四天宝寺の日常
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「夏希、喉乾いたー!!」
「金ちゃん!夏希に抱きついたらアカン言うたやろ!」
「アタシもいれて~♥」
「浮気か!死なすど!」
水谷夏希、四天宝寺中3年。
この騒がしく、毎日がお祭りのような
男子テニス部のマネージャー。
同じような会話を昨日も一昨日もしたのに、
毎日飽きずに楽しそうだ。
私は元々大阪出身ではないので、
この独特のノリにはじめは戸惑ったものの
今では彼ら同様、毎日楽しく過ごしている。
前の学校では特に目立つこともなく
所謂“普通の子”だったというのに
ここではツッコミ担当のようになってしまっている。
どちらかというと皆ボケたがるので
関西のノリと違う私のツッコミは
今までにない感じで面白いらしい。
毎日お笑いばかりやってるようにも思われるけど
一度試合になると一変する。
もちろん、笑いを取ることに抜かりはないけど
皆の表情が、変わる。
私はそんな彼らを支えることが好きで
彼らのことを全力でサポートしてる。
「タオル、もろてもええですか?」
『あ、財前。お疲れさま』
「…っス」
いつもはやる気のない財前が
今日は珍しく汗だくで立っていた。
今週末は青学との合同練習試合だからだろうか。
『ペースとばしてるみたいだけど、大丈夫?』
「まあ、ぼちぼちやってるんで大丈夫ですわ」
渡したタオルで汗を拭う姿を見て
相変わらず綺麗な顔だと再認識する。
『でも財前がそんなに青学との合同練習、
楽しみにしてるなんて意外だったわ』
「何言うてるんです?楽しみとは一言も言うてませんけど」
『へ?』
「…まあ、かっこええとこ
見せたいなとは思うてますけどね」
『財前はいつも格好いいから大丈夫だよ?』
財前だけじゃなくて
うちのメンバーは顔が良いと思う。
立海にはちょっと負けるかもしれないけど
顔面偏差値高めである。
財前は私の返事を聞くとちょっと面食らった顔をして
逃げるように去って行った。
「あらあら、夏希ちゃんてば
モテモテなんだからっ」
『小春ちゃん。なにが?』
財前と入れ違いに
ひょっこりと、小春ちゃんが顔を出す。
「財前きゅん、顔真っ赤だったわよ~」
逃げるように去って行ったのは
単純に照れていたのか。
いつもツンツンしてるぶん、
デレたときがめちゃくちゃ可愛いからずるいなあと思う。
『モテてないよ。小春ちゃんには負けるって』
私もギャップがあれば、もう少しモテたのかもしれない。
小春ちゃんだって、普段は女友達のように接してくれるけど
ユウジには厳しい一面があるし
それにIQ200という頭脳を持っている。
お笑いのセンスもすごい。
・・・ギャップじゃないような気もしてきたけど。
「あらん、自覚がないって、罪やね~」
『?』
「そうそう、蔵りんがさっき夏希ちゃんのこと探してたわ」
『あ~、買い出しのことかな?わかった、ありがとう』
「金ちゃん!夏希に抱きついたらアカン言うたやろ!」
「アタシもいれて~♥」
「浮気か!死なすど!」
水谷夏希、四天宝寺中3年。
この騒がしく、毎日がお祭りのような
男子テニス部のマネージャー。
同じような会話を昨日も一昨日もしたのに、
毎日飽きずに楽しそうだ。
私は元々大阪出身ではないので、
この独特のノリにはじめは戸惑ったものの
今では彼ら同様、毎日楽しく過ごしている。
前の学校では特に目立つこともなく
所謂“普通の子”だったというのに
ここではツッコミ担当のようになってしまっている。
どちらかというと皆ボケたがるので
関西のノリと違う私のツッコミは
今までにない感じで面白いらしい。
毎日お笑いばかりやってるようにも思われるけど
一度試合になると一変する。
もちろん、笑いを取ることに抜かりはないけど
皆の表情が、変わる。
私はそんな彼らを支えることが好きで
彼らのことを全力でサポートしてる。
「タオル、もろてもええですか?」
『あ、財前。お疲れさま』
「…っス」
いつもはやる気のない財前が
今日は珍しく汗だくで立っていた。
今週末は青学との合同練習試合だからだろうか。
『ペースとばしてるみたいだけど、大丈夫?』
「まあ、ぼちぼちやってるんで大丈夫ですわ」
渡したタオルで汗を拭う姿を見て
相変わらず綺麗な顔だと再認識する。
『でも財前がそんなに青学との合同練習、
楽しみにしてるなんて意外だったわ』
「何言うてるんです?楽しみとは一言も言うてませんけど」
『へ?』
「…まあ、かっこええとこ
見せたいなとは思うてますけどね」
『財前はいつも格好いいから大丈夫だよ?』
財前だけじゃなくて
うちのメンバーは顔が良いと思う。
立海にはちょっと負けるかもしれないけど
顔面偏差値高めである。
財前は私の返事を聞くとちょっと面食らった顔をして
逃げるように去って行った。
「あらあら、夏希ちゃんてば
モテモテなんだからっ」
『小春ちゃん。なにが?』
財前と入れ違いに
ひょっこりと、小春ちゃんが顔を出す。
「財前きゅん、顔真っ赤だったわよ~」
逃げるように去って行ったのは
単純に照れていたのか。
いつもツンツンしてるぶん、
デレたときがめちゃくちゃ可愛いからずるいなあと思う。
『モテてないよ。小春ちゃんには負けるって』
私もギャップがあれば、もう少しモテたのかもしれない。
小春ちゃんだって、普段は女友達のように接してくれるけど
ユウジには厳しい一面があるし
それにIQ200という頭脳を持っている。
お笑いのセンスもすごい。
・・・ギャップじゃないような気もしてきたけど。
「あらん、自覚がないって、罪やね~」
『?』
「そうそう、蔵りんがさっき夏希ちゃんのこと探してたわ」
『あ~、買い出しのことかな?わかった、ありがとう』
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