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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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ドクターから麻痺が残ると宣告されたNo Nameは
どんどん闇へ堕ちていった
リハビリをしていても
ご飯を食べていても
その瞳には何も写っていない
そして
退院の日がやってきた
「ありがとうございました。ドクター」
私が挨拶すると
No Nameは軽く頭を下げただけで
すぐ俯いてしまった
「本当にワタリを呼ばなくて良いのですか?」
また貴女は頷くだけだった
私は車椅子を押して
家へと向かった
「寒くないですか?」
「......」
また貴女は頷く
家へ着くと
私はドクターに教わった手順で
No Nameを椅子へと座らせた
「痩せましたね...」
向かい合わせで座っても
貴女は俯いてばかりだ
「目を見て下さい。No Name」
「.....」
「何か食べますか?」
「......」
何を投げかけても
貴女から返事は返って来ない
苛々が募る
「何でも言って下さい」
No Nameの隣へしゃがみ込み
手を握る
「もう...面倒なんでしょ...?私の事なんて.....」
「No Name...」
「優しくしないでよ...」
「......」
「障害者みたいな...扱い方しないでよ...」
「No Name...」
「私を見てよ....!」
握っている手を振り払った反動で
車椅子ごと転倒するNo Name
「っ....笑えば良いじゃない...こんな..醜いの...」
ガタッ....!
倒れているNo Nameの手を掴む
「目を逸らしているのは、貴女の方でしょう?
....私を...見て下さい....No Name...」
「L.....」
「私は何も変わっていません...
貴女への気持ちも...貴女を見る目も...
だから、ちゃんと見て下さい...」
「L....」
No Nameを抱き締めて
沢山キスをした
「ごめんなさい...L...」
「私を庇ってくれた貴女を...
手放すわけないじゃないですか...」
もう止められない
貴女の体温が心地良くて
ずっと触れていたい
「無理はさせません。絶対にさせません...
だから..抱かせて下さい....」
細い躯を抱き締めて
沢山のキスを繰り返す
.