◇護衛チーム◆
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甘酸っぱいベリー。蕩けるようなカスタード。紅茶。
午後3時のティータイムに相応しい香りが部屋の中に漂っている。
「お茶の用意ができましたよ。」
「任務の帰りに上等の茶葉をもらったんでな。皆で頂こう。」
ジョルノとブチャラティがお茶の用意をしてくれたらしい。テーブルに続々と他のメンバーも集まってきた。
「上に乗っかるイチゴの数が4にならないように気をつけてカットしてくれよ!?」
「ほう、今日は苺とベリーのタルトですか。勉強したあとに食べる甘いものは格別ですね!ナランチャ!」
「もう~~!たくさん頑張ったからヘトヘトだよお~~~!」
「値の張る茶葉だけあって、香りも格別だな。」
それぞれの前にティーカップとタルトの乗った皿が並べられた。すると何処からか白い羽の小さな蝶が飛んできて凪子のカップの縁にとまった。
蝶はそのままキラキラした水晶の様なものに姿を変え、カップの底にぽちゃんと小さな音を立てて沈んでいった。
「どうですか凪子?氷砂糖をレモンのシロップ漬けにしたものを蝶に変えてみました。美しいでしょう?」
「すごいよジョルノ!もっと見せて!」
ジョルノは他のメンバーのカップにも氷砂糖の蝶を向かわせた。
「腹がいっぱいになったせいか…眠く…なってきたな…」
ブチャラティは長い睫毛の生えた瞼を今にも閉じさせてしまいそうな様子だった。
「ブチャラティ、お前は昨晩から不眠で任務に当たっていたろう?…少し昼寝でもしたら…どう…だ……」
アバッキオはそうブチャラティに話しかけるとそのまま眠り込んでしまった。アバッキオ以外のメンバーも皆そのまま眠りについてしまった。
唯一人。ジョルノを除いては。
「やっと僕以外全員が眠ってくれました。ふふ、君たちのお陰です。」
ジョルノはそう呟くと、レモンのシロップに漬かった氷砂糖をいくつか取り出して蝶に変えた。
「このシロップはね。ただのレモンのシロップじゃあないんですよ。特別なんだ。」
蝶がジョルノの頬を掠め、ふわりと指先にとまった。
「ちょっとばかり催眠作用のある成分も入っていてね。大丈夫だ。本当にちょっとばかりの量ですから……皆さん、僕の為に少しの間眠っていてくださいね。」
そういうとジョルノはそっと凪子に近づき自身の唇を彼女のそれに重ねたのだった。
午後3時。甘い魔法がかけられた。
午後3時のティータイムに相応しい香りが部屋の中に漂っている。
「お茶の用意ができましたよ。」
「任務の帰りに上等の茶葉をもらったんでな。皆で頂こう。」
ジョルノとブチャラティがお茶の用意をしてくれたらしい。テーブルに続々と他のメンバーも集まってきた。
「上に乗っかるイチゴの数が4にならないように気をつけてカットしてくれよ!?」
「ほう、今日は苺とベリーのタルトですか。勉強したあとに食べる甘いものは格別ですね!ナランチャ!」
「もう~~!たくさん頑張ったからヘトヘトだよお~~~!」
「値の張る茶葉だけあって、香りも格別だな。」
それぞれの前にティーカップとタルトの乗った皿が並べられた。すると何処からか白い羽の小さな蝶が飛んできて凪子のカップの縁にとまった。
蝶はそのままキラキラした水晶の様なものに姿を変え、カップの底にぽちゃんと小さな音を立てて沈んでいった。
「どうですか凪子?氷砂糖をレモンのシロップ漬けにしたものを蝶に変えてみました。美しいでしょう?」
「すごいよジョルノ!もっと見せて!」
ジョルノは他のメンバーのカップにも氷砂糖の蝶を向かわせた。
「腹がいっぱいになったせいか…眠く…なってきたな…」
ブチャラティは長い睫毛の生えた瞼を今にも閉じさせてしまいそうな様子だった。
「ブチャラティ、お前は昨晩から不眠で任務に当たっていたろう?…少し昼寝でもしたら…どう…だ……」
アバッキオはそうブチャラティに話しかけるとそのまま眠り込んでしまった。アバッキオ以外のメンバーも皆そのまま眠りについてしまった。
唯一人。ジョルノを除いては。
「やっと僕以外全員が眠ってくれました。ふふ、君たちのお陰です。」
ジョルノはそう呟くと、レモンのシロップに漬かった氷砂糖をいくつか取り出して蝶に変えた。
「このシロップはね。ただのレモンのシロップじゃあないんですよ。特別なんだ。」
蝶がジョルノの頬を掠め、ふわりと指先にとまった。
「ちょっとばかり催眠作用のある成分も入っていてね。大丈夫だ。本当にちょっとばかりの量ですから……皆さん、僕の為に少しの間眠っていてくださいね。」
そういうとジョルノはそっと凪子に近づき自身の唇を彼女のそれに重ねたのだった。
午後3時。甘い魔法がかけられた。
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