◇護衛チーム◆
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「なァ~~~凪子~~! この曲ちょーかっこいいんだぜえ!こっちに来てちょっと聴いてみてくれよォ~! 」
僕は正直に言ってナランチャが羨ましい。
アイツの様に素直に凪子に甘えられたらどれだけ幸せだろうか。
「はーい、ちょっと待ってね。すぐ行くから」
あなたもあなたですよ。全く。見ていてわからないんですか? ナランチャは曲を聞かせたいんじゃあなく、あなたにかまってほしい、……甘えたいだけなんですよ。それなのにあなたときたら……。
「はーい、お待たせ。なに聴いてるの? 」
「これはね~! 」
「わあっ! ナランチャ! くすぐったい! 」
はあああ!? アイツは!何してるんだあ一体!
凪子の膝の上に頭を乗せるなんて! いくらなんでもやっていいことと悪いことがあるだろう! 凪子もなんでアイツのあんな行動を許すんです!? ああっ、もうだめだ……怒りの衝動が押さえられないッ……!
「フーゴ、どうしたの? すごく険しい顔をしてるよ? どこか悪いの?」
愛しくて仕方のないあなたの声で僕は冷静さを取り戻した。
「あっ……いえ、別にそういうわけでは……」
「そういうわけじゃなくても、何かありそうな顔をしてるよ? 」
凪子はそういうと膝に乗ったナランチャの頭をそっとクッションの上に下ろし、僕の隣に座った。ナランチャの顔に目をやると、大きな目を吊り上げ口を歪めて恨めしそうに僕の顔を見ていた。
「もしかしてフーゴも甘えたかったの? ナランチャが羨ましくて焼きもちやいちゃった? 」
凪子は優しい声でそっと囁くと、はにかみながら僕の頭を優しく撫でた。完全に見透かされているじゃあないかッ! 僕としたことが……恥ずかしい……。でもそれ以上に嬉しい気持ちがとても大きかった。
「フーゴ、こっちにおいで?フーゴだって甘えたいときくらいあるよね」
ぽんぽんと音を立てて膝を叩かれなんかされてはもう行くしかない、それにこの機会を逃せば凪子に膝枕をしてもらえるチャンスなんかもう二度と来ないかもしれない。僕はぎこちなく体を動かし、彼女の膝に頭を乗せた。彼女の膝はふわふわと柔らかい感触で清潔感のある甘く優しい香りがした。
「嫌じゃあ……ないんですか……? 」
「うん? どうして? 可笑しなことを聞くのね」
彼女はふふっと小さく笑うと、僕の髪をくしゃくしゃと撫でた。とても心地が良い。ああ、この時間が永遠に続けば良いのになあ。そんなことは不可能なんだと頭では分かっていてもそれを願ってしまう。もし僕のスタンドの能力が時を止める力だったとしたら、この瞬間を間違いなく止めているだろう。そんな妄想が頭の中で生まれて消えた。
「凪子、一つだけお願いしても良いですか? 」
「珍しいね、いいよ。どんなお願い? 」
「また膝枕をしてもらっても良いですか? 」
しまった……! 居心地が良すぎて気が緩んでいたとはいえ、僕は一体何てことを言ってしまったんだ! 顔から火が出そうなくらいに恥ずかしいぞ!
「うん!もちろん。いつでも甘えてきて良いよ」
「言いましたね? 約束ですよ? …絶対です! 」
「うんうん、約束! 」
ナランチャが最早誰の顔かわからなくなるくらいに恐ろしい形相でこちらを睨んでいるのが見えたけれど、僕は気がつかないふりをした。
勢いであんなことを言ってしまったが後悔はしていない。何たってこれで次からは合法的に彼女に甘えることができるのだから。誰にも邪魔なんかさせません。 ナランチャにもジョルノにも……ちょっと恐いですがブチャラティにも。
「なァ~~! もうフーゴの番は終わりにしよーぜえー!」
「うるさいですよ! ナランチャ!今は僕の番です! ちょっと静かにしていてくれませんか!?? 」
僕たちがぎゃあぎゃあと騒がしく言い合っている様子を見るなり、凪子は幸せそうに微笑んだ。
あなたに触れたくて仕方がない点では似た者同士ですね。僕も。君も。
本当に僕らは似た者同士だ。
僕は正直に言ってナランチャが羨ましい。
アイツの様に素直に凪子に甘えられたらどれだけ幸せだろうか。
「はーい、ちょっと待ってね。すぐ行くから」
あなたもあなたですよ。全く。見ていてわからないんですか? ナランチャは曲を聞かせたいんじゃあなく、あなたにかまってほしい、……甘えたいだけなんですよ。それなのにあなたときたら……。
「はーい、お待たせ。なに聴いてるの? 」
「これはね~! 」
「わあっ! ナランチャ! くすぐったい! 」
はあああ!? アイツは!何してるんだあ一体!
凪子の膝の上に頭を乗せるなんて! いくらなんでもやっていいことと悪いことがあるだろう! 凪子もなんでアイツのあんな行動を許すんです!? ああっ、もうだめだ……怒りの衝動が押さえられないッ……!
「フーゴ、どうしたの? すごく険しい顔をしてるよ? どこか悪いの?」
愛しくて仕方のないあなたの声で僕は冷静さを取り戻した。
「あっ……いえ、別にそういうわけでは……」
「そういうわけじゃなくても、何かありそうな顔をしてるよ? 」
凪子はそういうと膝に乗ったナランチャの頭をそっとクッションの上に下ろし、僕の隣に座った。ナランチャの顔に目をやると、大きな目を吊り上げ口を歪めて恨めしそうに僕の顔を見ていた。
「もしかしてフーゴも甘えたかったの? ナランチャが羨ましくて焼きもちやいちゃった? 」
凪子は優しい声でそっと囁くと、はにかみながら僕の頭を優しく撫でた。完全に見透かされているじゃあないかッ! 僕としたことが……恥ずかしい……。でもそれ以上に嬉しい気持ちがとても大きかった。
「フーゴ、こっちにおいで?フーゴだって甘えたいときくらいあるよね」
ぽんぽんと音を立てて膝を叩かれなんかされてはもう行くしかない、それにこの機会を逃せば凪子に膝枕をしてもらえるチャンスなんかもう二度と来ないかもしれない。僕はぎこちなく体を動かし、彼女の膝に頭を乗せた。彼女の膝はふわふわと柔らかい感触で清潔感のある甘く優しい香りがした。
「嫌じゃあ……ないんですか……? 」
「うん? どうして? 可笑しなことを聞くのね」
彼女はふふっと小さく笑うと、僕の髪をくしゃくしゃと撫でた。とても心地が良い。ああ、この時間が永遠に続けば良いのになあ。そんなことは不可能なんだと頭では分かっていてもそれを願ってしまう。もし僕のスタンドの能力が時を止める力だったとしたら、この瞬間を間違いなく止めているだろう。そんな妄想が頭の中で生まれて消えた。
「凪子、一つだけお願いしても良いですか? 」
「珍しいね、いいよ。どんなお願い? 」
「また膝枕をしてもらっても良いですか? 」
しまった……! 居心地が良すぎて気が緩んでいたとはいえ、僕は一体何てことを言ってしまったんだ! 顔から火が出そうなくらいに恥ずかしいぞ!
「うん!もちろん。いつでも甘えてきて良いよ」
「言いましたね? 約束ですよ? …絶対です! 」
「うんうん、約束! 」
ナランチャが最早誰の顔かわからなくなるくらいに恐ろしい形相でこちらを睨んでいるのが見えたけれど、僕は気がつかないふりをした。
勢いであんなことを言ってしまったが後悔はしていない。何たってこれで次からは合法的に彼女に甘えることができるのだから。誰にも邪魔なんかさせません。 ナランチャにもジョルノにも……ちょっと恐いですがブチャラティにも。
「なァ~~! もうフーゴの番は終わりにしよーぜえー!」
「うるさいですよ! ナランチャ!今は僕の番です! ちょっと静かにしていてくれませんか!?? 」
僕たちがぎゃあぎゃあと騒がしく言い合っている様子を見るなり、凪子は幸せそうに微笑んだ。
あなたに触れたくて仕方がない点では似た者同士ですね。僕も。君も。
本当に僕らは似た者同士だ。