小ネタ(終)7
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※夢主の体が宝石になっている以外宝石の国要素はありません
***の体が石になった。魔術によって変質したその躯体は、肉であった時と同じように動き、それでいて、極端な衝撃で割れる。さらに面妖なことに、破片を全て集めて適切な処置をすれば、粉になろうと同じ形に戻せる 。
彼女は今、敵のいない、穏やかな、自室のベッドの上にいた。
「さあ、君の手で割ってくれ」
命令をされた。人理の影法師は、主の命に従うものだ。
妖精の王が、右の手を握り込む。高く振り上げると、拳を主に叩きつけた。元より脆いその体は砕け、石の断面が見えた。綺麗な劈開面だ。鮮やかな色を見せ、白く光を反射している。光のない彼の瞳が、石の輝きで、光を流し込まれた。
「どうかな。珍しいものは好きなんだろ?」
妖精の王の眼に、悦びの色はなかった。
***の体が石になった。魔術によって変質したその躯体は、肉であった時と同じように動き、それでいて、極端な衝撃で割れる。さらに面妖なことに、破片を全て集めて適切な処置をすれば、粉になろうと同じ形に
彼女は今、敵のいない、穏やかな、自室のベッドの上にいた。
「さあ、君の手で割ってくれ」
命令をされた。人理の影法師は、主の命に従うものだ。
妖精の王が、右の手を握り込む。高く振り上げると、拳を主に叩きつけた。元より脆いその体は砕け、石の断面が見えた。綺麗な劈開面だ。鮮やかな色を見せ、白く光を反射している。光のない彼の瞳が、石の輝きで、光を流し込まれた。
「どうかな。珍しいものは好きなんだろ?」
妖精の王の眼に、悦びの色はなかった。