君様の交渉術
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今日は練習もないオフの日。
しかも雨やから出掛ける予定もないし
ぶっちゃけ暇☆
中学生いじって遊ぶんもええけど
個人的には密かに想いを寄せてる
凛ちゃんと過ごしたい。
そこまで密かには思うてへんけど。
わりかしガンガンに攻めてるけど。
スマホ見ても送ったメッセージは未読のまま。
出掛けとるんやろか。
凛ちゃん探してまわりよったら
丁度ええとこに、可愛い後輩がおった。
「ちゃい☆ノスケおはようさん。
凛ちゃん探してるんやけど見てへん?」
「おはようございます。
いえ、俺は見かけてないですけど」
「さよか。どこ行ったんやろ」
そういえば、朝食のときも見かけへんかったなあ。
朝から一緒に食べよて言うとけばよかったわ。
「凛さんなら君様と出掛けてたろぃ」
「え!ガムちゃんそれホンマに?」
「芸能人と出掛けるって……大丈夫かいな?」
ノスケの言うとおり。
サンサンと出掛けるって
スキャンダル的なことにならへん?
“激写!君島の熱愛恋人発覚か!?“みたいなことで
お茶の間賑わすことにならへん?
そもそも凛ちゃんが恋人と間違われるとか最悪やん。
「撮影って言ってましたよ。
君様が凛さんにモデルしないかって
交渉してる感じでした。なっ、ジャッカル」
「まあそんな雰囲気だったな」
「モデル!?」
ガムちゃんたちの話聞いて驚く。
凛ちゃんがモデルってなんで!?
まあ確かにそのへんのアイドルよりレベル高い。
見た目クールビューティーなのに
笑うとめっちゃ可愛い。
スタイルもええ。
ただ、本人の性格上引き受けるようなタイプやあらへんのに。
気になって気になって
サンサンのプライベート用スマホに連絡した。
「はい。種ヶ島くん、どうしたんですか?」
「サンサン!聞いたで!凛ちゃんモデルにって
どーゆーことなん!?」
「今日の撮影で、私の相手役の方が体調不良で休まれまして。
代役を凛さんに頼んだだけですよ」
「いや、なんでそこで凛ちゃんなん!?」
「彼女がイメージにピッタリでしたので。
それに……おっと、そろそろ撮影が始まりますので、では」
めっちゃ気になるとこで切りよったで。
相手役ってなんなん。
サンサンの相手も嫌なんやけど
凛ちゃんのかわいさが広まってまうのも嫌や。
ピロン、と通知が鳴ってスマホを開く。
サンサンから送られて来たのは写真。
「あー……これはあかんやろ……」
黒いタイトなワンピース姿に
青い花束を抱えた凛ちゃん。
その表情は透き通るように綺麗で
画面越しの瞳に吸い込まれそう。
好きな人に、見せる顔って感じ。
これを撮ったのはカメラマンなのか、サンサンなのか。
そんなことにまで、妬いてる自分は相当きてる。
ピロン、とまた通知。
“種ヶ島くんに送るのでと伝えて、 撮らせて頂きました。
彼女を独占したお詫びです“
俺に送るって知ってて?
俺に向けた表情やってこと?
期待してまうやん。
とりあえず、サンサンへの敵意は置いといて
帰って来たらもっと写真催促したろ。
写真見てたら凛ちゃんの声聞きたなってきて
本人に会いたくなった。
早う帰って来てや。
(え?モデルですか?わたしが?)
(ええ。凛さんにイメージがピッタリなんです)
(いや、わたしなんて平凡な女子高生ですよ?)
(……凛さん、以前種ヶ島くんが
モデルをしたときの写真を見たいと言っていましたね)
(うっ…………は、はい)
(写真データがあるのですが、いかがです?)
(………………モデル、やってみても良いですよ…)
(交渉成立ですね)
しかも雨やから出掛ける予定もないし
ぶっちゃけ暇☆
中学生いじって遊ぶんもええけど
個人的には密かに想いを寄せてる
凛ちゃんと過ごしたい。
そこまで密かには思うてへんけど。
わりかしガンガンに攻めてるけど。
スマホ見ても送ったメッセージは未読のまま。
出掛けとるんやろか。
凛ちゃん探してまわりよったら
丁度ええとこに、可愛い後輩がおった。
「ちゃい☆ノスケおはようさん。
凛ちゃん探してるんやけど見てへん?」
「おはようございます。
いえ、俺は見かけてないですけど」
「さよか。どこ行ったんやろ」
そういえば、朝食のときも見かけへんかったなあ。
朝から一緒に食べよて言うとけばよかったわ。
「凛さんなら君様と出掛けてたろぃ」
「え!ガムちゃんそれホンマに?」
「芸能人と出掛けるって……大丈夫かいな?」
ノスケの言うとおり。
サンサンと出掛けるって
スキャンダル的なことにならへん?
“激写!君島の熱愛恋人発覚か!?“みたいなことで
お茶の間賑わすことにならへん?
そもそも凛ちゃんが恋人と間違われるとか最悪やん。
「撮影って言ってましたよ。
君様が凛さんにモデルしないかって
交渉してる感じでした。なっ、ジャッカル」
「まあそんな雰囲気だったな」
「モデル!?」
ガムちゃんたちの話聞いて驚く。
凛ちゃんがモデルってなんで!?
まあ確かにそのへんのアイドルよりレベル高い。
見た目クールビューティーなのに
笑うとめっちゃ可愛い。
スタイルもええ。
ただ、本人の性格上引き受けるようなタイプやあらへんのに。
気になって気になって
サンサンのプライベート用スマホに連絡した。
「はい。種ヶ島くん、どうしたんですか?」
「サンサン!聞いたで!凛ちゃんモデルにって
どーゆーことなん!?」
「今日の撮影で、私の相手役の方が体調不良で休まれまして。
代役を凛さんに頼んだだけですよ」
「いや、なんでそこで凛ちゃんなん!?」
「彼女がイメージにピッタリでしたので。
それに……おっと、そろそろ撮影が始まりますので、では」
めっちゃ気になるとこで切りよったで。
相手役ってなんなん。
サンサンの相手も嫌なんやけど
凛ちゃんのかわいさが広まってまうのも嫌や。
ピロン、と通知が鳴ってスマホを開く。
サンサンから送られて来たのは写真。
「あー……これはあかんやろ……」
黒いタイトなワンピース姿に
青い花束を抱えた凛ちゃん。
その表情は透き通るように綺麗で
画面越しの瞳に吸い込まれそう。
好きな人に、見せる顔って感じ。
これを撮ったのはカメラマンなのか、サンサンなのか。
そんなことにまで、妬いてる自分は相当きてる。
ピロン、とまた通知。
“種ヶ島くんに送るのでと伝えて、 撮らせて頂きました。
彼女を独占したお詫びです“
俺に送るって知ってて?
俺に向けた表情やってこと?
期待してまうやん。
とりあえず、サンサンへの敵意は置いといて
帰って来たらもっと写真催促したろ。
写真見てたら凛ちゃんの声聞きたなってきて
本人に会いたくなった。
早う帰って来てや。
(え?モデルですか?わたしが?)
(ええ。凛さんにイメージがピッタリなんです)
(いや、わたしなんて平凡な女子高生ですよ?)
(……凛さん、以前種ヶ島くんが
モデルをしたときの写真を見たいと言っていましたね)
(うっ…………は、はい)
(写真データがあるのですが、いかがです?)
(………………モデル、やってみても良いですよ…)
(交渉成立ですね)
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