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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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包みを開けるとそこから一本の瓶が出てきた
「香水...?」
「つけてみて下さい。」
言われた通りに香水を手首に吹きかけると、懐かしい香りが広がった
「竜崎...これって...」
「あなたと初めて肩を並べて講義を受けた時に、私がつけていた香水です。」
そう...
この甘くて良い香り...
覚えてる。
初めて竜崎と逢った時の香りだ...
そして、初めて竜崎と肌を合わせた時の香り...
竜崎は照れくさそうに髪を弄っていて
ぼそぼそと話し始めた
「私を忘れて欲しくないんです。これからキラ事件解決に向けて、逢えない日も増えるかもしれません。
でも、その時はその香水をつけて私のことを思い出して欲しいんです。
香りと記憶は結びつきやすいものです。
だから、その香水をNo Nameにと思いまして...」
「うん...」
「南空さんの事も、別に隠していたわけではありません。南空さんとは、以前一緒に事件を解決した事もありますから。」
「そうなの!?凄いんだね!!」
南空さんの方を見ると優しい笑顔で微笑んでくれた
「そして南空さんには、ちゃんと婚約者もいます。ですから、浮気とかそういう低レベルな心配は無用です。」
「はい...ごめんなさい...」
「でも実際に不安にさせてしまったワケですし、本当にすみませんでした...
サプライズのつもりだったんですが...
No Nameは鋭いですね。」
「いや、普通怪しいと思うでしょ」
「竜崎、あなたは本当に人間らしくなったわね。前とは別人みたい。」
「煩い...」
「No Nameさん、内緒にしていてごめんなさい。私は日本に戻ってきたばかりなんだけど、竜崎から連絡が来て。
一人じゃ買い物出来ないから、ついて来て欲しいって頼まれたんです。」
「.......。」
「確かに竜崎って怪しいから、一人だと捕まりそうだしついて来たんだけど、サプライズなんて考える柄じゃないし、はじめからNo Nameさんと一緒に来れば誤解も生まなかったのに...」
「...はい。すみません。」
一通り説明すると、南空さんは帰って行った
何か憧れちゃうな...
あんな人...
「私達も帰りましょうか...」
「うん。」
..