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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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何時間泣き続けていたのだろうか
部屋の中が真っ暗だ
今日の分の捜査は終わっているから
家に帰ろうか
少しゆっくり休んで
頭をすっきりさせたかった
携帯を開くと
23時を回っている事に気付いた
まだ終電までは時間があるが
あたしは本部を後にした
この部屋に居ると
竜崎と連絡を取りたくて仕方なくなる
だから
足早に家へと向かった
その夜は夢を見た
竜崎が出てきたような気がするけど
あまり覚えていなかった
支度をして本部へ向かう
同じ建物内だし
" もしかしたら何処かで竜崎に会えるかもしれない "
という期待も多少あった
でもあたしは
彼を甘くみていたのだ
ビーッ......
何度指紋の照合や瞳の照合を行っても
セキュリティーを抜けられないのである
左右の指全てと両目
何度試しても一向に扉は開かない
「まさかねぇ...」
暫く扉の前で佇んでいると
モニター越にワタリさんが現れた
「No Nameさん、竜崎からの伝言です。
そちらのボックスの中に、プライベートルームの鍵と本部への入館証を入れるように。
との事です」
「は...はぁ?」
言葉が出なかった
あたしを本部への出入り禁止にするわけ?
子供か!
何か
悲しいを通り越してムカついてきた
ボックスの中に指定の物を投げ入れ
あたしは元来た道を引き返した
「竜崎の奴...!徹底的にシカトするつもりなんて...」
仕事もなくなっちゃったし
これから何をして過ごそう...
今まであたしって
暇な時は何をしてたんだっけ...
竜崎と会う前は
あたし何してたんだっけ...
目的も失い途方に暮れながら
家へと戻った
「竜崎...よろしいのですか?」
「構いません」
「何故このような事になっているのです...?」
「今は会わない方が良いんです...!彼女の為にも」
「自分の気持ちを守りたいからでしょう...?」
そう言い残し
ワタリは部屋を後にした
「煩い...」
誰も居なくなった部屋で
独り呟く
「こうやって貴女を徹底的に遠ざけるなんて、子供じみている事くらい分かっています...
でも...あんな事を言ったのは私ですから...」
本当は今すぐ会って抱き締めたい
でも躯が動かない
自分の性格が恨めしい
誰よりも愛しい貴女に
気持ちを伝える事も出来ない...
沢山泣かせてしまった...
すみません...
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