小ネタ5
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今日はホワイトデー。だが、ベクター様からお返しがいただけるとは思っていない。ベクター様はご多忙なのだ、私に割く時間などない。それに私は、こうしてベクター様に仕えさせていただけているだけで、とても幸せなんだから。
「おい、ちょっとこっち来い」
学校での『友情ゴッコ』から帰宅後、ベクター様が私を呼んだ。そしてキャンディーを一つ取り出すと、それを口に含み、そのまま私に口付けた。甘い塊が口腔に押し込まれる。
「バレンタインの返しだ。味わって食えよォ?」
オレンジフレーバーのキャンディーは、幸せの味がした。