氷帝の日常
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氷帝学園中等部1年、春日玲。
男子テニス部レギュラー専属マネージャー。
入部のきっかけは、跡部部長からのスカウト。
私に興味を持った跡部部長から、半ば強引に入部させられた。
最初の頃はファンの人達から
嫌がらせを受けることもしばしば。
私がテニス経験者であることが知れると、
嫌がらせの数はだいぶ減ったけど
それでもたまに物がなくなったりはする・・・。
毎日練習メニューに目を通し、
コートに不備がないかチェックすることから
私の仕事は始まる。
「今日も念入りだな」
声を掛けられて、振り向くとそこには日吉先輩。
『仕事なので』
日吉先輩は2年生になってからのレギュラー入り。
誰よりも早くに来て基礎練に励んでいる。
余計なことは話さず、黙々と練習をしている
イメージだったので話しかけられたのが意外だった。
「…手伝う、か?」
『あ、いえ、大丈夫です』
「そ、そうか。まあ…なにかあったら言えよ」
早めに来て練習しているのに、
私の手伝いだなんて申し訳ない。
…でも、珍しいというか、ぶっきらぼうだけど優しい先輩だ。
「玲ちゃん、早いね」
「ウス…」
次にコートに来たのは鳳先輩と樺地先輩。
2年生組はやはり来るのが早く練習熱心だなあと感心する。
「春日さん…どうぞ」
樺地先輩から渡されたのは今日の練習で使う道具。
『ありがとうございます!
これ、私の背では届かなかったので助かります』
お辞儀をすると、樺地先輩もお辞儀する。
「今度からもう少し取りやすい場所に
置くようにしておくよ」
樺地先輩と鳳先輩の気遣いが嬉しい。
このふたりは基本姿勢が“優しい良い人”で、
見習わなければとつくづく思う。
鳳先輩たちを見送っていると
後ろから誰かの足音がする。
「玲ちゃーん!やっほー!」
「ジロー!抱きつくなっての!」
いきなりガバっと後ろから抱きつかれる。
最近よくジロー先輩は私に抱きついてきて、
その度に宍戸先輩と向日先輩が引き剥がしてくれる。
『お疲れ様です。
今日も良い天気で部活日和ですね』
「・・・お前、ほんとブレないよな。
良い根性してるぜ」
「もっと照れてよ~。
玲ちゃんの照れる姿みたいC~」
「 玲、反撃していい!俺らが許す!」
幼馴染ということもあり、
相変わらず3人は仲が良い。
いつもワイワイと楽しそうだ。
今ではこうやって話をしてくれるが
宍戸先輩は初めは冷たかった。
私が、レギュラー陣目当ての入部だと
思っていたらしい。
当初冷たく当たっていたことが気がかりなのか
今ではかなり気を遣ってくれる。
さて、3人を見送りそろそろ本腰を入れて
部活の準備をしなければ。
男子テニス部レギュラー専属マネージャー。
入部のきっかけは、跡部部長からのスカウト。
私に興味を持った跡部部長から、半ば強引に入部させられた。
最初の頃はファンの人達から
嫌がらせを受けることもしばしば。
私がテニス経験者であることが知れると、
嫌がらせの数はだいぶ減ったけど
それでもたまに物がなくなったりはする・・・。
毎日練習メニューに目を通し、
コートに不備がないかチェックすることから
私の仕事は始まる。
「今日も念入りだな」
声を掛けられて、振り向くとそこには日吉先輩。
『仕事なので』
日吉先輩は2年生になってからのレギュラー入り。
誰よりも早くに来て基礎練に励んでいる。
余計なことは話さず、黙々と練習をしている
イメージだったので話しかけられたのが意外だった。
「…手伝う、か?」
『あ、いえ、大丈夫です』
「そ、そうか。まあ…なにかあったら言えよ」
早めに来て練習しているのに、
私の手伝いだなんて申し訳ない。
…でも、珍しいというか、ぶっきらぼうだけど優しい先輩だ。
「玲ちゃん、早いね」
「ウス…」
次にコートに来たのは鳳先輩と樺地先輩。
2年生組はやはり来るのが早く練習熱心だなあと感心する。
「春日さん…どうぞ」
樺地先輩から渡されたのは今日の練習で使う道具。
『ありがとうございます!
これ、私の背では届かなかったので助かります』
お辞儀をすると、樺地先輩もお辞儀する。
「今度からもう少し取りやすい場所に
置くようにしておくよ」
樺地先輩と鳳先輩の気遣いが嬉しい。
このふたりは基本姿勢が“優しい良い人”で、
見習わなければとつくづく思う。
鳳先輩たちを見送っていると
後ろから誰かの足音がする。
「玲ちゃーん!やっほー!」
「ジロー!抱きつくなっての!」
いきなりガバっと後ろから抱きつかれる。
最近よくジロー先輩は私に抱きついてきて、
その度に宍戸先輩と向日先輩が引き剥がしてくれる。
『お疲れ様です。
今日も良い天気で部活日和ですね』
「・・・お前、ほんとブレないよな。
良い根性してるぜ」
「もっと照れてよ~。
玲ちゃんの照れる姿みたいC~」
「 玲、反撃していい!俺らが許す!」
幼馴染ということもあり、
相変わらず3人は仲が良い。
いつもワイワイと楽しそうだ。
今ではこうやって話をしてくれるが
宍戸先輩は初めは冷たかった。
私が、レギュラー陣目当ての入部だと
思っていたらしい。
当初冷たく当たっていたことが気がかりなのか
今ではかなり気を遣ってくれる。
さて、3人を見送りそろそろ本腰を入れて
部活の準備をしなければ。
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