夏祭り
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浴衣の着付けを終えて、家を出る。
財前は家まで迎えに行くと言っていたけど
流石に家族に会わせるのは恥ずかしいし
なんて説明すればいいかわからなかったので
近くの公園で待ち合わせることにした。
着なれない浴衣のせいか、夏祭りという雰囲気のせいか
ソワソワしてしまって15分も早く着いてしまった。
財前はまだだろうな、と思っていたら
待ち合わせ場所の時計台の下に既に財前が立っていた。
『ごめん!待たせちゃったね』
顔を上げた財前はなにかを言いかけて
固まってしまった。
「………来るの、早いっスわ」
『財前だって、早いじゃない』
「まあ……待たせるんは好きじゃないんで」
じゃあ、行きましょうかと言われて財前の隣を歩く。
浴衣厳守と言っていたが
まさか財前も浴衣を着てくるとは思わなかった。
無地の紺色に黄色の帯。
元々顔立ちが整っているので
モデルのように似合ってる。
さっきから、すれ違う人たちの視線を感じるけど
やっぱり目立つなあと感心してしまう。
神社は賑わっていて、たくさんの出店が並ぶ。
とりあえずお参りをして
出店を見て回ることにした。
『ねえ財前!射的ってしたことある?』
「ありますけど、したいんです?」
『うん!一度やってみたかったんだ』
子供の時危ないという理由で
させてもらえず、我慢していたのだ。
とりあえず財前にお手本を見せて貰うと
財前は簡単にお菓子を取って見せた。
負けじと狙ってみるも当たらない。
…もっと簡単に当たるものだと甘く見ていた。悔しい。
ついムキになっていたら
ふと、後ろに体温を感じた。
「こうやって腕固定したらええですよ」
『へ!?あ!わ、わかった…』
財前は後ろから抱きつくようなかたちで
腕の位置を教えてくれた。
体温がじわじわと上がる。
首もとと頬が熱い。
そんな状態でまともに狙うことなんか出来ず
全て外してしまったけど
財前が残念でした、と言いながらお菓子をくれた。
財前の顔を盗み見るも涼しい顔をしている。
財前にしてみればただやり方を教えただけなのだろう。
私だけがあたふたしていて
自意識過剰だったかな、と自重する。
財前は家まで迎えに行くと言っていたけど
流石に家族に会わせるのは恥ずかしいし
なんて説明すればいいかわからなかったので
近くの公園で待ち合わせることにした。
着なれない浴衣のせいか、夏祭りという雰囲気のせいか
ソワソワしてしまって15分も早く着いてしまった。
財前はまだだろうな、と思っていたら
待ち合わせ場所の時計台の下に既に財前が立っていた。
『ごめん!待たせちゃったね』
顔を上げた財前はなにかを言いかけて
固まってしまった。
「………来るの、早いっスわ」
『財前だって、早いじゃない』
「まあ……待たせるんは好きじゃないんで」
じゃあ、行きましょうかと言われて財前の隣を歩く。
浴衣厳守と言っていたが
まさか財前も浴衣を着てくるとは思わなかった。
無地の紺色に黄色の帯。
元々顔立ちが整っているので
モデルのように似合ってる。
さっきから、すれ違う人たちの視線を感じるけど
やっぱり目立つなあと感心してしまう。
神社は賑わっていて、たくさんの出店が並ぶ。
とりあえずお参りをして
出店を見て回ることにした。
『ねえ財前!射的ってしたことある?』
「ありますけど、したいんです?」
『うん!一度やってみたかったんだ』
子供の時危ないという理由で
させてもらえず、我慢していたのだ。
とりあえず財前にお手本を見せて貰うと
財前は簡単にお菓子を取って見せた。
負けじと狙ってみるも当たらない。
…もっと簡単に当たるものだと甘く見ていた。悔しい。
ついムキになっていたら
ふと、後ろに体温を感じた。
「こうやって腕固定したらええですよ」
『へ!?あ!わ、わかった…』
財前は後ろから抱きつくようなかたちで
腕の位置を教えてくれた。
体温がじわじわと上がる。
首もとと頬が熱い。
そんな状態でまともに狙うことなんか出来ず
全て外してしまったけど
財前が残念でした、と言いながらお菓子をくれた。
財前の顔を盗み見るも涼しい顔をしている。
財前にしてみればただやり方を教えただけなのだろう。
私だけがあたふたしていて
自意識過剰だったかな、と自重する。
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