〜奏章II、第四節にて〜
「またこの炎……！？　みんな、出てきて！」
（簡易召喚されたオベロンが＊＊＊に振り返る）「俺のやり方でいいの？　誰も幸せにはなれないよ。……って、ちょっと泣いてるの？　何があったんだよ」
「だって……だって……っ。学校やだーーーーーーーー！！！　折角学校なんてもう二度と行かなくていいんだと思ってたのに…………！！　でもオベロン見て少し安心した……」
「……はぁ、そういうこと」
「やだぁ……（精神的に完全に安心できる場所という意味での）おうち帰る……」（座り込む）
「立てよ、人類最後のマスターだろ？　今回もいつもみたいに、俺の好きな頑張ってるところ見せてくれるよね？」
「うん……」
「俺もヘラクレスもみんな、普段通り戦闘では出てくるから。帰りたいならさっさと解決しなよ」
「うん……」
「（ボケが一つも飛んでこない。こんなに学校嫌いだったのか……）」