私の知らないキミ
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特別に話すこともなく、試合は始まった。
光の相手は2年生のようだったが、臆することなく
最近テニスを始めたとは思えないほどのレベルで
相手を圧倒していく。
『四天宝寺の天才』そう言われるのも納得だ。
でも、顔には出さないようにしているみたいだけど
すごく、勝ちにこだわっているのはわかる。
初めて見る光の真っ直ぐな姿に、目が離せなかった。
途中、相手も負けじと追い上げてきたが
結果は光の勝利。
全体でも、四天宝寺の勝利だった。
光にさっきの試合の感想を伝えたかった。
すごかった、格好良かった
いつの間にあんなに上手くなってたの?
言いたいことはたくさんあったはずなのに、
うまく言葉にできない。
なんて声を掛けようか迷っていたら
「やっと、見せられた・・・・初めての試合やってん。」
『うん・・・』
「感想、聞きに来たんやけど」
『・・・・・言葉にしたら、
すごく軽くなっちゃうけど真剣な姿格好良かったし
テニスが好きな気持ち、勝ちたいって気持ちがすごく伝わってきて・・・
見てて惹き込まれるうような試合だったよ。
でも・・・・私の知らない光の一面を見て、
ちょっとだけ寂しくなっちゃった』
ここまで話して、
自分がどれだけ寂しかったのか実感した。
今まで、私しか知らない光がいたのに
いつの間にか、私が知らない光がいたから
置いてけぼりみたいに感じてた。
私から離れていたときは
こんな気持にならなかったのに。
「『私のしらない光』ゆうたけどな、
お前のほうが先やったんやからな」
『え・・・?』
「お前、アメリカに留学なんぞ行くし
戻ってきたと思うたら、なんや・・・・
えらい大人っぽくなっとるし。
・・・練習、見にくんなゆうてたんは
中途半端な姿は見せたくあらへんかった。
自分で納得できるくらいのレベルになってから
見せようと思っとった」
かっこつかんとこ、
見せとおあらへんしなとつぶやく光は
ちょっとだけ照れていた。
光の相手は2年生のようだったが、臆することなく
最近テニスを始めたとは思えないほどのレベルで
相手を圧倒していく。
『四天宝寺の天才』そう言われるのも納得だ。
でも、顔には出さないようにしているみたいだけど
すごく、勝ちにこだわっているのはわかる。
初めて見る光の真っ直ぐな姿に、目が離せなかった。
途中、相手も負けじと追い上げてきたが
結果は光の勝利。
全体でも、四天宝寺の勝利だった。
光にさっきの試合の感想を伝えたかった。
すごかった、格好良かった
いつの間にあんなに上手くなってたの?
言いたいことはたくさんあったはずなのに、
うまく言葉にできない。
なんて声を掛けようか迷っていたら
「やっと、見せられた・・・・初めての試合やってん。」
『うん・・・』
「感想、聞きに来たんやけど」
『・・・・・言葉にしたら、
すごく軽くなっちゃうけど真剣な姿格好良かったし
テニスが好きな気持ち、勝ちたいって気持ちがすごく伝わってきて・・・
見てて惹き込まれるうような試合だったよ。
でも・・・・私の知らない光の一面を見て、
ちょっとだけ寂しくなっちゃった』
ここまで話して、
自分がどれだけ寂しかったのか実感した。
今まで、私しか知らない光がいたのに
いつの間にか、私が知らない光がいたから
置いてけぼりみたいに感じてた。
私から離れていたときは
こんな気持にならなかったのに。
「『私のしらない光』ゆうたけどな、
お前のほうが先やったんやからな」
『え・・・?』
「お前、アメリカに留学なんぞ行くし
戻ってきたと思うたら、なんや・・・・
えらい大人っぽくなっとるし。
・・・練習、見にくんなゆうてたんは
中途半端な姿は見せたくあらへんかった。
自分で納得できるくらいのレベルになってから
見せようと思っとった」
かっこつかんとこ、
見せとおあらへんしなとつぶやく光は
ちょっとだけ照れていた。