ただいま遠距離恋愛中
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それからは水族館へと行き、商店街を散歩する。
なかなか実現できなかった普通のデートが、やっとできた。
毛利は隣を歩く彼女を見て
感動に似た気持ちを噛み締めていた。
(舞ちゃんが隣におる…。
この見慣れた場所に彼女がおる…。
ああ、こないに幸せな気持ちになれるんわ
舞ちゃんのおかげやんなあ。
あ、でもそろそろ時間……………あかん。
ちゃんと笑うて見送りせな。
離れたないって言ってしまいそうやけど
そんなん重い奴や思われたないし…)
『ふふっ……』
毛利があれこれ考えていたら、いきなり舞が笑った。
「どないしたん?」
『寿三郎さん…、声に出てますよ。あと、顔にも出てます』
「え!!えっ、あーっ、かっこわるいやんけ、俺…」
歳上として、スマートにと思っていた毛利だったが
いつの間にか感情が駄々もれだった。
『格好悪いなんて思いませんよ。
寿三郎さんは、いつも、か、格好よくて素敵です。
そう思ってもらえるなんて、嬉しい、です。
久しぶりに会えて、その…、
……好きだなって気持ちが強くなりました…』
普段なかなか甘い言葉を言ったり
自分の気持ちを言わない舞が
辿々しくも伝えてくれた言葉。
毛利は思わぬ言葉に赤面する。
「…ずるいわぁ。ほんま、ずるいわ。
舞ちゃん、久しぶりに会うたら
めっちゃ綺麗になっとるし
そうやって言葉にしようて、頑張ってくれて…
俺だけなんも成長してへんの、情けないわ」
『私は寿三郎さんに追い付こうって必死なだけです。
世界を目指すあなたの隣に
胸を張っていられるようになりたい。
いつも、あなたのストレートな言葉で
救われてるから、私もそうありたい。
…自分じゃ自覚ないでしょうけど
とっても、魅力的なんですよ、寿三郎さんは』
にっこりと微笑む舞は
今までで見た姿の中で、一番綺麗だった。
遠く離れた距離のおかげで
お互いがいかに大切な存在なのか実感した。
自然と触れあった手は
互いを求めるかのように手を繋ぎ
"寂しさ"よりも"愛しさ"を感じながら
ふたりはゆっくりと歩きだした。
(越智さんが羨ましいです。いつも一緒にいられて)
(いつも一緒におったら、鬱陶しい思われるんちゃうかな・・・)
(思いませんよ)
(せやけど、俺舞ちゃんのこと好きすぎて毎日声聞きたいと思うんよ?)
(嬉しいです)
(舞ちゃんが他の男としゃべりはったら気になるんよ)
(ヤキモチ妬きなんですね)
(ロック画面、舞ちゃんの写真なんよ?)
(ちょっと、それは恥ずかしいのでやめて下さい・・・!)
(え~、これお気に入りの写真やのに)
(スマホ貸してください!)
(ほら、取ってみんせーね)
(届かないです!って、またこれさっきと同じ・・・!)
(つーかまえた!)
(・・・・!)
なかなか実現できなかった普通のデートが、やっとできた。
毛利は隣を歩く彼女を見て
感動に似た気持ちを噛み締めていた。
(舞ちゃんが隣におる…。
この見慣れた場所に彼女がおる…。
ああ、こないに幸せな気持ちになれるんわ
舞ちゃんのおかげやんなあ。
あ、でもそろそろ時間……………あかん。
ちゃんと笑うて見送りせな。
離れたないって言ってしまいそうやけど
そんなん重い奴や思われたないし…)
『ふふっ……』
毛利があれこれ考えていたら、いきなり舞が笑った。
「どないしたん?」
『寿三郎さん…、声に出てますよ。あと、顔にも出てます』
「え!!えっ、あーっ、かっこわるいやんけ、俺…」
歳上として、スマートにと思っていた毛利だったが
いつの間にか感情が駄々もれだった。
『格好悪いなんて思いませんよ。
寿三郎さんは、いつも、か、格好よくて素敵です。
そう思ってもらえるなんて、嬉しい、です。
久しぶりに会えて、その…、
……好きだなって気持ちが強くなりました…』
普段なかなか甘い言葉を言ったり
自分の気持ちを言わない舞が
辿々しくも伝えてくれた言葉。
毛利は思わぬ言葉に赤面する。
「…ずるいわぁ。ほんま、ずるいわ。
舞ちゃん、久しぶりに会うたら
めっちゃ綺麗になっとるし
そうやって言葉にしようて、頑張ってくれて…
俺だけなんも成長してへんの、情けないわ」
『私は寿三郎さんに追い付こうって必死なだけです。
世界を目指すあなたの隣に
胸を張っていられるようになりたい。
いつも、あなたのストレートな言葉で
救われてるから、私もそうありたい。
…自分じゃ自覚ないでしょうけど
とっても、魅力的なんですよ、寿三郎さんは』
にっこりと微笑む舞は
今までで見た姿の中で、一番綺麗だった。
遠く離れた距離のおかげで
お互いがいかに大切な存在なのか実感した。
自然と触れあった手は
互いを求めるかのように手を繋ぎ
"寂しさ"よりも"愛しさ"を感じながら
ふたりはゆっくりと歩きだした。
(越智さんが羨ましいです。いつも一緒にいられて)
(いつも一緒におったら、鬱陶しい思われるんちゃうかな・・・)
(思いませんよ)
(せやけど、俺舞ちゃんのこと好きすぎて毎日声聞きたいと思うんよ?)
(嬉しいです)
(舞ちゃんが他の男としゃべりはったら気になるんよ)
(ヤキモチ妬きなんですね)
(ロック画面、舞ちゃんの写真なんよ?)
(ちょっと、それは恥ずかしいのでやめて下さい・・・!)
(え~、これお気に入りの写真やのに)
(スマホ貸してください!)
(ほら、取ってみんせーね)
(届かないです!って、またこれさっきと同じ・・・!)
(つーかまえた!)
(・・・・!)