ふたりだけの小さな世界
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二人で過ごす
和やかなこの時間が
俺は好きだ。
今日は久しぶりに部活が休みで
蓮が遊びに来ている。
ずっと部活でしか会うこともなかったし
たまには外に出掛けようかと言ったが
蓮は俺の部屋に行きたいと言った。
きっと俺が疲れているのだと思い
気を使っているのだろう。
俺達は並んで本を読んでいる。
俺もよく本は読むが
蓮はかなりの読書家だ。
読むスピードも速ければ内容理解も速い。
読み終えれば互いに感想を言い合う。
俺達はよくこうやって過ごす。
外に出掛けることももちろんあるが
俺達は静かに
二人並んで過ごす方が合っている。
周りの喧騒に邪魔されない二人だけの世界。
(なんて、幸せな時間なのだろうか)
ふと気がつくと
蓮の肩に
寄り掛かっていた。
「すまない…眠っていたようだ」
『気にしないで。
珍しいね、蓮二がうたた寝するなんて。
やっぱり疲れてるんだよ』
「いや、疲れてはいない。…あまりに幸せでな。
つい眠ってしまったようだ。
蓮の前だけでは
気を抜くことができるからな。安心、したんだ」
『天然キザめ』
「ふっ、なんとでも言うがいいさ。
本当のことなんだからな」
少しからかいすぎたか
そっぽを向かれてしまった。
「こっちを向いてはくれないか?」
『………』
「蓮」
『………』
「頼む」
『………』
「蓮…」
『あーもぅっ
わかったから!』
もう、蓮二はいつもそう
とつぶやきながら
寄り添ってくる蓮。
彼女の髪をすきながら
本当に幸せだと感じる。
「ねえ蓮二…
………私も、幸せだからね」
和やかなこの時間が
俺は好きだ。
今日は久しぶりに部活が休みで
蓮が遊びに来ている。
ずっと部活でしか会うこともなかったし
たまには外に出掛けようかと言ったが
蓮は俺の部屋に行きたいと言った。
きっと俺が疲れているのだと思い
気を使っているのだろう。
俺達は並んで本を読んでいる。
俺もよく本は読むが
蓮はかなりの読書家だ。
読むスピードも速ければ内容理解も速い。
読み終えれば互いに感想を言い合う。
俺達はよくこうやって過ごす。
外に出掛けることももちろんあるが
俺達は静かに
二人並んで過ごす方が合っている。
周りの喧騒に邪魔されない二人だけの世界。
(なんて、幸せな時間なのだろうか)
ふと気がつくと
蓮の肩に
寄り掛かっていた。
「すまない…眠っていたようだ」
『気にしないで。
珍しいね、蓮二がうたた寝するなんて。
やっぱり疲れてるんだよ』
「いや、疲れてはいない。…あまりに幸せでな。
つい眠ってしまったようだ。
蓮の前だけでは
気を抜くことができるからな。安心、したんだ」
『天然キザめ』
「ふっ、なんとでも言うがいいさ。
本当のことなんだからな」
少しからかいすぎたか
そっぽを向かれてしまった。
「こっちを向いてはくれないか?」
『………』
「蓮」
『………』
「頼む」
『………』
「蓮…」
『あーもぅっ
わかったから!』
もう、蓮二はいつもそう
とつぶやきながら
寄り添ってくる蓮。
彼女の髪をすきながら
本当に幸せだと感じる。
「ねえ蓮二…
………私も、幸せだからね」
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