立海の日常
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柳生と仁王と別れて、女子更衣室へと向かう。
ふと、ドリンクキーパーを
浸けおきしていたのを思い出した。
大変、乾かさなきゃ。忘れてた。
慌てて洗い場へ向かうと、
ブン太、ジャッカル、赤也の三人がいた。
『え!拭いてくれたの?』
「おー、真琴、お疲れ」
「真琴先輩、忘れてたっしょ?」
「いつも悪いな、こんなことしか手伝えねぇけど」
『三人とも~!ありがとう!』
マネージャーとしての仕事をさせるなんて
申し訳ないけど、本当に助かった。
ブン太もジャッカルも、こういうところが目ざとい。
いつもさりげなく、気遣ってくれて助けてくれる。
赤也だって軽口叩いてくるけど
仕方ねえなとか言いながら
私の手伝いを良くしてくれる、可愛い後輩だ。
「お礼は良いから、早く着替えてこいよ」
『うん!そうする!ありがとう!』
慌てて女子更衣室へと駆け込み制服に着替える。
着替え終わって更衣室のドアを開けると、
そこには幸村と真田が立っていた。
真田、なんで仁王立ちしてるんだろう?
『ごめん、待っててくれたの?』
「当たり前だろう!女子一人にはさせん」
「前にこの辺で不審者が出たって話を聞いたからね。
真琴一人でいさせるのはちょっと心配でね」
ああ、見張りを兼ねていたから
仁王立ちだったのか。
幸村は割りと昔から心配性だったけど
案外真田もそうみたい。
同い年だけど、私のこと娘のように思っているのかな。
幸村はお母さん、真田はお父さん
柳はお姉ちゃんで、柳生は一番上のお兄ちゃん。
あとはジャッカル、ブン太、仁王の順で兄弟設定。
赤也は…うーん、弟か犬って感じだなあ。
「なんだ、なにが可笑しい?」
想像したら案外設定がしっくりきておかしくなってきた。
真田が怪訝そうな顔をしているけど
もう、私の目にはお父さんとしか
見えなくなってきた。
「また変なことでも考えてるんだろう。
ほら、皆待ってるから帰るよ、真琴」
幸村に言われて校門まで行くと
全員が待ってくれていた。
「皆待っててくれたの?と言う確率98%」
「ボディーガードも兼ねて、お送り致しますよ」
「送り狼がいなきゃいいんじゃが」
「なんスか?おくりおおかみって。狼?」
「…赤也、教えてやるってよ。ジャッカルが」
「俺かよ!」
「おくりおおかみという言葉は俺も知らん」
「真田は知らなくていいよ」
わいわいと盛り上がる。
王者立海と言えど、部活が終われば普通の男の子。
私は皆が楽しそうに話しているこの時間がとても好きだ。
一通り会話が終わると皆がこちらを向く。
「真琴、今日も1日ありがとう。さあ、帰ろう」
立海テニス部は厳しく馴れ合わないイメージを
持たれることも多いけど
私にとっては、温かくて家族のような存在だ。
たかがマネージャーの私に
いつもお礼を言ってくれるし
こうやって一緒に帰って、たまには
買い食いしたりもする。
これが、私たちの日常。
さあ、明日も頑張ろう。
ふと、ドリンクキーパーを
浸けおきしていたのを思い出した。
大変、乾かさなきゃ。忘れてた。
慌てて洗い場へ向かうと、
ブン太、ジャッカル、赤也の三人がいた。
『え!拭いてくれたの?』
「おー、真琴、お疲れ」
「真琴先輩、忘れてたっしょ?」
「いつも悪いな、こんなことしか手伝えねぇけど」
『三人とも~!ありがとう!』
マネージャーとしての仕事をさせるなんて
申し訳ないけど、本当に助かった。
ブン太もジャッカルも、こういうところが目ざとい。
いつもさりげなく、気遣ってくれて助けてくれる。
赤也だって軽口叩いてくるけど
仕方ねえなとか言いながら
私の手伝いを良くしてくれる、可愛い後輩だ。
「お礼は良いから、早く着替えてこいよ」
『うん!そうする!ありがとう!』
慌てて女子更衣室へと駆け込み制服に着替える。
着替え終わって更衣室のドアを開けると、
そこには幸村と真田が立っていた。
真田、なんで仁王立ちしてるんだろう?
『ごめん、待っててくれたの?』
「当たり前だろう!女子一人にはさせん」
「前にこの辺で不審者が出たって話を聞いたからね。
真琴一人でいさせるのはちょっと心配でね」
ああ、見張りを兼ねていたから
仁王立ちだったのか。
幸村は割りと昔から心配性だったけど
案外真田もそうみたい。
同い年だけど、私のこと娘のように思っているのかな。
幸村はお母さん、真田はお父さん
柳はお姉ちゃんで、柳生は一番上のお兄ちゃん。
あとはジャッカル、ブン太、仁王の順で兄弟設定。
赤也は…うーん、弟か犬って感じだなあ。
「なんだ、なにが可笑しい?」
想像したら案外設定がしっくりきておかしくなってきた。
真田が怪訝そうな顔をしているけど
もう、私の目にはお父さんとしか
見えなくなってきた。
「また変なことでも考えてるんだろう。
ほら、皆待ってるから帰るよ、真琴」
幸村に言われて校門まで行くと
全員が待ってくれていた。
「皆待っててくれたの?と言う確率98%」
「ボディーガードも兼ねて、お送り致しますよ」
「送り狼がいなきゃいいんじゃが」
「なんスか?おくりおおかみって。狼?」
「…赤也、教えてやるってよ。ジャッカルが」
「俺かよ!」
「おくりおおかみという言葉は俺も知らん」
「真田は知らなくていいよ」
わいわいと盛り上がる。
王者立海と言えど、部活が終われば普通の男の子。
私は皆が楽しそうに話しているこの時間がとても好きだ。
一通り会話が終わると皆がこちらを向く。
「真琴、今日も1日ありがとう。さあ、帰ろう」
立海テニス部は厳しく馴れ合わないイメージを
持たれることも多いけど
私にとっては、温かくて家族のような存在だ。
たかがマネージャーの私に
いつもお礼を言ってくれるし
こうやって一緒に帰って、たまには
買い食いしたりもする。
これが、私たちの日常。
さあ、明日も頑張ろう。
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