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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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道には枯れ葉が散っていて
どこか寂しく
次の季節を思わせる
この道はもうNo Nameと何度も歩いている
定番のデートコースだ
「休憩しますか?」
「ううん。大丈夫。」
零す笑顔の一つ一つが私だけのものだと思うと
顔が緩んだ
「どうしたの?」
不思議そうに顔を覗き込んでくる貴女
急に恥ずかしくなった
「何でもないです...」
照れ隠しで鼻を掻き
また道を歩く
空模様が怪しくなってきた
雨が降るかもしれない
「今年...あんまり雪降らないね」
「雪が好きですか?」
「何か嬉しくならない?」
「早く降ると良いですね」
雪が降ったらまたこの道を二人で歩こう
手を繋いで
どこまでも一緒に....
「...L!危ない....!!」
....ドンッ
一瞬何が起こったのかも分からなかった
気付いたら私は地面に倒れていた
繋いでいた手は
離れてしまった
いや、違う
私はNo Nameに突き飛ばされたのだ
「なんですか一体...痛いですよ...」
振り返ると
そこは一面が血の海
真っ赤な海の中心には
愛しい貴女がいた
「....No Name...?」
状態が分からず狭い視野で気付かなかったが
ガードレールにはトラックが衝突していた
「まさか...私を庇って...?」
いつから降り出したのだろうか
雪が薄く積もっている
「No Name...貴女の好きな雪です...ちゃんと見て下さい.....No Name....」
お願いです...
目を覚まして....
一緒に雪を見ようって
約束したじゃないですか...
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