小ネタ(終)9
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ハロー、みんな! 俺はオベロン・ヴォーティガーン! ちょっと幻覚とか見せるのが得意なだけの終末装置!
俺のマスターである***は俺に騙されると常軌を逸して喜ぶ。
だから今日はサプライズとして、クエスト先で幻覚を使って迷わせてみようと思うんだ! ただの素材集めだから、多少寄り道したって大丈夫!
……と、思っていたら、俺が何かする前に***が道に迷った。
「あれ……? さっきのとこで曲がるのであってるよね……?」
「……なんで迷ってるんだよ……」
「普段来ないフリクエだから……」
地図を表示して、***はうーん?と頭を悩ませている。今までもたまに、こいつ道理解してるのか?と怪しい時はあったが、どうやら本当に方向音痴らしい。
はあ、と息をつく。
「曲がるのはさっきのところじゃなくてその先のもう少し大きい道のほう。地図の見方ぐらい覚えろよ、なんで今まで困らなかったの?」
「なんでだろうね……? 気が抜けてるのかも」
今はイベントもなく、さらには夏が近づいて浮かれムードだ。気が抜ける条件は揃っている。──なんて、そんなことは些事で、***が気を抜く理由なんて分かりきっている。
「ほら、さっきのところまで戻るよ」
「うん。ありがとうオベロン、やっぱり頼りになるね」
俺のマスターである***は俺に騙されると常軌を逸して喜ぶ。
だから今日はサプライズとして、クエスト先で幻覚を使って迷わせてみようと思うんだ! ただの素材集めだから、多少寄り道したって大丈夫!
……と、思っていたら、俺が何かする前に***が道に迷った。
「あれ……? さっきのとこで曲がるのであってるよね……?」
「……なんで迷ってるんだよ……」
「普段来ないフリクエだから……」
地図を表示して、***はうーん?と頭を悩ませている。今までもたまに、こいつ道理解してるのか?と怪しい時はあったが、どうやら本当に方向音痴らしい。
はあ、と息をつく。
「曲がるのはさっきのところじゃなくてその先のもう少し大きい道のほう。地図の見方ぐらい覚えろよ、なんで今まで困らなかったの?」
「なんでだろうね……? 気が抜けてるのかも」
今はイベントもなく、さらには夏が近づいて浮かれムードだ。気が抜ける条件は揃っている。──なんて、そんなことは些事で、***が気を抜く理由なんて分かりきっている。
「ほら、さっきのところまで戻るよ」
「うん。ありがとうオベロン、やっぱり頼りになるね」