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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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「今日のNo Nameは変です」
喫茶店を出ると、目も合わせずに竜崎が言った
「どこか上の空ですし、何かあったんですか?」
「それは...」
急に竜崎の匂いに包まれた
「竜崎?!どうしたの?」
「何でも話すという約束を、貴女は忘れてしまったのですか?」
そう。
竜崎には何でも話すと約束していた。
でもこの事だけは...
こんな事、言っても信じて貰えないかもしれない
そっと腕が解かれ
「話したくないなら結構です。無理に誘ってしまい、申し訳ありませんでした」
と言うと、竜崎は振り向きもせず行ってしまった
心の中では、何度も行かないでと叫んだ
でも貴方に届く筈もない
竜崎からは何も貰っていないのに、竜崎は離れていってしまった
無意識のうちに、何か貰っていただろうか...
もう分からない...
貴方まで失ってしまったら、私はまた独りだ...
何日塞ぎ込んでいたんだろう
あれから竜崎とは、連絡を取ってはいなかった。
電話なんか出来る筈ない。
こんなどうしようもない女、竜崎に会う資格ないよ...
.....プルルル
家の電話が鳴るなんて珍しい。
また勧誘かな...
「もしもし?」
「私です」
....竜崎!
「貴女にあげなくてはならない物があります。今から本部に来て下さい。ロックは****で解除出来ます。では後程」
一方的な会話で、電話は切れてしまった
顔を合わせ辛いけど、待たれてたら行くしかないよなぁ...
あまり浮かない気持ちで、部屋を後にした。
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