「いやぁ！！！Ｌ！！」



その場にしゃがみ込み
私を揺するNo Name



「お願い！死なないで！Ｌ！！」
「.......」

「Ｌがいなくなったら...私...独りぼっちだよ...」
「.......」

「Ｌがいてくれたから、私頑張ってこれたのに...苦しくても...Ｌがいたから....」
「.......」


「信じてないなんて嘘なの....構って欲しかったの...」
「悪い子ですね」


「ごめんなさい......え...？」
「本当に反省してますか？」




何食わぬ顔で起き上がる私を
呆然と見ているNo Name


「全く...貴女を残して死ねるわけがないでしょう？」

「......Ｌ...」




「No Nameが悩んでいる事も分かりました。これからは、二人で乗り越えていきましょう」
「うん...Ｌとなら...恐くない...！」




闇に怯えている貴女
泣いている貴女
笑顔の貴女


どれも、愛しい貴女です...


早く貴女を
痛みから解放させたい...


そしたら
本当の笑顔を見せて下さい......










end.