page.42 空のしましま
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「結構広いんだね」
「気に入りましたか?」
「うん」
私の笑顔を見ると
竜崎は「良かったです」と言って操縦桿を握った
「では行きます」
「はい!」
ちょっと恐かったけど
竜崎の操縦するヘリは
みるみるうちに上空へと上がっていく
「うわぁ~...綺麗...」
「良かったです」
見渡す限りの青空
下を見ると街が広がっている
まるでここだけは
別の世界のようだ
「そろそろ夕日が見れるかもしれません。海の近くまで行ってみますか?」
「うん...」
空に見とれたまま
返事をする
きっと昔は
こんなふうに陰りがない空だったんだ
でもいつからか
テレビやパソコンが普及してきて
空はしましまに覆われた
「No Name、着きましたよ」
「うわぁ....」
そこには
一面の空と海
空が綺麗だと
海も真っ青でとても綺麗
「そろそろ日没です」
一番綺麗な瞬間を
目に焼き付ける
「海は...空を写す鏡なんですよ」
「鏡?」
「はい。空が泣くと海も泣きます。
こんな風に日没になると、海も一面オレンジ色に染まります。」
「本当に綺麗だよ...ありがとう..竜崎...」
そう言うと竜崎に抱きしめられた
「竜崎..操縦桿離しちゃ..」
「オートに切り替えます...」
「んっ....」
竜崎の匂いに包まれて
甘いキスを交わして
綺麗な空を見る
「竜崎...私、幸せ...ありがとう..」
「No Name...私も幸せです...」
操縦はオートに任せて
私達は幸せな時間を過ごした
また空を見たくなったら此処に来よう
竜崎と二人で
此処は私達だけの秘密の場所...
二人で過ごせる
幸せの場所...
end.