page.36 痛み
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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
*裏小説につきましては、R-18となっております
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「L....」
私はカッターの刃を握った
掌からは
血が溢れる
「貴女をこれ以上...傷だらけにしたくないんです...」
更に刃を握り締めながら
ゆっくりとNo Nameに問いかける
「何故...自分を傷つけるのですか?」
No Nameは涙を流しながら
ゆっくりと口を開いた
「恐いの.....」
「恐い?」
「自分が...消えちゃいそうで...」
私は掌に刺さっているカッターを抜き
No Nameを抱き締める
「貴女は消えません...消えそうになっても...私が何度でも連れ戻します...」
「L....」
「だからもう...自分を傷つけるのは止めて下さい...」
「そんなの嘘...Lだって...私が邪魔なんでしょ?」
「No Name...」
「優しくしないで!余計惨めになるよ!」
No Nameは自分の喉に
カッターを突きつけた
「もう嫌...誰にも必要とされないなら...死んだ方が良いよ!」
「...それが貴女の答えですか」
私はNo Nameからカッターを取り上げ
自分の胸に突きつけた
「私は貴女を必要としています。口で言っても分かって頂けないようなので、今から証明します」
「どうやって証明するって言うのよ...」
「貴女の為に、この命を捧げます」
カッターを突きつけ
瞳を閉じる
「ちょっと...待ってよL...!」
「No Name...愛しています...何処へ行っても.....」
.....グサッ
.