小ネタ(終)5
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「『娘さんを僕にください』ってあるじゃん」
「何それ?」
「こういう知識は与えられてないの? それとも嘘ついてる? ……とりあえずいいや、日本にはそう言って、恋人の両親から結婚の許可をもらう特別な挨拶みたいなのがあるんだよ。今時実際にやることはそんなにないと思うけど……」
「日本は近年まで、他のイエから夫の家系に『嫁に入る』って意識があったんだっけ。そこから来てる言葉?」
「そうそう。今の感覚からすると、自分は親のものでも家のものでもないって思うんだけどね。オベロンの方の文化でもこういうのってある?」
「ブリテンの話ってことかな。血筋を重視する婚姻でそういう感覚は多少あったかもしれないけど、それでも基本お互いの立場は対等だからね。自由恋愛ならなおさらだ。親への挨拶自体、改まってすることはないよ」
「なるほど〜」
「で、なんで急にこんな話振ってきたの?」
「自分の好きなものを再確認しようと思って、結婚にまつわる『あるある』なシチュエーションを考えてたんだけど」
「何してるの?」
「でもオベロンで想像したらどれも似合わなくて」
「本当に何してるの?」
「じゃあどんなプロポーズが理想かなって考えたら、ぱっと思いついたのだとやっぱり『一緒に死のうよ』とか、忽然と二人一緒に姿をくらますとかがいいなって」
「もう言ったじゃん。もっと遠回しだけど」
「そう、もう言われてて」
「今もう一回言おうか?」
「い、いい……。いいよ……」
(ニタリと笑いながら、着替えるそぶりをする)
「あれ夏の浮かれたテンションでもキツいから!! いいって!!」
「バレンタインでも俺近いこと言うらしいけど大丈夫?」
「メタい……。大丈夫じゃない……」
「でもそもそも『一緒に死のう』と『結婚しよう』は意味違うからね。自覚ある?」
「あ、ありまーす……」
「何それ?」
「こういう知識は与えられてないの? それとも嘘ついてる? ……とりあえずいいや、日本にはそう言って、恋人の両親から結婚の許可をもらう特別な挨拶みたいなのがあるんだよ。今時実際にやることはそんなにないと思うけど……」
「日本は近年まで、他のイエから夫の家系に『嫁に入る』って意識があったんだっけ。そこから来てる言葉?」
「そうそう。今の感覚からすると、自分は親のものでも家のものでもないって思うんだけどね。オベロンの方の文化でもこういうのってある?」
「ブリテンの話ってことかな。血筋を重視する婚姻でそういう感覚は多少あったかもしれないけど、それでも基本お互いの立場は対等だからね。自由恋愛ならなおさらだ。親への挨拶自体、改まってすることはないよ」
「なるほど〜」
「で、なんで急にこんな話振ってきたの?」
「自分の好きなものを再確認しようと思って、結婚にまつわる『あるある』なシチュエーションを考えてたんだけど」
「何してるの?」
「でもオベロンで想像したらどれも似合わなくて」
「本当に何してるの?」
「じゃあどんなプロポーズが理想かなって考えたら、ぱっと思いついたのだとやっぱり『一緒に死のうよ』とか、忽然と二人一緒に姿をくらますとかがいいなって」
「もう言ったじゃん。もっと遠回しだけど」
「そう、もう言われてて」
「今もう一回言おうか?」
「い、いい……。いいよ……」
(ニタリと笑いながら、着替えるそぶりをする)
「あれ夏の浮かれたテンションでもキツいから!! いいって!!」
「バレンタインでも俺近いこと言うらしいけど大丈夫?」
「メタい……。大丈夫じゃない……」
「でもそもそも『一緒に死のう』と『結婚しよう』は意味違うからね。自覚ある?」
「あ、ありまーす……」