page.36 痛み
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⭐︎L完全溺愛夢小説
裏~激裏・シリアス中心
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捜査を終え部屋に向かう
今日こそは
No Nameとちゃんと話をしよう
そう思い部屋のドアを開けた
「No Name?」
真っ暗な部屋
No Nameの姿はない
玄関
キッチン
リビング
私は順番に部屋に明かりを灯していく
寝室の前まできて
足が止まった
中からは
No Nameの啜り泣く声が聞こえる
....コンコン
「No Name?入りますよ?」
返事がなかったが
私はドアを開けた
部屋は真っ暗だ
「どうしたんです?電気もつけないで...」
私がスイッチに手を伸ばした時
No Nameは叫んだ
「やめて!!!明かりをつけないで!!!!」
「一体どうしたんですか?顔を見せて下さい」
No Nameの制止に構わず
部屋に明かりを灯す
「........No Name....」
真っ白なシーツに
真っ赤な血痕
「No Name!まさか!」
私はNo Nameの腕を掴み
傷口を見る
そこには痛々しい程につけられた
無数の傷跡
傷口からは鮮血が溢れ出ている
「何故、こんなに深く切ったのですか!死んでしまいますよ!」
「お願い死なせて!もう生きていたくないの!」
No Nameは
ベッドの上に転がっているカッターを取ると
再び手首に傷をつけようとした
「No Name!!!」
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