四天宝寺の日常
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『蔵、ごめん!探してたんだよね、私のこと』
「ああ、夏希。銀から聞いたわ。
すまんなあ、忙しいのに」
『ううん、私は大丈夫。
それより用事があったんじゃないの?』
蔵の用事はやっぱり今週末の
合同練習試合で使う備品や軽食等の
買い出しの話だった。
ふたりで必要な物を書き出していると
ふと、さっきのユウジの言葉を思い出した。
誰かに言うてみ、と言われたから蔵に聞いてみたら
唖然とした顔をされた。
蔵なら優しいから、ちゃんと答えてくれるはず。
「えーと、その…夏希って
大阪出身やないのに、ツッコミがうまいというか
大人しそうなんに、よく話すとことか…
そういうギャップがあるって意味やないんかな…?」
『あー、そういう意味か。なるほど。
でもそういう、ギャップってモテそうではないなあ』
「夏希、…モテたいん?」
『モテたいというか、テニス部の皆
ギャップがあるな~
皆女子から人気あるからそういうギャップが
いいのかな~とか考えてたの』
蔵は毒草好きとかカブトムシ好きとか
ちょっと変態っぽそう…とか色んなイメージあるけど
とにかくモテてるからもう別格かな。
顔が良すぎるし。
「夏希は、そのままがええよ。
ギャップとか、そんなん考えんで。
俺は…そのままの夏希が…好きや」
蔵の真っ直ぐな視線に一瞬ドキッとしたのもつかの間
後ろからドンッと衝撃がきた。
「夏希ー!帰りにたこ焼き食べ行こうやー!」
『金ちゃん、びっくりした』
金ちゃんが後ろから抱きついて
満面の笑みを浮かべていた。
「きーんーちゃーん…!
抱きついたらアカンて!」
蔵が包帯を外そうとしているのを見て
毒手は嫌やと抱きつく腕に力が入る。
『金ちゃん、いいよ。帰りに食べに行こうね』
「ほんま!?やったー!」
『蔵も行こう。皆で行こうね』
楽しそうにしている金ちゃんの
たこ焼き、たこ焼きと口ずさむ歌を聞いていると
ギャップの話なんてどうでもよくなってしまった。
蔵の残念そうな顔が少し気になったけど
帰りにたこ焼き食べながらまた話を聞いてみよう。
毎日お祭り騒ぎで
笑いの絶えない四天宝寺は今日も平和。
明日は何があるのか、毎日が楽しみ。
皆と過ごすこの毎日を
マネージャーとして、仲間として
全力でサポートしていかなきゃ。
たこ焼き食べて、がんばろ!
(夏希さんって、ほんま鈍いっスよね)
(鈍いなあ…ほんまに。
けっこうストレートに言ったつもりやったけど…)
(白石、抜け駆けしたと?ずるいばい)
(千歳はん、夏希はんのお顔に触れるんはあかんで)
(千歳くんってば、大胆っ)
(そういえば、夏希のやつ
自分にはギャップがないって悩んでたなー)
(なんやそれ!あんなんギャップだらけやないか!)
(お人形みたいに綺麗な顔立ちなのに
キレの良いツッコミ)
(お嬢様系優等生かと思えば案外気さくでちょっと天然)
(クールかと思えばはにかむ笑顔が可愛いし…)
(…ほんま、ライバルだらけやないっスか)
(なんやー?ライバルって?)
(金ちゃんには、ちょっと早い話やな)
(小石川!おったん?)
(ひどい…!)
「ああ、夏希。銀から聞いたわ。
すまんなあ、忙しいのに」
『ううん、私は大丈夫。
それより用事があったんじゃないの?』
蔵の用事はやっぱり今週末の
合同練習試合で使う備品や軽食等の
買い出しの話だった。
ふたりで必要な物を書き出していると
ふと、さっきのユウジの言葉を思い出した。
誰かに言うてみ、と言われたから蔵に聞いてみたら
唖然とした顔をされた。
蔵なら優しいから、ちゃんと答えてくれるはず。
「えーと、その…夏希って
大阪出身やないのに、ツッコミがうまいというか
大人しそうなんに、よく話すとことか…
そういうギャップがあるって意味やないんかな…?」
『あー、そういう意味か。なるほど。
でもそういう、ギャップってモテそうではないなあ』
「夏希、…モテたいん?」
『モテたいというか、テニス部の皆
ギャップがあるな~
皆女子から人気あるからそういうギャップが
いいのかな~とか考えてたの』
蔵は毒草好きとかカブトムシ好きとか
ちょっと変態っぽそう…とか色んなイメージあるけど
とにかくモテてるからもう別格かな。
顔が良すぎるし。
「夏希は、そのままがええよ。
ギャップとか、そんなん考えんで。
俺は…そのままの夏希が…好きや」
蔵の真っ直ぐな視線に一瞬ドキッとしたのもつかの間
後ろからドンッと衝撃がきた。
「夏希ー!帰りにたこ焼き食べ行こうやー!」
『金ちゃん、びっくりした』
金ちゃんが後ろから抱きついて
満面の笑みを浮かべていた。
「きーんーちゃーん…!
抱きついたらアカンて!」
蔵が包帯を外そうとしているのを見て
毒手は嫌やと抱きつく腕に力が入る。
『金ちゃん、いいよ。帰りに食べに行こうね』
「ほんま!?やったー!」
『蔵も行こう。皆で行こうね』
楽しそうにしている金ちゃんの
たこ焼き、たこ焼きと口ずさむ歌を聞いていると
ギャップの話なんてどうでもよくなってしまった。
蔵の残念そうな顔が少し気になったけど
帰りにたこ焼き食べながらまた話を聞いてみよう。
毎日お祭り騒ぎで
笑いの絶えない四天宝寺は今日も平和。
明日は何があるのか、毎日が楽しみ。
皆と過ごすこの毎日を
マネージャーとして、仲間として
全力でサポートしていかなきゃ。
たこ焼き食べて、がんばろ!
(夏希さんって、ほんま鈍いっスよね)
(鈍いなあ…ほんまに。
けっこうストレートに言ったつもりやったけど…)
(白石、抜け駆けしたと?ずるいばい)
(千歳はん、夏希はんのお顔に触れるんはあかんで)
(千歳くんってば、大胆っ)
(そういえば、夏希のやつ
自分にはギャップがないって悩んでたなー)
(なんやそれ!あんなんギャップだらけやないか!)
(お人形みたいに綺麗な顔立ちなのに
キレの良いツッコミ)
(お嬢様系優等生かと思えば案外気さくでちょっと天然)
(クールかと思えばはにかむ笑顔が可愛いし…)
(…ほんま、ライバルだらけやないっスか)
(なんやー?ライバルって?)
(金ちゃんには、ちょっと早い話やな)
(小石川!おったん?)
(ひどい…!)
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