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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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竜崎と連絡を絶って5日目の昼過ぎ
家の呼び鈴が鳴り
荷物が届いた
差出人は
書いていなかった
包みを開けると
中からは大量のお菓子が出てきた
「なにこれ...こっわ~...ストーカー...?
賞味期限過ぎてるんじゃないの...?
捨てよう...」
中身を全て取り出してゴミ箱へ向かい中身を捨てた
すると
空になった箱の一番下に封筒が入っていたのだ
「手紙...?
益々こっわ~...」
恐る恐る封筒を開けると
中からは
5日前に返した鍵と入館証が出てきたのだ
「竜...崎?」
ゴミ箱の中を良く見ると
竜崎の好物のお菓子ばっかりだった事に気がつく
「竜崎...」
涙目になりながらゴミ箱からお菓子を拾い口に含んだ
「甘いよ...竜崎...」
あたしは鍵と入館証を握り締め
本部へと向かった
「やっと入れた...」
無事にセキュリティー を抜ける事が出来て
5日振りに本部の空気を吸う
「鍵をあたしに渡すって事は、部屋に入っても良いって事だよね...?」
二回ゆっくりとノックをしてから
ドアノブを回す
中は暗くてよく見えない
竜崎は居ないのかな...?
「り...竜崎?居ないの...?」
そう言った瞬間に部屋に明かりが灯り
眩しくて目を瞑ってしまった
目を開けられないあたしの手を握り
ゆっくりと部屋の中に案内された
多分ベッドだろう
フカフカな場所に座らされ
漸く目を開ける事が出来た
「え...?なにこの部屋...」
そこは以前の竜崎の部屋とは見違える程綺麗になっていて
家具の配置まで変わっていた
「部屋の模様替えをしまして...」
「見れば分かるけど...」
「模様替えをしたかったので、暫く会えないという話を...
それで、漸く今日終わったので連絡を...」
「ぷっ...」
思わず吹き出してしまった
何その言い訳
子供かっ!
どんな顔をしてあたしを見れば良いのか分からない
といった表情をしている竜崎を抱き締めた
「No Name...」
「淋しかったよ...竜崎....」
私もです
と言って抱き締める力を強める竜崎
「No Name...逢いたかったです...」
「あたしもだよ...」
「喧嘩をしていても、貴女の存在はとても大きくて...
貴女が居なくては、私は全て手付かずになってしまいます...」
「喧嘩をしてるからって、竜崎が嫌いになったとかそういうんじゃないんだよ...
でも最近は本当に喧嘩多くなっちゃってたね...
ごめんね...」
「いえ...
私も情けない部分がありましたから...」
仲直りのキスをして
そのままベッドへ倒れ込んだ
「やっば...
鍵掛け忘れたかも...」
「大丈夫です。
オートロックですから」
「あら頼もしい」
数えきれないくらいのキスをして
貴方でいっぱいになる
竜崎...
大好きだよ...
逢えなかった5日間も
色々勉強になったし
今となっては良い思い出です
貴方が大好きだって
再確認出来たから...
end.