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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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文句を言い終わって
沈黙が訪れる
最初に沈黙を破ったのは竜崎の方
溜め息の後の言葉に
目の前が真っ暗になった
「暫く会うのを控えましょう」
「...逃げるの?」
今までどんな喧嘩をしても
決して竜崎からは言われた事のない言葉が放たれた
「逃げ...ではありませんが、私達はここのところずっとこの調子です。
暫く距離を置いた方が良いと、私は思っています。」
「なによそれ...暫くってどれくらい...?」
また竜崎から溜め息が溢れる
「さぁ...?どのくらいでしょうか...?検討もつきませんね」
「竜崎はそれでいいわけ?
あたしに会えなくても平気なの...?」
「それが分からなくなったから、暫く距離を置きたいと言っているんです。」
あたしの言葉を遮り
珍しく大きな声を上げた竜崎に
反射的に躯がビクついた
毎日顔を合わせていたからこうなったの...?
会う頻度を二人で話し合って二人共納得したから
こういう形で会っていたんじゃなかったの...?
ねぇ竜崎...
いつから
あたしの事を
そういう目で見てたの...?
喧嘩が多くなったから
あたしの事が鬱陶しくしくなった...?
ねぇ...
答えてよ...
貴方の口から
違います
って言ってよ...
「私の話は以上です。
それでは。」
「ま...待ってよ!」
話を引き伸ばしても
どうしようもない事も分かってる
でもここで竜崎が行っちゃったら
次はいつ会えるか分からない
だからお願い...
あと少しでいいから...
貴方の傍に居させて...
「まだ何か?」
気だるそうに顔だけ振り返る竜崎
「必ず連絡して...竜崎からの連絡待ってるから...
あたしからは絶対しないから...
だって距離を置きたいって言ったのは、竜崎なんだからね...
だから...」
「連絡ですか...?本当に暫くしないと思いますよ。」
「...それでも、待ってるから」
貴女のしたいようにして下さい
と言って
竜崎は部屋から出て行った
急に部屋がガランとして
広く感じる
ベッドルームに行くと
シーツには竜崎の香りがいっぱいだった
シーツに顔を埋めて泣いた
さっきまで会ってたのに
もう会いたい
でも
暫く会えないんだ...
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