page.42 空のしましま
夢小説の詳細詳細
⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
*裏小説につきましては、R-18となっております
*感想は、掲示板までお願い致します
↑old
↓new
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ねぇ竜崎、見て?」
「何ですか?No Name」
「ほら...」
窓から空を見上げると
一面に広がるしま模様
「何で、こんなに空は電線だらけなんだろうね...」
「仕方ないでしょう。電気がなければ生活は出来ません」
昔の人は火鉢や暖炉で火を起こしてたんだよね...
いつからこんなに
空はしましまになっちゃったんだろう...
「電柱、邪魔だよね...」
「仕方ないですよ。電柱を地中に埋めるには、莫大な費用が掛かります」
きっとパソコンやテレビが普及し始めてから
空はしましまになっちゃったんだ
上を見上げてもしましまがいっぱいで
綺麗な空を見られない
しましまに邪魔されて
見られない...
更に空に広がるしましまには
沢山のカラスがとまっている
空がもっと暗くなる
「カラスー!あっちいけ~!」
「No Name...何やってるんですか...」
竜崎に呆れられても
私は綺麗な空が見たかった
雲一つなくて
濁りのない
綺麗な空を...
「綺麗な空が見たいな...。ね?竜崎...」
「綺麗な空ですか...?」
「うん...」
「では、行きましょうか」
竜崎は私の手を引いて歩き出した
向かった先はエレベーター
「何処に行くの?」
「最上階です」
最上階と言えば展望台がある
きっと竜崎はそこへ連れて行ってくれるんだ
久しぶりにしましまに邪魔されずに
空が見れるかもしれない
「あれ?」
着いた場所は最上階よりも更に上のヘリポートだった
「乗って下さい」
「う、うん」
竜崎ってヘリの操縦出来るのかな
ちょっと不安だったけど
ヘリに乗り込んだ
.