遠距離幼馴染み
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翌日。
今日1日だけは二人でゆっくりと
出掛けることができる。
午前中は美術館に行き、午後は映画を観る予定だ。
俺としては、今日はデートのつもりでいるのだが
桜はどうだろうか。
いつものデータが、恋愛事となるとまるで意味を成さない。
というよりも、自信がなくなるのだ。
今日の桜の可愛らしいワンピース姿は
同じようにデートとして、
とらえてくれているのだと信じたい。
美術館で絵を鑑賞したあと
昼食をとるためにカフェに入る。
友人がすすめてくれた、と偶然を装って案内するも
実際は桜の好きそうな所を
探しまくったのだ。
メニューも把握済みだ。
『わ~、いいところだね!食事も楽しみ!』
こちらの思惑通り、気に入ったようだ。
『うわ、ハーフサイズセット…!なんて魅力的なメニュー…!』
パスタとピザがセットになったメニューを見て
桜が目を輝かせる。
食べることが大好きな彼女。
このメニューにする確率、89%…
と思っていたが、俺の予想は外れた。
桜が指差したのは、パスタとサラダのセット。
「それでいいのか?
ハーフサイズのセットがいいと言っていただろう?」
『うーん、それもいいけど…。
せっかくだから、一緒に分けて食べたいなって。
デ、デート、みたいでしょ?』
やはり、データは全く宛にならない。
まさかこんな返しがくるなんて思ってもみなかった。
「ふっ……そうだな。ではせっくのデートだ。
俺はこのピザにして、ふたりで分けよう。
あとでちゃんと食べさせてやるからな」
『えっ、あーんってこと!?
いや、それはいい!断る!絶対やだ!』
そこまで嫌がることはないだろうに。残念だ。
幸せそうにピザを頬張る姿がなんとも可愛らしい。
いつもは大人っぽい桜が
俺にだけ見せる無邪気な表情。
こんなことで、優越感を感じている俺は
子供染みているだろうか。
そのあとは映画を観て、感想を述べながら
ショッピングモールへと向かう。
目的があったわけではないが
服屋で桜に似合いそうな服を見つけては
試着させたり
雑貨屋で見たぬいぐるみが
真田に似ていると笑いあったり
楽しい時間は予想以上に早く過ぎていった。
『はー、今日1日たくさん遊んだね~。楽しかった』
「それはよかった」
『蓮二も楽しかった?』
「ああ、もちろんだ」
『それはよかった!』
家に着くとまた豪華な夕飯が出てきた。
明日帰っちゃうから、と寂しそうな姉の声で
現実に引き戻される。
明日、また桜とは離れてしまうのだ。
今日1日だけは二人でゆっくりと
出掛けることができる。
午前中は美術館に行き、午後は映画を観る予定だ。
俺としては、今日はデートのつもりでいるのだが
桜はどうだろうか。
いつものデータが、恋愛事となるとまるで意味を成さない。
というよりも、自信がなくなるのだ。
今日の桜の可愛らしいワンピース姿は
同じようにデートとして、
とらえてくれているのだと信じたい。
美術館で絵を鑑賞したあと
昼食をとるためにカフェに入る。
友人がすすめてくれた、と偶然を装って案内するも
実際は桜の好きそうな所を
探しまくったのだ。
メニューも把握済みだ。
『わ~、いいところだね!食事も楽しみ!』
こちらの思惑通り、気に入ったようだ。
『うわ、ハーフサイズセット…!なんて魅力的なメニュー…!』
パスタとピザがセットになったメニューを見て
桜が目を輝かせる。
食べることが大好きな彼女。
このメニューにする確率、89%…
と思っていたが、俺の予想は外れた。
桜が指差したのは、パスタとサラダのセット。
「それでいいのか?
ハーフサイズのセットがいいと言っていただろう?」
『うーん、それもいいけど…。
せっかくだから、一緒に分けて食べたいなって。
デ、デート、みたいでしょ?』
やはり、データは全く宛にならない。
まさかこんな返しがくるなんて思ってもみなかった。
「ふっ……そうだな。ではせっくのデートだ。
俺はこのピザにして、ふたりで分けよう。
あとでちゃんと食べさせてやるからな」
『えっ、あーんってこと!?
いや、それはいい!断る!絶対やだ!』
そこまで嫌がることはないだろうに。残念だ。
幸せそうにピザを頬張る姿がなんとも可愛らしい。
いつもは大人っぽい桜が
俺にだけ見せる無邪気な表情。
こんなことで、優越感を感じている俺は
子供染みているだろうか。
そのあとは映画を観て、感想を述べながら
ショッピングモールへと向かう。
目的があったわけではないが
服屋で桜に似合いそうな服を見つけては
試着させたり
雑貨屋で見たぬいぐるみが
真田に似ていると笑いあったり
楽しい時間は予想以上に早く過ぎていった。
『はー、今日1日たくさん遊んだね~。楽しかった』
「それはよかった」
『蓮二も楽しかった?』
「ああ、もちろんだ」
『それはよかった!』
家に着くとまた豪華な夕飯が出てきた。
明日帰っちゃうから、と寂しそうな姉の声で
現実に引き戻される。
明日、また桜とは離れてしまうのだ。