうが良かったですかね)
愛美ちゃんには似合いそうやな。これ着てみてや☆」
『う、うん』
種ヶ島くんの着せ替え人形になって30分。
さっきから渡される洋服を着ては見せ
着ては見せての繰り返し。
君島くんが載っている雑誌を読んでいたら
いきなり
「こういう服、着ぃひんの?」と話しかけられ
『うーん、似合わないよ』と答えたら
あれよあれよと言う間に
ショッピングモールへと連れてこられたのだ。
そして今、ちょっと大人っぽい系統のお店の試着室で
種ヶ島くんから渡される服に着替える。
『あ、あの…着てみた、けど…』
「それ!今まで着た中で一番似合うとる!
小物はせやなぁ…これとかどう?」
『あ、落ち着いてて素敵だね』
「よし!ほんなら、これに決まりやな!」
え、決まりって何?と思っていたら
とりあえず元の服を着て試着室から出るようにと促された。
脱いで、元のジャージを着ると
さっきまでのキラキラはなくなって
いきなり現実に引き戻された感じがする。
それにしても、私が着てもそれなりに見えたから
種ヶ島くんってセンスあるなぁ。
見た目が少し派手だから
選ぶ服も派手なのかと思っていた。
いや、私が派手な服が似合わないからかもしれないけど
この服、値段も良心的だし買って帰ろうかな。
そんなことを考えていたら
思っていたより時間が経っていて慌てて試着室から出た。
「お疲れちゃん☆ほい、これ」
渡されたのはお店の紙袋。
『え?なに?どういうこと?』
「俺からのプレゼントやで☆」
『えっ?ちょっと待って、なんで…』
そんなの貰えない、と断るも
俺が着るわけにはいかんやんと言われ
受けとるしか選択肢はなかった。
『でも、ここまでしてもらう理由ないっていうか…
その、貰うのは申し訳ないよ。何かお礼を…』
「ほんなら、俺のお願い聞いてくれへん?」
『なに?』
「その服着て、デートしてほしい」
普段のように笑っているけどその瞳は真剣で
冗談を言ってるわけではなさそうだ。
『わ、わかった!
じゃあデートのとき奢るから…』
「めっちゃボケるやーん。ちゃうって」
『ご飯奢るとか、そういう話じゃなくて?』
「奢るのは置いといて、や。
俺が選んだ服着て、デートしてくれるんが俺へのお礼。
エスコートさせてや?」
思わず見とれてしまうほどの綺麗な笑顔で言われて
彼の隣を歩くには
私の心臓はもたないんじゃないかなって思った。
(ということでね君島くん。
種ヶ島くんが服とかバッグとか選んでくれて…)
(おやおやそれは…わかりやすいアピールですね)
(アピール?)
(愛美さんは彼の選手インタビューを見ていませんか?)
(うん。見てないよ)
(そうですか。彼の”大切な人へのプレゼント”は
”似合う服とバッグ選んだるわ☆”だそうですよ)
(大切な人……?え?え??)
(まだ教えないほうが良かったですかね)