ただいま遠距離恋愛中2
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『あぁぁぁ・・・・緊張した・・・』
先輩らとの会話の後、コーチ達にも挨拶をして
すれ違う中学生達にも紹介して
やっと部屋へと着いた。
コーチ達はさすがの大人の対応で
舞ちゃんの親御さんに連絡もしてくれはった。
齋藤コーチから
「良いメンタルトレーニングになりそうですね」と
言われたんが気になったけど、どない意味やろ。
「にしても、舞ちゃんごめんなぁ。
先輩らの相手、疲れたやろ」
『確かに少し疲れましたけど、挨拶ができて良かったです』
「平等院さんに話しかけ行ったんはビビったわ」
『行くか悩んだんですけど
寿三郎さんの立場が悪くなるといけないと思ったら
身体が動いてしまって・・・。逆効果でしたかね・・・』
あのあと、デュークさんがこっそり
「お頭、機嫌が良いみたいですなぁ」と
笑うて行きんさったとこを見ると
逆効果ってことではないんやろうな。
「舞ちゃん、気に入られたと思うわ」
『そうだといいんですけど』
さっきの雰囲気とは違う弱気な表情。
・・・このギャップがたまらんのです。
そうこうしてたらすぐ夕食の時間になってしもうて
舞ちゃんを連れてレストランへと向かう。
月光さんも誘うて3人でゆっくり食べよか
なんて思うてたら
まさかの遠野さんから
「毛利の彼女こっちに来い」と叫ばれて
ゆっくりどころか
また全員から質問責めに合うことになってしもうた。
出逢いやらどっちが告白したのやら
本当に毛利で良いのかーなんてことまで言うてはって
ちゃんと皆俺とおんなじ
年相応の男子なんやなぁてちょっと安心した。
「えっ?美山さん・・・?」
食べ終わって、コーヒー飲みながら
舞ちゃんと月光さんと話よったら
立海の三強が俺たちのテーブルに来んさった。
『あはは、ついに見つかっちゃったか』
「美山、なぜお前がここにいる?」
「先程コーチから聞いた話の一般人とは
美山のことだったのか」
せや。舞ちゃんは立海の3年。
学校でも有名人の彼女を、彼らが知らないわけがない。
「どうして、毛利先輩と一緒に?」
「俺の、彼女やで」
…あかん。3人共ぜーんぜん信じてへん。
なに言うてんねんこの人、みたいな目ぇで見てはる。
真田なんか固まってもうてん。
『本当よ。
寿三郎さんが卒業するちょっと前から付き合ってるの。
私が年上の人と付き合ってるって噂
柳なら聞いたことはあったんじゃない?』
なんやねんそのオモロそうな噂。
噂になってんねんな。
なんや、こないなことでも嬉しなる俺は
単純や思うし、子供っぽいんとちゃうかな。
「ふむ・・・耳にしたことはあったが
まさか毛利先輩だとは思わなかった」
『まあそうよね、接点なかったしね』
「どこで知り合ったんだい?」
『それは・・・・・秘密ってことで。また今度話すね』
チラッと俺を見て舞ちゃんはいたずらっぽく笑う。
うーわ、可愛すぎるんとちゃいまっか?
幸村と柳は、固まっている真田を連れて
去って行きんさった。
真田には、刺激が強かったんやろか。
レストランを後にして次は
舞ちゃんを風呂へと案内する。
「ほなら俺が先にあがるやろうけ、この辺で待っとくわ」
『部屋まで戻れますから、大丈夫ですよ?』
「あかんよ!こないな男の巣窟ん中に
湯上がり舞ちゃん一人にはさせられへんよ!」
『じゃあお言葉に甘えます。
・・・なんだか、温泉旅行みたいですね。入ってきます!』
せやねん。温泉デートっぽいやんけ。
俺がいつか舞ちゃんと行きたいデートスポット
ゆったり温泉旅行が
まさか、こないなかたちで疑似体験できるなんて。
ほんま、申し訳ないけどこのハプニングおおきに。
待たせたなくて、四天宝寺のスピードスターも
驚くくらいの速さで風呂から出たった。
ソファーに座ってしばらく待ってたら
肩をポンポンと叩かれる。
『すみません、お待たせしました』
「……やっ、いや、全然待ってへん、よ」
湯上がり姿が、予想以上に色っぽい。
あかんよ、これは。
直視できひん。
とりあえずここにおったら
他の人に見られてまうから
舞ちゃんの手ぇ引いて、急いで部屋に戻った。
『どうかしたんですか?』
「いや、その~、なんもあらへんよ?」
部屋に入ってすぐ、
よそよそしい態度に違和感を感じたんか
舞ちゃんが顔を覗きこんで来んさる。
あぁ、そないに近づかんといて。
一人で焦ってたらぎゅっと、手ぇが握られた。
『…不謹慎ですし色んな人に迷惑を掛けたと思いますけど
今、こうやって寿三郎さんと一緒にいられて
すごく、嬉しいです。
こんな時間まで一緒にいられるなんてこと、ないから』
「俺も、正直離れたなくて
電車乗れへん、ホテルもないてなったとき
ほんまは少し嬉しかった。
まだ、一緒にいれるんやって思うて」
『同じ事を思ってたんですね』
嬉しいなぁって、ぽやっと柔らかく笑う顔見てたら
いつん間にか、手ぇ伸ばしてて
舞ちゃんを抱き締めてしもうた。
湯上がりの火照った身体は熱くて
舞ちゃんの少しだけ湿った首筋に顔を埋める。
『じゅっ、寿三郎さんっ…』
「……いややったら、殴るなり、蹴るなりしんせーね」
『んっ…!』
これでも一応ムードとか考えてたんに
もう色々と限界がきんさって
少し無理やりにキスする。
どないしよ、止まらへん。
「舞ちゃん、めっちゃ好き」
『ふっ、んっ……じゅさ…』
角度を変えて何度も、しつこくキスして
舞ちゃんの細い腰に触れる。
服を捲って、直接肌に触れれば
びくん、と身体が跳ねた。
ここで、先に進んでええんやろうか。
せやけど、こないなチャンスめったにない。
彼女の蕩けきった顔を見て
ずくん、と反応してしもうて
もうどうにでもなってまえ、て思うた瞬間
無機質な放送で消灯の合図が流れた。
「舞ちゃんっ………!ご、ごめっ」
『はっ、ふぅ…い、いえ、大丈夫、です』
ハッと我に返って、舞ちゃんの身体を離す。
俺、なにしてんねん。
考えてたムードはどこいったんけ。
「お、俺、部屋戻るわ。
ほなら、舞ちゃん。
今日は疲れたやろうけ、ゆっくり寝やるんよ」
恥ずかしゅうて、舞ちゃんの顔
見ぃひんようにして
部屋から出ようとしてたら、後ろから抱きつかれた。
『あのっ、私、その…
嫌、とかはないですから。
だから、その……
こういうこと、もっと、したいです…
じゃ、じゃあおやすみなさい!』
部屋を出て、ドアの前でしゃがみこむ。
さっきまでの行為と
舞ちゃんの発言と
色々思い出して思わず顔を隠した。
斎藤コーチの言うてはった
良いメンタルトレーニングの意味が、ようやくわかった。
コーチ、このトレーニングはあかんよ。
無理やって。
部屋に戻ったら、俺の表情と雰囲気で
月光さんは色々と察したようで
無言でポンッと肩をたたかれる。
なんや、察してもらえるんはありがたいけど
全部お見通しのようで恥ずかしい。
明日も大好きな彼女がおる、そう思うだけで
今はよしとしよう。
先に進むのは、もうちょい、大人になってから。
明日は誰よりも一番先に"おはよう"って言うんや。
舞ちゃんの顔を思い浮かべて
明日のこと考えとったら、すぐに眠りについた。
おやすみ、舞ちゃん。
(竜次!さっきな、すごい顔した毛利とすれ違うたんやけど)
(すごい顔ってなんだし)
(なんちゅうか、据え膳!みたいな顔やったわ)
(いや、わかんねえし)
(舞ちゃんの部屋の近くやったからなぁ~
よろしくやっとたんやろか)
(お前…変な想像やめろし)
(明日話聞いてみよか☆)
(ったく、やめてやれ。
今日見てただけでも余裕なかっただろうが、あいつ)
(せやから、オモロイやん!
あと、あの立海の真田が毛利と付き合うてんの知って
落ち込んどるんやって)
(ふーん)
(真田にも話聞いてみよか☆)
(勘弁しろし……)
先輩らとの会話の後、コーチ達にも挨拶をして
すれ違う中学生達にも紹介して
やっと部屋へと着いた。
コーチ達はさすがの大人の対応で
舞ちゃんの親御さんに連絡もしてくれはった。
齋藤コーチから
「良いメンタルトレーニングになりそうですね」と
言われたんが気になったけど、どない意味やろ。
「にしても、舞ちゃんごめんなぁ。
先輩らの相手、疲れたやろ」
『確かに少し疲れましたけど、挨拶ができて良かったです』
「平等院さんに話しかけ行ったんはビビったわ」
『行くか悩んだんですけど
寿三郎さんの立場が悪くなるといけないと思ったら
身体が動いてしまって・・・。逆効果でしたかね・・・』
あのあと、デュークさんがこっそり
「お頭、機嫌が良いみたいですなぁ」と
笑うて行きんさったとこを見ると
逆効果ってことではないんやろうな。
「舞ちゃん、気に入られたと思うわ」
『そうだといいんですけど』
さっきの雰囲気とは違う弱気な表情。
・・・このギャップがたまらんのです。
そうこうしてたらすぐ夕食の時間になってしもうて
舞ちゃんを連れてレストランへと向かう。
月光さんも誘うて3人でゆっくり食べよか
なんて思うてたら
まさかの遠野さんから
「毛利の彼女こっちに来い」と叫ばれて
ゆっくりどころか
また全員から質問責めに合うことになってしもうた。
出逢いやらどっちが告白したのやら
本当に毛利で良いのかーなんてことまで言うてはって
ちゃんと皆俺とおんなじ
年相応の男子なんやなぁてちょっと安心した。
「えっ?美山さん・・・?」
食べ終わって、コーヒー飲みながら
舞ちゃんと月光さんと話よったら
立海の三強が俺たちのテーブルに来んさった。
『あはは、ついに見つかっちゃったか』
「美山、なぜお前がここにいる?」
「先程コーチから聞いた話の一般人とは
美山のことだったのか」
せや。舞ちゃんは立海の3年。
学校でも有名人の彼女を、彼らが知らないわけがない。
「どうして、毛利先輩と一緒に?」
「俺の、彼女やで」
…あかん。3人共ぜーんぜん信じてへん。
なに言うてんねんこの人、みたいな目ぇで見てはる。
真田なんか固まってもうてん。
『本当よ。
寿三郎さんが卒業するちょっと前から付き合ってるの。
私が年上の人と付き合ってるって噂
柳なら聞いたことはあったんじゃない?』
なんやねんそのオモロそうな噂。
噂になってんねんな。
なんや、こないなことでも嬉しなる俺は
単純や思うし、子供っぽいんとちゃうかな。
「ふむ・・・耳にしたことはあったが
まさか毛利先輩だとは思わなかった」
『まあそうよね、接点なかったしね』
「どこで知り合ったんだい?」
『それは・・・・・秘密ってことで。また今度話すね』
チラッと俺を見て舞ちゃんはいたずらっぽく笑う。
うーわ、可愛すぎるんとちゃいまっか?
幸村と柳は、固まっている真田を連れて
去って行きんさった。
真田には、刺激が強かったんやろか。
レストランを後にして次は
舞ちゃんを風呂へと案内する。
「ほなら俺が先にあがるやろうけ、この辺で待っとくわ」
『部屋まで戻れますから、大丈夫ですよ?』
「あかんよ!こないな男の巣窟ん中に
湯上がり舞ちゃん一人にはさせられへんよ!」
『じゃあお言葉に甘えます。
・・・なんだか、温泉旅行みたいですね。入ってきます!』
せやねん。温泉デートっぽいやんけ。
俺がいつか舞ちゃんと行きたいデートスポット
ゆったり温泉旅行が
まさか、こないなかたちで疑似体験できるなんて。
ほんま、申し訳ないけどこのハプニングおおきに。
待たせたなくて、四天宝寺のスピードスターも
驚くくらいの速さで風呂から出たった。
ソファーに座ってしばらく待ってたら
肩をポンポンと叩かれる。
『すみません、お待たせしました』
「……やっ、いや、全然待ってへん、よ」
湯上がり姿が、予想以上に色っぽい。
あかんよ、これは。
直視できひん。
とりあえずここにおったら
他の人に見られてまうから
舞ちゃんの手ぇ引いて、急いで部屋に戻った。
『どうかしたんですか?』
「いや、その~、なんもあらへんよ?」
部屋に入ってすぐ、
よそよそしい態度に違和感を感じたんか
舞ちゃんが顔を覗きこんで来んさる。
あぁ、そないに近づかんといて。
一人で焦ってたらぎゅっと、手ぇが握られた。
『…不謹慎ですし色んな人に迷惑を掛けたと思いますけど
今、こうやって寿三郎さんと一緒にいられて
すごく、嬉しいです。
こんな時間まで一緒にいられるなんてこと、ないから』
「俺も、正直離れたなくて
電車乗れへん、ホテルもないてなったとき
ほんまは少し嬉しかった。
まだ、一緒にいれるんやって思うて」
『同じ事を思ってたんですね』
嬉しいなぁって、ぽやっと柔らかく笑う顔見てたら
いつん間にか、手ぇ伸ばしてて
舞ちゃんを抱き締めてしもうた。
湯上がりの火照った身体は熱くて
舞ちゃんの少しだけ湿った首筋に顔を埋める。
『じゅっ、寿三郎さんっ…』
「……いややったら、殴るなり、蹴るなりしんせーね」
『んっ…!』
これでも一応ムードとか考えてたんに
もう色々と限界がきんさって
少し無理やりにキスする。
どないしよ、止まらへん。
「舞ちゃん、めっちゃ好き」
『ふっ、んっ……じゅさ…』
角度を変えて何度も、しつこくキスして
舞ちゃんの細い腰に触れる。
服を捲って、直接肌に触れれば
びくん、と身体が跳ねた。
ここで、先に進んでええんやろうか。
せやけど、こないなチャンスめったにない。
彼女の蕩けきった顔を見て
ずくん、と反応してしもうて
もうどうにでもなってまえ、て思うた瞬間
無機質な放送で消灯の合図が流れた。
「舞ちゃんっ………!ご、ごめっ」
『はっ、ふぅ…い、いえ、大丈夫、です』
ハッと我に返って、舞ちゃんの身体を離す。
俺、なにしてんねん。
考えてたムードはどこいったんけ。
「お、俺、部屋戻るわ。
ほなら、舞ちゃん。
今日は疲れたやろうけ、ゆっくり寝やるんよ」
恥ずかしゅうて、舞ちゃんの顔
見ぃひんようにして
部屋から出ようとしてたら、後ろから抱きつかれた。
『あのっ、私、その…
嫌、とかはないですから。
だから、その……
こういうこと、もっと、したいです…
じゃ、じゃあおやすみなさい!』
部屋を出て、ドアの前でしゃがみこむ。
さっきまでの行為と
舞ちゃんの発言と
色々思い出して思わず顔を隠した。
斎藤コーチの言うてはった
良いメンタルトレーニングの意味が、ようやくわかった。
コーチ、このトレーニングはあかんよ。
無理やって。
部屋に戻ったら、俺の表情と雰囲気で
月光さんは色々と察したようで
無言でポンッと肩をたたかれる。
なんや、察してもらえるんはありがたいけど
全部お見通しのようで恥ずかしい。
明日も大好きな彼女がおる、そう思うだけで
今はよしとしよう。
先に進むのは、もうちょい、大人になってから。
明日は誰よりも一番先に"おはよう"って言うんや。
舞ちゃんの顔を思い浮かべて
明日のこと考えとったら、すぐに眠りについた。
おやすみ、舞ちゃん。
(竜次!さっきな、すごい顔した毛利とすれ違うたんやけど)
(すごい顔ってなんだし)
(なんちゅうか、据え膳!みたいな顔やったわ)
(いや、わかんねえし)
(舞ちゃんの部屋の近くやったからなぁ~
よろしくやっとたんやろか)
(お前…変な想像やめろし)
(明日話聞いてみよか☆)
(ったく、やめてやれ。
今日見てただけでも余裕なかっただろうが、あいつ)
(せやから、オモロイやん!
あと、あの立海の真田が毛利と付き合うてんの知って
落ち込んどるんやって)
(ふーん)
(真田にも話聞いてみよか☆)
(勘弁しろし……)
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