◇護衛チーム◆
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しゅわしゅわと音を立てるエメラルドグリーンの海越しに、ジョルノはただただ彼女に見惚れている。
テーブルの上に置かれたメロンソーダの入ったグラスの前に彼の端整な顔を近づけた。腕をテーブルに重ねその上に顔を乗せており、後ろに下がった椅子にだらしなく座っている。
彼女はいつもそうだ。彼女のまわりにはいつも誰かチームのメンバーがいる。
自分だけのものになってくれたら良いのに。
誰も凪子のことを好きにならないでほしい。誰も凪子に触れないでほしい。
「いやいや……一体何を考えているんだろうか僕は……」
彼女はとても魅力的な女性であるので、自分が彼女に心底惚れ込んでいるように、他のメンバーも彼女に対して同様の気持ちを抱いていてもおかしくはない。
カラン、と氷が揺れてグラスにぶつかり、涼しげな音が聞こえた。氷が溶けて少し薄くなったエメラルド越しに、ブチャラティが凪子に親しげに話しかける姿が見えた。
ジョルノはその瞬間ぼんやりとした自身の思考の世界から引き戻された。
「やめてくれ……他の誰かと親しくするあなたを見るのはとてもつらいんです」
ジョルノは溜め息混じりの低い声で小さく呟いた。我に帰ったのも束の間。彼は再び彼女のことでいっぱいの世界に戻っていく。
ああ、僕のだけのあなたになってくれないだろうか。
どうしたらあなたは僕だけのものになってくれますか?
そんなことを考えているうちに氷は溶けてグラスの中のエメラルドはどんどん薄くなっていく。
「ジョルノー?何ぼーっとしてるんだ?」
ミスタがジョルノの肩にぽんと手を置いた。
「うわっ!全然飲んでないのに氷は全部溶けてるし、おまけに炭酸も抜けてるぞ! 勿体ねえなァ~~オイ~~! 」
ミスタには大変失礼な話だが口を動かすのが面倒だったので、もうそんなに時間が経ったのか、とジョルノは頭の中で彼に返事をした。
ジョルノは指でコツンとグラスをつつきながらこう言った。
「本当に。僕もエメラルド色の君も気が抜けてしまいましたね。」
その後。
炭酸の、気の抜けたメロンジュースは同じように気の抜けた黄金色の髪の少年によって飲み干された。
テーブルの上に置かれたメロンソーダの入ったグラスの前に彼の端整な顔を近づけた。腕をテーブルに重ねその上に顔を乗せており、後ろに下がった椅子にだらしなく座っている。
彼女はいつもそうだ。彼女のまわりにはいつも誰かチームのメンバーがいる。
自分だけのものになってくれたら良いのに。
誰も凪子のことを好きにならないでほしい。誰も凪子に触れないでほしい。
「いやいや……一体何を考えているんだろうか僕は……」
彼女はとても魅力的な女性であるので、自分が彼女に心底惚れ込んでいるように、他のメンバーも彼女に対して同様の気持ちを抱いていてもおかしくはない。
カラン、と氷が揺れてグラスにぶつかり、涼しげな音が聞こえた。氷が溶けて少し薄くなったエメラルド越しに、ブチャラティが凪子に親しげに話しかける姿が見えた。
ジョルノはその瞬間ぼんやりとした自身の思考の世界から引き戻された。
「やめてくれ……他の誰かと親しくするあなたを見るのはとてもつらいんです」
ジョルノは溜め息混じりの低い声で小さく呟いた。我に帰ったのも束の間。彼は再び彼女のことでいっぱいの世界に戻っていく。
ああ、僕のだけのあなたになってくれないだろうか。
どうしたらあなたは僕だけのものになってくれますか?
そんなことを考えているうちに氷は溶けてグラスの中のエメラルドはどんどん薄くなっていく。
「ジョルノー?何ぼーっとしてるんだ?」
ミスタがジョルノの肩にぽんと手を置いた。
「うわっ!全然飲んでないのに氷は全部溶けてるし、おまけに炭酸も抜けてるぞ! 勿体ねえなァ~~オイ~~! 」
ミスタには大変失礼な話だが口を動かすのが面倒だったので、もうそんなに時間が経ったのか、とジョルノは頭の中で彼に返事をした。
ジョルノは指でコツンとグラスをつつきながらこう言った。
「本当に。僕もエメラルド色の君も気が抜けてしまいましたね。」
その後。
炭酸の、気の抜けたメロンジュースは同じように気の抜けた黄金色の髪の少年によって飲み干された。